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新人デザイナーの9割は、なぜ失敗と挫折を味わうのか?!
最近、異業種からデザイナーにチャンレジする新人さんって多いですね。
ただ、Twitterをみていると、失敗して凹んでる人が多い気がします。
でも、いきなり現場で活躍できる人はほぼいないし「失敗は新人の特権」恐れる必要は全くないんですよね。
今回は、僕の認識があってるのかも含めて、現役のデザイナーの皆さんにアンケートをとってみました。
現役デザイナーの皆さんの新人時代
— ササキ🐱デザイン独学法を紹介 (@Zenigame89) September 24, 2020
仕事ってスイスイ出来ましたか?
新人デザイナーは、最初は凹むことが普通で
それで悩んでいる人も多いようです
そこで、先輩たちの「実態」を教えてあげたいと思い
アンケートをとってみようと思います
たまにしかお願いしませんが
拡散希望です!
この結果わかったのは、予想以上の「苦戦率」でした。(結果だけを除いた数字)
●最初は全然できなかった:87%
●最初から結構出来たかな:8%
●スタートからプロ級でバリバリ活躍:5%
つまり、新人デザイナーの9割は、最初は全然仕事ができないわけです。
なので、新人が落ち込む必要は全くないと思います。
今回は、先輩たちからのコメントも多数来ているので、具体的な内容を紹介したいと思います。
先輩たちの「失敗経験」を紹介
できない率87%なので、かなり色々なコメントが集まりました。技術不足なのは当然として、社内の過ごし方、別の仕事に回される、首になるなど、、みんな壮絶な体験してますね。。
出来たつもりで先輩のところへ確認受けに行って「こうして色々失敗しながら成長するもんだぞ」とかイキナリ励まされながらそっと返されました😹
— Momo🐱OddEye (@Momo_OddEye) September 24, 2020
「え?これダメなん???」と思ってる脇で別の先輩が「一日で形にしてくるとは思わなかった」などとフォローしているのを聞いて察しました😹 https://t.co/Z7f9BgXchD
僕は全然できなかったですねー
— 鶴松テン@駆け出しWEBデザイナー (@TsurumatsuTen) September 24, 2020
作ったものは、ほぼボツになり、
上司というか一人しかWEBの社員(Sさん)はいなくて、私がアシスタントみないな感じでしたが、Sさんには、逆に迷惑かけたり、かばってもらって今も感謝しています。
あの頃は自分も20代で素直になれず申し訳なかったと思います。 https://t.co/rBzqn2EOM8
新卒時代は何をしても実務で通用せずフィードバックは真っ赤になって返ってきて、先輩たちは言わなかったけどその場に漂う「うわぁこいつ使えねえ…」という空気感が超辛かったですwでも1年目2年目を死ぬ気でやったらあっという間にそこは抜けました。成長するには数こなすしかないですね…。 https://t.co/iDcghSH7SV
— 朝宮まや|可愛い専門グラフィックデザイナー (@asamiya_maya) September 24, 2020
独学後にドンキのチラシなど作る制作会社に入社するも試用期間でクビ→実家に戻ってドカタで一年働き100万貯めてスクール受講。
— フリーランスデザお父さん(37)(課税事業者)(1人法人)(高卒) (@icmr_lc) September 24, 2020
その後制作会社に入社するも使い物にならず半年でクビ→一年のヒモ生活後にメーカーのデザイン部に就職し8年務める。そこで成果が出て→死ぬ程働きまくるこんな感じでした https://t.co/2gCpuoahlJ
私は「会社での過ごし方」で
— はるいら🌸クリエポD-31:デザイナーゾーン (@hal_kakeibo) September 24, 2020
つまづきました😂
出社したら入口のシャッターの鍵が開けられず泣く💦😭
トイレのスリッパ
ぐちゃぐちゃのままなのに怒られ
掃除のゾウキンの干し方
パソコンの拭き方が荒い
机にメモが散乱するのにも…🤯
あれから日常生活の根性を
叩き直しましたね…🙇♀️💦 https://t.co/D0iukzx4Al
ツールの使い方はちょっと勉強してわかってた。けど仕事で求められるデザインがよくわかってなかった。時間も無限にはないことを知った。
— そま(Webの人) (@Moji_b000) September 24, 2020
入社後いきなり大役任せられて右往左往しながら気づいたら1年。強くなりました。
飛び込んでみるとだいぶ成長する。失敗しても死にはしない! https://t.co/tCjXhvFEN4
遅咲きな上、当時はパソも高くて買えず。
— あずデザイン (@AzuazuD_illust) September 24, 2020
3ヶ月の基礎コース習って29社目で入社。習ったMacが7500だったのに数年してから転職で入ったらG3で…「Macの電源どこですか?」が最初の言葉…。エイ◉ルのロゴトレースに半日かかって青冷められ…半年後には分譲マンションのロゴやチラシしてました。懐かしい https://t.co/H4pItFpJSq
新人時代は文字校ばっかりでした。少しデザインもさせていただきましたが、しょっちゅう直されて、しょっちゅう先輩に怒られてました。WEBにシフトしたときも、プログラマーさんたちが怖かった。…消えたい気持ちになってたなぁ…。懐かしい。 https://t.co/8mYBRzQGfk
— 雪白(せつはく) (@setsuhaku28) September 24, 2020
仕事はできたと思うけど、未経験(美術系学生)新卒修行のスタートだったから、掃除、お茶汲み、アシスタントで走り回るとかで、デザインなんてこれからでした。それでも全力でやってたかな。暇が怖いからとにかくなんかやってたような気がします。 https://t.co/x2jmpM95tF
