Where your Heart is

以前どこかで書いた気がするけど、ちょっと改めて書く。
チームが出来た頃、つまり90年代の終り頃、当時の知り合いからマンチェスターUの雑誌をいただいたことがあった。海外のチーム専門誌は内容がとても豊富で新鮮な感動を抱きながら読んだんだけど、その中の読者ページにあった投稿を今でもよく覚えてる。

「『本拠地に住んでいるのが真のファン』と言われました。私はマンチェスターに住んでいないので、私は真のファンとは言えないのでしょうか」というような問いかけ。

それに対しての編集者の答えは
not where your home is, where your heart is
全文覚えてないけど結論がこんな文章で。

「真のファンであるということは、あなたの家がどこにあるかではなく、あなたの心がどこにあるかということです」

Jリーグが出来てまだ5~6年の頃だったと思うけど、応援するってそういうことなんだ~と学んで、そしてあらためてこの言葉を今季は何度も思い出すことになった。

お金と時間の都合さえつけば足を運べたスタジアムに行けない。
同じ街に住んでさえいてもスタジアムに足を運べない。
SNSを通して接するサポーター友達も、話をいつもしているけれどスタジアムには行けていないという人も少なくない。

けれどもそのことで心理的な距離が遠ざかったかといえば、そんなことはまったくなくて。
その人がどこに住んでいようが、試合に来れなかろうが、心がチームにある人達との距離はこれまでと何も変わらなかったなって思った。それは決して小さなことじゃないよなって。

昨日でJ1、今日でJ2とJ3の全日程が終わった。
全部の試合を消化するということにこれほど達成感と感謝を感じる一年はなかった。

年が明けてウイルスが綺麗さっぱり消えましたなんてことはなくて、来年も今年の延長線上のような一年が続いていくことを予想するのは難くない。厳しさを増す部分だって少なからずあるだろうし、何より応援が元通りになるのはそれこそ一体何時の日のことかとも思う。

思うけど粛々と応援していくんだという気持ちは変わらない。
思うような形で応援できなくても、心は常にチームとともに。

アウェイに行きたい。
ホームに行きたい。
スタジアムに行きたい。
そこで応援したい。
けれどそれがもしも叶わなくても、心だけはいつもそこにある。
移動はままならずとも、いつもそこに。
そんなたくさんの心、思い、熱意、意思、があることを感じながら、時にそれをどうにか形にしながらやっていけたらなって思う。

そしてそれは札幌に限らずどこのチームも同じことなんだろうなとも。
皆さん生き残っていきましょう。いやマジで。

サポも選手もクラブスタッフもリーグ関係者も審判もメディアも一年間皆さん本当にお疲れ様でした!!
来年も何卒よろしくお願いします!!

シーズン終わった途端雪ドカドカ!最高にありがち!!

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