【議論を円滑に進めるって難しい…特に夫婦は。だから「B〇条件」？】

～「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術（高松智史著）を読んで～

たまにイラっとする相手…

はい、夫のことです。

最初に誤解のないように言っておくと
とてもいい夫であり父親です。

よく母にも
「あんたはほんまにいい人と結婚したな。
お母さんは嬉しいわ（涙）」
とことあるごとに言われるほど　
（←実の娘は信用されてない）

いつも家族のことを本気で心配してくれ、
家事も育児も一緒に（なんなら私より分担多め）
やってくれています。

私も子供達も、すごくすごく困った時
どうしようもない時に頼るのは夫（お父さん）。

まずは受け止めて共感してくれる。
無理をしなくていいんだよ、と言ってくれる。
お父さんがいるから大丈夫、と思わせてくれる、
まさに我が家の「安全基地」となって
家族を守ってくれています。

そんな夫と付き合った頃は、
こんな人は初めてだったので
「もしや神か？」と思っていました。

きっと何でもできて、怒らなくて、
失敗しないと本気で思っていました。

（←マジです。でもスピード違反で捕まった時　
「あ、違うわ」と気づきましたｗ）

でも、やはり神ではなく生身の人間であり、
いらっとすることもしばしば。

仲良し夫婦にみえるかもしれませんし、
実際”仲良し夫婦だろうな”
と自分でも思っています。
（←自分で言うな）

しかーし、

時々めちゃくちゃいらいらすることもあります。
（←お互い様でしょうが）

昨日、私が自分の仕事のことで
話をしていた時のこと、

まだまだ続きがあって、
そこからが大事なところ、という時に
「いやいや、○○っていうのもあると思うよ」と
私の話を思いっきりさえぎって、
めっちゃ割り込んできた！！

はい、もう話す気も失せてしまいました。

まるで、自分がその『答え』を
知っているかのように話されて
超イライラしてしまいました。

そうなっては、
もう聞く耳なんて私にはありません。

例えば、子供達が学校や進路のことで
悩んでいるとき、
私のメンタルが大変なことになっているとき、
「うんうん」とずっと話をきいていてくれます。
「ゆっくり休んだらいいんだよ」
と安心させてくれます。
ほっとさせてくれるエピソードを話してくれます。
本当にどれだけ助けてもらったかわかりません。

また、私が仕事で色々相談したい時も
真剣に向き合ってくれるし、
サポートしてくれます。
とてもとても心強いのです。

だから、だと思うのですが…

真剣に考えてくれているからこそ
色んな思いがあふれてきて、
しかも家族ということもあり
思わず言っちゃった、
ということだとは理解しているのですが

それでもいらっ！

先日、彼は
『「答えのない思考ゲーム」を楽しむ思考技術』
という本についてSNSで投稿していました。
私もその後続いて読んでみて、
たくさんの気付きがあった
内容の濃い本だったわけですが…

そこに書いてある
『B〇条件』ってできてないやん！！

少なくとも私には！！

ってめっちゃつっこみたくなったわけです。

ここで説明しておくと
『B〇条件（読み方：ビーまるじょうけん）』とは、
議論を円滑に進めるための思考技術。

A（自分の主張）案をストレートに説明しても、
なかなか素直に入ってきません。

だからB（相手の主張）案が〇となる条件を示して
その条件を否定した上でA案に誘導する、というもの。

”もし○○○だったらあなたの意見は正しい。
だけど今回は○○○でないので、あなたの意見は正しくない。”
というのがこの構文。

このように話すことで、
意見が違うもの同士が議論を健やかに行えるというもの。

「意見が違うのに、最後は腹落ちするんだよね」
そう思わせる話し方。

ここまで書いていて思いますが、
これってなかなか難しいもの。

頭でわかっていても
いざというシチュエーションになった時には
”もし○○○だったら”の
条件を考えるのが簡単ではありません。

これはトレーニングが必要だな、と。

それに、そもそも女性は
「まず聞いてほしい」
「共感してほしい」って場合が多いことを
忘れてアドバイスを先しちゃうと

今回みたいに
「全然わかってくれない！」
ってことになるので取扱注意です

（←だから、これもお互い様だって）

まあ、そういう私も
逆の立場になっていることもあるのかもと
自戒の念を込めて今日は書いてみました。

みなさんのおうちではどうですか？
（←めっちゃききたい）

ということで、
仕事ではもちろん、家族や夫婦間でも、
この「B〇条件」という思考技術は
とっても大事だなと改めて感じております。

ちょっと気になる、と思った方には
この本はぜひご一読おすすめいたします！
（←この本のおすすめ投稿でしたｗ）