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今まで申請した科研費申請書の墓場【2024年度】

[加筆・編集: 2024.3.25]

2014年 (2015年度分) から科研費を申請しています.
ただし,獲得できたのは1度だけ.

科研費を通らない研究者の申請書なんて,興味がないかもしれませんが,墓場として置いておきますので,気になる方は拾って頂ければと思います.

不採用ではありますが,時間をかけて作成したものなので,少しばかりお気持ちを頂ければ幸いです.

なお,もし気になるアイデアがあれば,持っていってください.

私の研究者情報はこちら→https://researchmap.jp/ssk1126

申請研究タイトルは以下の通り.年は申請年度.

2014年 若手研究B 「なぜかタイトル失念:女子アイスホッケー選手のコンディショニングに関する研究」

不採用 [評価紛失,確かBくらい]

【自己評価】
初めて作成した科研書類.「研究助成をもらうための文章」にそもそもなっておらず,自分本位の体裁となっていたと思います.
対象者が「女子のアイスホッケー選手」というスポーツ栄養分野ではあまりデータがなく,新規性はあると思っていましたが,そもそも,そこは評価の焦点とするのはむつかしいのかもしれないと,結果を見たあとに感じました.
科研申請に慣れた先生に添削をお願いして,多くの指摘をもらいながら作成しましたが,単純に様々な力不足.

2015年 若手研究B 「女性ジュニア氷上競技選手における月経およびスポーツ貧血に関する研究」

不採用 [評価紛失,確かAで少しやる気が出た]

【自己評価】
2回目の申請書作成.前年の反省を活かして,タイトルから分かるように,研究の焦点を絞りました.
文章も前回の申請書よりは少し慣れて,自分本位ではなく,評価者の先生の読みやすさに気をつけましたが,読み直してみるとまだまだ…
近年,女性スポーツ選手に対する支援が広がっており,そのような点も含めて,自分自身の研究フィールドであった女性のジュニア選手を対象としてみましたがむつかしかった.
文章力もまだまだであったし,説得力と自分自身の研究遂行力のなさで落ちていると思う.

2016年 若手研究B 「冬季スポーツへの応用を目指した寒冷曝露前の体温維持を目的とした栄養補給法の検討」

採用 (2年間)

【自己評価】
周りの若手の先生から,「若手研究は,3年出せばなんとかなりますから頑張りましょう」という言葉を信じて,3回目の申請書作成.やっと通った.
前2回からテーマを変更して,私自身がサポートで感じていた冬季スポーツ現場の課題解決の研究にしました.割と面白いテーマだったと思う.
書き方も慣れてきて,比較的わかりやすく書けていたと感じるが,3年目のジンクス的なものだろうと,自分自身の研究への思考や執筆能力が上がったとは考えませんでした.
この申請で工夫したことの一つとして,申請区分を変えた,ところでしょうか.前2回はスポーツ科学で出していましたが,本研究は,食生活学にしました.
毎年頑張って出してよかったと思っている.

2019年 若手研究 「氷点下環境で実施するウォーミングアップ前の体温維持を目的とした飲料の検討」

不採用 [評価A (上位20%以内)]

【自己評価】
前回の研究を発展的に探索しようと設定したテーマで書類作成.見事に撃沈.
ただ,評価はA.あと一歩という感じで,落胆はあったが継続して申請すればなんとかなるかもしれないと希望は持っていた.
文章等の見せ方は,本当にそれなりになってきたのだろうと思うが,この頃から「業績」がないことが,足りないあと一歩,であるように強く感じました.
採用して頂いた研究のデータをまとめていましたが,なかなか論文化することができず,学会発表にとどまってしまっていることは,評価の先生方に対する心象は悪いだろうと思います.

2020年 若手研究 「寒冷環境下で実施するウォーミングアップ前のコンディショニング方法の基礎的検討」

不採用 [評価A (上位20%以内)]

【自己評価】
研究の内容は,前回不採択だった内容を加筆修正する形で申請.今回も上位の評価をもらえているので,書き方や伝え方の方向性は間違っていないと思っています.
これも不採択だった理由は明確で,「業績不足」だと思っています.
業績...

2021年 基盤C 「温飲料摂取は寒冷環境下におけるウォーミングアップの効率化に寄与するのか?」

不採用 [評価B (21〜50%以内)]
若手研究への応募資格が終わり,初めての基盤への申請.
評価はBに下がったが,若手→基盤なので当然だろうと納得はしている.
研究テーマも2019, 2020と大きく変更はしていないが,文章や図などの修正を行って申請.「審査の際「2 (やや不十分である)」又は「1 (不十分である)」と判断した項目(所見)」の項目が今まで以上に厳しく評価されていたので,やはり「業績」がなく,「研究遂行能力がない」と判断されているのだと思う.
大学業務等とも重なり,若干このあたりで科研申請への気持ちが切れた.

2023年 基盤C 「スポーツ実施者における運動誘発性食欲不振の抑制を目指した身体冷却効果の検証」

不採用 [評価待ち]

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