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人工心肺シミュレーション

ついに、いまの病院でVA-ECMOを導入する訓練をできました。

VA-ECMOは、人工心肺のことで、
これがあれば心臓が止まった人の心臓と肺の代わりをすることができ、
その間に心臓の治療をする時間を稼ぐことができます。

本来は3次医療機関、救命救急センターのある病院で行うものですが、
安房地域で最も人口が多い館山市ではいままで人工心肺を使うことができず、
鴨川の亀田総合病院か、君津中央病院に行くしかありませんでした。
しかし、人工心肺は心臓が止まってから制限時間があり、
館山から鴨川/君津へ運ぶ時間は死活問題です。
また心臓カテーテルを行う際の安全確保のためにも使うことができます。

安房地域医療センターでVA-ECMOの入院管理はできないため、
導入して、そのまま救急車で亀田総合病院などに転院する予定です。

次回は、この人工心肺装置を救急車に搬入する訓練をします。

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