— ニシムラテツヲ | 10万円のロゴデザイナー@大阪 (@Logo_Wo) September 24, 2020
19歳。デザイナーとして入社しましたが校閲部に配属されて一日中文字とにらめっこしてました。間違えを見つけると嬉しくて意外と楽しい仕事だった。ドラマの校閲ガール観ると昔を思い出し懐かしい気分になる。入社して1年経ってようやくデザインさせてもらえるようになりました。 https://t.co/JCRFkdH45w
— 𝑀𝑎𝑠𝑢𝑑𝑎 𝑌𝑢𝑠𝑢𝑘𝑒 (@masudainc) September 24, 2020
新人時代は、自分は「スタートからバリバリやっている」と思っていましたが、今振り返ると、恥ずかしすぎて発狂しそうです。
— 遠藤大輔@グラフィックデザイナーの自習ノート (@Endo0226) September 26, 2020
noteに業界に入ってからの話を書こうと思っているのですが、ざっと書くと…
— ぶらふれ@Webデザイナー×グラフィックレコーダー (@brightflavor) September 24, 2020
他業種会社でいじめにあい引きこもり→自力でサイト制作→ECサイト管理制作で生贄→給料上がらず転職→更新運用担当→同僚入院を期にWebデザイナー→同僚と比較されまくる→泣いて勉強と制作しまくる
こんな感じでした。 https://t.co/9ZtqZbUyv9
「最初からできた」先輩の秘密も紹介
少数ですが、最初からできた先輩デザイナーも存在します。
ただ、学生の頃からかなりの数をこなすなど、ちょっと例外的な感じがしますね。
独学中にスクールの先生が案件回してくれてそれをこなしていたので入社後は思ってた以上にスムーズにやれています😄 https://t.co/6qypM4bHWb
— 美雲@我❤️台湾 WEBデザイナー (@mikumo_1103) September 24, 2020
結構できたに投票しました。
— Chako@IDEAC Design 𓆏 (@IDEAC_Design) September 24, 2020
ただ学校でかなりやっていた事、採用までの間も独学で数はこなしてました。
はじめはアシスタントで入ったんですが、ひたすら切り抜きやトレース、レタッチが多かったですがスピードが早かった事もありバイトから3ヶ月で正社員になりました。
いろんな分野のデザイナーもコメントくれました
質問対象は、グラフィックやWEBのデザイナーを想定してましたが
ファッション系のでデザイナーもコメントくれました。
これを見ると「デザイナー」が最初できないのは普遍的な感じがしました。
(Webデザイナーではないけど)
— 森ゆか💭Webデザイン勉強中 (@mori_yuka888) September 24, 2020
アパレルデザイナー新人時代は、うまくデザインが出せなくて辛くて仕方なかった。
素材や色、パターンの知識が備わってようやく満足のいく形に上げられる。
とにかく数をこなし、リサーチをし、勉強を続けるしかなかった。
懐かしい☺️ https://t.co/KAqMEJ4Pzi
アパレルデザイナーの時は本当に苦労しました😅やっぱりデザインの数をこなさないとスキルアップしませんよね✋
— わてぃー@ADHDデザイナー (@TwnqNv8UqYdmDiK) September 24, 2020
Webデザイナーなったらもう1回新人か〜(笑)頑張ります! https://t.co/ObPKHofSZN
最後に1:何故新人デザイナーは凹むのか?
仮説「新人デザイナーができないのは当然」は、ある程度検証ができたと思います。
では、何故ショックを受ける人が多いのか?
これは、僕がデザイナーになった25年ぐらい前からの現象で、昔から不思議に思っていたことです。結局、デザイナーの仕事がイメージで捉えられすぎなのが原因だと思います。
分野により違いますが、「意匠(色や形)」を作るのは、3割ぐらいの割合のところも多いです。
<デザイナーの仕事内容>
●顧客へのヒアリングや市場の把握から「課題」を定義すること
●課題を解決するための「企画」を考えること
●企画を具現化する「意匠」を作れること
これが、一般的なデザイナ(ディレクター)の仕事です。デザインの現場にいれば、だんだん分かってきますよね。
個人的には、デザイナーの仕事のもっとも楽しい部分でもあると思います。
しかも、新人には「意匠」さえ、まともに作るのも困難です。
登っている山が、想像以上に高いことがわかり
さらに、3合目にたどり着くことさえ容易じゃないことが現場でわかる。
この、イメージと現実の落差にショックを受るのかもしれません。
最後に2:新人の失敗は「成長のチケット」
「新人が仕事ができない」これって、専門系の技術職では「当然」なんですよ。
むしろ、学校出た程度のスキルで通用するプロフェッショナル分野はないと思います。
僕の体験ですが、最初から出来るデザイナーで、あまり伸びない人も見てきました。深い技術にたどりつける人は、最初結構ダメダメだったりします。
失敗の積み重ねが、自分の強みや弱点に気が付く契機になるのかもしれません。
なので、「新人時代の失敗は買ってでもしろ」というのが自論です。
それから、いろんな人のコメントでも分かりますが「新人が仕事出来る」と考えている先輩っていないなずです。
「失敗」は成功のチケットでもあり、ある意味「新人の特権」と言っても間違いないと思います。
なので、堂々と失敗して「成功に繋がるんだ!ラッキー」というぐらいに考えて欲しいです。
最初の壁が越えられると、それまでとは全く違う風景が見えますよ!
デザイナーって本当に楽しい仕事だと分かると思います♪
努力していえば、必ずそう思える日がやってくるので
それまで折れずに頑張って!
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