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浦和戦:壮大なアイーダ、そして長い雨のあとの空は美しいという話

ピッチ練習の時の予想もしないアイーダはちょっと感激した。
いつもと違う音楽で入ってくるので、あれ今年のピッチ練習って音楽変わってたんだっけか、ぐらいボケてたのに。

(動画:つくしさんありがとうございます)
ドームに流れる壮大な合唱曲、それに合わせる手拍子、豪華!ゴージャラス!高貴!至福!
応援の声が出せなくても培ってきた応援の雰囲気を少しでも出すことは出来る。手拍子解禁の試合だ、今日はやるぞ!


だったのに割と早い時間にOHってなりましたけども。

「2点先行されてから追いつき逆転、勝ちコースのはずが同点にされご丁寧にもロスタイムで勝ち越される」
まこと降格チームあるあるの心折れる負け方である。
降格がないから全ては訓練、こういう負け方をするときは危険だから気をつけろ、テストに出るから覚えとけ、みたいなものではあるが、しかしながら切ないは切ない。

そんな中、田舎の親は「おもしろい試合だった」と電話をよこしてきた。
娘「面白かったかもだけどさ~」
母「武蔵くんがいなくなっても頑張っているじゃない」
スポーツ見るの別に好きではないと豪語する母(70代後半)だがだいたい真理をついてくる。


9戦勝ちなし(価値なしって変換候補最初に上げてくるのやめてほしい)ということで、チームから出てくる言葉は元気がない。
私は分類として老害サポなので、切ないなあ悔しいなあとはもちろん思いつつも「昔はもっと大変だったから大丈夫大丈夫」「今はなんだかんだサッカー面白いから」「ミシャ大好き」「つらいシーズンもいつかは糧になる」程度になっちゃう。もちろん皆が皆そうなってしまうのもよろしくないと思うので、正しく怒れる人は怒っていいと思います。但し人格攻撃は無しでよろしく。

だいたい連敗を止める試合は格別だ。その格別が近づいている、行かない試合で勝ったらいやだ、全部行かなければ なんて思ってるぐらいで。長ーい雨のあとの空はそれはそれは綺麗にうつるのだ。

個人的な思い出でいえば2004年。
この年の連敗を止めたのはアウェイ福岡だったんだけど、少数で乗り込んで勝つ気持ちよさに加えて連敗を止めたわけですから、相川のゴールとかほんと今も忘れられないですよ。夜の博多のエビスが美味かったことも。16年も経っているなんて信じがたいくらい鮮やかな記憶で。

ちなみに2004年がどれぐらい勝てなかったかといえば「18戦勝ちなし」だったので(しかもJ2)「昔はもっと大変だったから大丈夫」という先程の台詞がまんざらでもないと理解していただけるでしょうか。この18戦の中に川崎に6点取られた試合が含まれています。

参考までに書くと、2008年18戦勝ちなし(途中8連敗を含む)だったり、2012年8戦勝ちなし→1勝→9連敗だったりしたんですが、調べるまで数のことは忘れていました。今回数字を見て「そんなに負けてたんだ…9戦勝ちなし(引き分け2あり)なんてひよっこでは…」ぐらいの気持ちになりましたが、いや、今の選手達は、宮澤キャプテン以外はこの壮絶な時代を知らないので、やっぱりつらいかなと思います。

気持ちを切り替える暇もなく、また十分な準備をする時間もなく、次々迫りくる試合にチームは本当に大変だろうと思う。
でもいつもJBが気丈にも素敵なツイートをしてくださるから。

報われることを信じて待っていよう。
こちらは雨の後の虹の空を夢見て善行を積み神頼みをするだけです。
今日参拝してきました。

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