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清水戦:うれしいこととやりきれないこと

感染対策を万全にして今日も観戦だ!ポケ森にARカメラが実装されたので、わーいマコトさんをスタジアムで観戦させちゃうよ~なんて呑気に場内入りしたのとは真逆の想いでドームを後にすることになろうとは。
逆転で5得点だよ!ってウッキウキ喜んで帰れない日が来るなんて想像したこともなかった。

ホームゲームで、自分達の見ている目の前で選手が見るからに重篤な怪我をした試合といえば2015年の大宮戦が蘇る。

主軸たる選手が消えたあとのチームは為すすべもなく敗れ、見ていた側の自分も心此処にあらず。
選手が倒れるとどうしてもその時の記憶が蘇ってしまう。
応援の歓声のない中に、清水の選手達がレフェリーを呼ぶ声が響く。
相手チームのことなのに、まるで自分達がなにか不当なファウルを取られて抗議しているみたいな強いアピールで審判を呼んでいた。その尋常ならざる雰囲気に、後ろに客席がないドームの天井席で見ていた自分にも、なにかとんでもないことがそこで起きているのだと気付かされた。

担架に乗せられて退場していく選手が荒野君だと知った時、深井君が怪我したときと同じように心の温度が下がっていくのを感じた。
ここまで着々と成長してきて、相手チームにウザがられるぐらいになって、荒野いるといないとで大分違うなあって思うようになって、それでいてサッカー以外の活動もすごく頑張ってて、え?それで?ここで?どうして?

半ば呆然としたなかでも試合は続いていく。
開始5分で先制点を許したけれど、急遽交代出場となったアンロペがPKを含む2得点、ミンテも1得点と前半で3-1に。

得点に湧くスタジアム。同じ場内に怪我をして苦しんでいるだろう選手がいる。そもそもがスタジアムの外では感染拡大を受けて医療機関は奔走している。今もこの瞬間に誰かが絶望的な立場に立たされている。残酷なコントラストをいつもよりも強く感じる。

けれど立ち止まってしまったら誰も救われない。
選手達は目の前の自分達の仕事に集中して、そして彼等がやるべきことを成し遂げていた。ジェイの得点も福森のFKも。プロとしての強さに背筋が伸びる思いがした。私(達)よりもたぶん彼等自身のほうが余程ショックだったろうに。

帰るころ、怪我を負わせることになってしまった清水の選手が謝罪のツイートをして、それに荒野君が応えていた。彼等の紳士的な対応でファン同士の代理戦争を産まずに済んだ。

選手の怪我を通じてチームの強さと成長を知るなんて全然うれしくないけど、でもホントに昔とは違うんだなあって、正直思った。
それ以上に荒野君が自分(達)にとって本当に大事な選手だったんだなっていうことも、強く認識させられた。だいたい人間大事なことはとんだ形で教えられることが多い理不尽。

今日もいろんな現場が奔走してるだろうことを思いながら、自分は自分のやることをやろうと書いてみたけど まとまらないなあ さすがに。簡単に片付けられる感情ではないよね。

うれしいこととやりきれないこと、一緒にやってくると感情が半端なくとっ散らかる。あとはもううれしいことだけでお願いします。お願いしますよ!

【追記】菅ちゃんが復帰した!ウーゴヴィエイラいらっしゃい!という話題を盛り込み忘れる程度にはとっ散らかってますね…
ことに菅ちゃんの復帰は喜ばしい事なのにそれすら忘れるとは…

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