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鹿島戦:いつものあのリズム

ドーム周辺にも紅葉の波がやってまいりました。

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試合やイベントの用でしか来ることがないけど、天気のいい日の散歩コースとしてもいいんだろうなあと今頃思った。解放感。

…試合に負けたら「秋のドーム散策写真」でお茶を濁そうとしていたことは正直に告白しておこう。いやだって名古屋戦のアレを見て鹿島に勝つことを普通に予想出来る人はそうそういないでしょう!(キレ
ホームでは2001年に一度勝ったっきりの鹿島。今年は練習試合とアウェイでは勝っていて、万が一今日も勝ったらまさかのシーズンダブル。それをあの名古屋戦を見てから「よし!シーズンダブル行くぞ!」と思えたという人がいたら教えてほしい!

ミシャのお誕生日に「5失点プレゼント」とかそんなことしないでほしいな…と切ない願いを持っていたけど、まあ駒井さんたら本当に孝行息子。
ミシャ1年目のときは「駒井がいるといないとで大違い」ぐらい駒井さんのミシャ戦術理解度は他と一線を画してた、と思う。
思うに駒井さんは一番のチャレンジャーなような気がする。自分のポジションはここだから、みたいな区切りもない。積極的に絡んで絡んで絡みまくる。その中で際立った失敗を感じないのは、無闇矢鱈に挑んでいるわけではない頭脳労働の部分も多いんだろうなあ。マリカー界隈では「こまちんってサッカー選手だったんですか」って言われてるのを見かけたけど。

会場に着いてすぐに昔からの応援仲間に今年初めて出会ってつもる立ち話。
ネットの反応ばかり見ていると良くも悪くも極端な意見に触れ続けてしまうけど、昔から見ている同士はだいたい同じようなところに着眼しているんだな、となんとなく安心。

いいだけ立ち話したあと自分の席に行ってみると、場所的にはもうゴールの真裏で、いつもならUSが陣取っている場所。10年前はこのぐらいの席にいつもいたなという郷愁。今日は郷愁デーだな。
そこではタイコが復活する試合ということもあってか、今年はじめて応援の練習をしていた。新しい手拍子のパターン。Y中が説明するけどトラメガが使えないので地声で。だからごく周囲の人達にしか聞こえなかったけど、それでもなんとなく「リーダーがなにか言ってる」「聞こえないけど納得」みたいな雰囲気が自分の周辺にはあった。

「タイコはメインじゃないから。手拍子から自然に入っていきたい」みたいなお話をしてたと思う。基本は手拍子。


タイコ(ひとつ)が響いて立って応援。手拍子は頭の上で。
手拍子の音が頭の上から降ってきてあたりを包む。ゴール裏の手拍子の音の雨。久しぶりの音。馴染みの拍子。声だけは出さない。でも、いつものあのリズム。それぞれの耳の奥にだけ響くコール。

「タイコがあると全然違う~って後ろの人が言っていた」と同行の友人が試合後に言う。本当に違った。太鼓が入ると応援のメリハリがつくなって思った。試合終盤の攻防は、声だけは出せなかったけど太鼓の強い拍子にあわせて手拍子もどんどん強くなった。またホームをひとつ取り戻した気持ち。

客が入れられなかったとき、拍手しか出来なかったとき、手拍子が許可されたとき、太鼓が戻ったとき。応援のパーツをひとつずつ取り戻すたびに、それぞれの意味を知るような気がしてる。

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この日はたくさんの鹿島サポーターが来てくれた。
試合の日にアウェイチームのレプリカを着ている人達がいることも楽しみのひとつなんだなって、今年は本当に気付かされるなあ。
太鼓のリズムで「あ、鹿島のいつものあの歌だ」って、相手の応援すら脳内で勝手に声が補完されてしまった。リズムはすごいね。


しかし90分立って、ときどき手拍子を入れる程度の応援で翌日筋肉痛とかマジ終わってる。日頃の体力づくりは大事だなと感じる月曜日でもある。

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