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t+pazoliteのアルバムがすごい件

どうも、筐体音ゲーもそこそこ好きなSasakiです。

僕は音ゲーの曲をプレイリストに入れて聴くことが多いんですが、それは曲のリズムを確認するというような実践を見据えた理由もあったりします。まあ単純に聴いてるとテンションが爆上がりして作業が捗るんですよね。最近はAir Pods Proを使っているので作業への没入度は年々高まる一方です。

そして、この年の瀬になると毎回そわそわするイベントがあり、それが「t+pazolite氏の新アルバムが出る」というやつ。

音ゲーマーで知らぬ者はいないであろう著名なサウンドクリエイターですが、毎年だいたい年初めくらいにアルバムを出しています。それが楽しみというわけです。

毎回CDが家に届くまでウキウキなわけですが、ファーストインプレッションを大事にしたいので上記のツイートの音源もまだ聴いていません、というか聴けません。

聴いていてハッピーほわほわになるような楽しい曲が沢山あるので毎年耳が幸せなんですが、なぜこんなにも新アルバムが待ち遠しいのか、CDをあまり買うことが無かったSasaki視点からお伝えできればと思います。

トパゾのアルバムのここがいいよ!!

4年ほど前、初めて購入したt+pazolite氏のアルバムは「Ponko2 Girlish」という3枚目のアルバムでした。見つけた理由はホントに偶然で、漠然と知らない音ゲー関連の曲を聴きたいと思ってネットサーフィンしてたら見つけました。完全にジャケ買いです。2枚組のボリューム感あるアルバムなわけですが、現在だとYoutubeのオフィシャルCHで全部聴けちゃうっぽいですね~。


ただ、収録曲にある「Oshama Scramble!」は知っていて、実際にゲームでプレイもしたことがあったので、購入の動機としてはそこが大きかったかもしれないですね。逆に言うと他の収録曲はほぼ知らなかったです。

そんなわけで、ほぼ初見だったのになぜこんなにも好きになったのかというと、改めて考えると2つあると思います。

トパゾのアルバムのここがいいよその1.世界観がいい!

言わずもがな、ジャケットそのまんまの世界観が音の中で展開されていました。単純に彼の世界観に引きずられたということです。DISC1は夢の中のようなハッピーな世界で、DISC2は・・・ご自身の耳で体験してください。

特にアルバム名にもなっている「Ponko2 Girlish」はスバ抜けて素晴らしく聴こえて、ボーカルのななひら氏の声と世界観の親和性が良すぎるよね。

一方でリミックスを見ると「Shiny Kung-fu Revival」がaran氏によってリミックスされていて、これは個人的にだいすき侍な曲で聴いてて揺れますね、体が。こういうストイックな曲が好きなんだよな~。

という感じに曲そのもののポテンシャルが高く、何度でも回して聴きたくなる中毒性も高いです。マジで一度もt+pazoliteイズムに触れたことが無い人は是非聴いてみてください。

トパゾのアルバムのここがいいよその2.並びによるストーリー性

先ほどの世界観に通ずる部分ではありますが、この「ストーリー性」というのがこのアルバムの神髄だと勝手に思っています。

リミックス系の曲は後半にある等の軽微なシステマティックな部分はあったとしても、それを上回る順番による世界観の増幅が感じられます。
要するに、「ランダムや単体で聴くよりもトラックの順に沿って聴いていくとより素晴らしい」という解に辿り着きました。

アルバムの特徴として、DISCの始まりは必ず「Intro」の曲から始まります。
単体で聴くと短く一見して良さを見出しづらいですが、それはこの曲がこの後に続く曲たちへの「玄関」だからです。この玄関をくぐることでアルバムの世界へ入っていくことができます。

そのあとの「並び」についてもですが、特にその効果が顕著に表れているなと感じるのが最初の4曲。

2. Ponko2 Girlish (feat.ななひら)
3. Joyful Prize
4. Illuminated Star
5. Oshama Scramble! (uncut edition)

もうこれは感性でしかなく理論的な説明は不可能なんですが、なんと言うか、王と来たら長嶋・バースと来たら掛布岡田・西村博之と来たら堀江貴文というような黄金の並びが形成されているんです、ホントに。僕は勝手に「ポンコツ打線」って呼んでます。

前の曲の余韻を残しつつも切り替わりがはっきりとしていて、そのグラデーションともコントラストとも取れる独特の切り替わりがたまらなく気持ちいい。

上記のような「順番に聞いた方がより良い」という感情をずっと抱きながら聴いていたわけですが、それが確信に変わった瞬間が訪れます。2020年1月に発売された5thアルバム「リファクタリングトラベル」です。

このアルバムによって自信が確信に変わりました。それはなぜか。
「Intro」と2番目のトラックが繋がっていたんです。

2番目のトラック「Dive High」の頭をわざわざ「Intro」として切る・・・これは明らかに「順番通り聴くと良いよ」という氏からのメッセージなんだと僕は受け取りました。僕だけかもしれませんが。。。

初めて聴いたときに「今トラック間で繋がってたよな!?」という驚きとともに、順番に聴くという作曲者の意図がしっかりと咀嚼できていたという喜びのダブルパンチで非常にぶち上がらせてもらったアルバムでした。

まとめ

という感じでどっぷりトパゾライトな自分ですが、次回に出るアルバムも5.5thアルバムと「リファクタリングトラベル」との繋がりを匂わせる感じで非常にわくわくしております。

何かと忙しい時期ではありますが、ちょっと暇な時間に未知のトパゾライトの世界へ入ってみるのもいいんじゃないでしょうか!

以上、Crankyもだいすきだよという話でした!
おわり。

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