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湘南戦:相手がいないと試合が出来ない

今季最後の厚別は天気に恵まれました(と思っていた)(いかにも厚別)

紅葉が始まっていました。春の厚別は見ることなく過ぎてしまっていたな。

今日はたじさんのたこやき。
場内で飲食するのも地味に気を遣っている。気を遣いながら食べる。

この日からアウェイ席が設けられ、今年初めて相手チームの横断幕とサポーター(4~50人くらいいたでしょうか)の姿を見る。

チームが出来た初期の頃、90年代の話ですが、当時応援していた選手とお話をしたとき、相手チームへのブーイングは嫌ですって聞いた。

「自分にならいくらでも言って構いません。でも相手チームへはやめてほしいです。相手チームがいないと僕ら試合が出来ないので」

自軍を応援するために相手には圧力を!みたいなサポーター理念ガッチリだった当時の私は(もともと応援していたのが浦和だったこともある)そう言われてなるほどとなって、以来「相手がいないと試合が出来ない」を心の底に携えて応援ライフを過ごすことになり今に至っている。いや、あたりまえのことなんだけど。

サッカーの試合は相手がいないとできないけど、相手のサポーターはいなくても出来る。いない状態でここまで数ヶ月やってきた。いる状態での試合。今までのような応援はお互い出来ない。
それでも自分たちのチームカラーと違う色の横断幕、違う色を纏ったサポーター、相手の好機に沸き起こる手拍子、相手チームの得点に喜ぶのは選手たちだけではなくスタンドの一部も。苦い感情発生。だけどそれは試合に不要なものじゃなかった。

張り合う相手がいてこそ試合はより楽しい。
また大切なことをひとつ見つけた。

リスクを勘案しながら来てくれた湘南サポさん達ありがとう。
北海道らしい食を少しは堪能してくれてたらいいなと思う。
これから来る相手サポの皆様方もウイルスは持って来ず、また持ち帰らずでよろしくどうぞ。勝ち点も持ち帰り禁止です。

そしてこの日は今年初めて友達と観戦。
たまたま運良く近くに知人サポのいた試合はあったけど、(一席空けて)隣席で見るのは今年初めて。他愛ない話をしながらキックオフを待つ時間というのも、今まで当たり前だと思っていた当たり前でないありがたい時間。
振り返ると4月頃は本気でメンタルやられてたよね、大丈夫だと思ってたんだけど全然大丈夫じゃなかったよねと笑う。

試合は前半「雨に突然降られた以外なにもない」「家で見てたら寝てた」と思う内容だったけどネコタク君が輝いた。今年のようなレギュレーション下で、試合に出る機会をおそらくは通常の年よりも多く得ていて、それをちゃんと消化して成長してる姿を見るのも幸福なこと。

7月の横浜FM戦以来のホーム勝利。J1ホーム50勝、リーチから約ほぼ3ヶ月かかるとは、22年がかりの記録らしいっちゃらしい。

大正製薬さんありがとう!
10月半ばらしい寒さにしっかり見舞われた人々にはありがたい栄養補給だったに違いない。

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