地球に住まう生き物として
久々の更新になりました。
2021年4月22日は、地球の日と呼ばれる地球環境を考え、行動する日だったそうです。地球環境を考える日と言われて、どれほどの人々がどれくらいの関心度で地球の事を考えてるのかわかりませんが、地球に住まう一人の人間、生き物として、ここに私が思ういろいろを長々と残しておきたいと思います。
宮城県は県北に位置する町、涌谷町。そこが私が生活している町であり、生まれ育った故郷でもあります。昨年の2月に東京での生活を終えて、生まれ育った場所へUターンしてきました。
東京で生活していた時には、気にもならなかった地元の環境変化。自然災害の復旧のために姿形を変えてゆく山々、生活の場所を奪われていく野生動物の末路。東日本大震災後、自然エネルギーの利用を目的とした太陽光パネルの設置に伴い、急激に加速する森林伐採。林業の衰退により放置され荒れ果てた竹林。例を挙げればどんどん出てきます。
▼災害復興、自然エネルギーを活用するために犠牲となる自然があること
震災復興の為に作られた海が見えないほどの大きな堤防は、台風や大雨で決壊した堤防を直すのは、すべて内陸の山々から土を持ってきて作っている事。なぜ山の土でなければいけないのか?すべてが悪だとは思いません。人間が安全に生きていく上で必要不可欠ですから。
自然エネルギーの活用もしかり。震災後、原子力発電が絶対安全という概念が崩れてから、人々は自然エネルギーの活用に関心が高まったはずです。安全性が高く、環境の汚染問題も少ない。でもそれは、人間本位の“環境にやさしい”であること。
太陽光発電では、山の斜面を削り、日影ができない様に周りの大きく育った木々を伐採します。そうしてやっとパネルを設置するのです。風力発電で使用される大きな風車は、風速が強い山の上に設置されます。ここで問題視されているのが、風車が原因で、渡り鳥の飛来に影響が出てしまう事だそうです。なんとも本末転倒なシナリオですよね。
▼自然界で環境問題の影響を受けるのは人間じゃない
環境問題の影響を一番に受けるのは、間違いなく野生の動植物。人々が条約を作ってまで守ろうとしているものは、環境変化に追いつけなかった者、人間の力や利益目的に勝てなかった動植物たち。人間のエコイムズがもたらしたものですね。
地球環境問題は、世界的に見れば海洋汚染、プラスチックごみ問題や温室効果ガスなどはスケールが大きすぎて一般市民の私たちにしっくり来てないのが現実なんだなと。生活に直接関係のある物事にはとても敏感ということ。
何が言いたかったのかというと、今身近に起こっている環境変化もしっかりと頭の片隅に残していてほしい、というのが私の願いです。
“100年後に残しておきたい景色や里”を守るために、今できることを少しずつしていきたいですね。
地球に住まう生き物として、少しでも明るい未来になることを願いながら、眠りにつきます。
ササキハルカ
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