長い声援

今年のコンサドーレさん盛りだくさんすぎると思う。書いておかないと絶対何かしら忘れる。でも忘れちゃいけないことばかりなように思う。

コロナ禍はどこのチームも皆同じ条件で、それにまつわる動きだけでも(報酬返上とかレスキューとかCFとか)お腹いっぱいなのに、加えてソンユンの病気と移籍があり、そして昨日はむっちゃん…武蔵選手の移籍が発表になった。

札幌所属時にフル代表選出という夢も、札幌から直接海外移籍という夢も全部叶えてくれた。公式サイトの挨拶では「本当に北海道を代表する気持ちで海外にチャレンジして」ってチームスローガンをそのまま体現するような言葉も残してくれた。北海道の私達の夢を文字通り叶えてくれてたんだなって実感する。あと残っているのはタイトル。これは自分達の手で掴みましょう。


思い出のゴールを語る夜。
多くの人が外せないものとして挙げていたこのゴール。

このゴールを私は会場にいながらリアルタイムで見ていない。
代わりにゴールが決まった時の途切れない長い歓声を覚えている。

もうひとつ忘れられないのは、今年の再開初戦の横浜FC戦での再開後初ゴール。
あまりにもいろいろな事がありすぎて、生き抜くために感情に蓋をする部分もあって、そんな中でサッカーを再び見た時に以前と同じように楽しめることが出来るんだろうかという不安が少しあった。そんな思いを吹き飛ばしたあの先制点。サッカーを見ていて楽しい嬉しい という感情がそれまでと同じように喚起されたことにどれだけ安心させられたことか。

中断期間中は荒野くんと一緒に社会活動にも取り組んでいて、オンラインサロンで配信された動画のいくつかは本当に真摯なものだった。内容は書けないけれど、本当に応援する甲斐のある選手だなあって思うことがたくさんあった。そしてそれは多分多くのファンにとっても同じような感情だったようで、普段選手に直接レスなんかしないような友人サポらがこぞって彼には言葉を寄せていた。


今日の試合からはもう武蔵なしの札幌。これまでのようにスタジアムで武蔵選手に声援を送ることは、いろいろな意味で当面お預けになってしまうけれど、かわりに息の長い応援が出来たらいいな。あの準決勝のときの、長く、途切れず続いていく声援みたいな。
頑張ってらっしゃい!

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