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インフル療養中の夜に

前回、卵雑炊と黒豆を食べて、明日には回復しているはず(祈)という祈りもむなしく、、、というか翌日は朝は完全復活ではないものの、仕事を休むほどでもなく、会社へ行き、ランチはスパイスで元気を出そうと赤坂のモティでマトンカレーとナンを食べ、「よし、午後も行ける!」と思いどうにか夜のミッションまでコンプリート、そして翌朝、、、また微熱。嫌な予感がしながらも市販の風邪薬が切れていたのと、週末まで人と合う予定が続いていたので、万が一「アレ」だったら感染しちゃならんと念のため病院へ行ったところ、

「〇〇〇(名前)アウトーーー!」

とA型インフル判定しました。ハイ、今から週明けまで終了!金曜日はミーティングひとつを欠席したものの、他に穴をあけることもなく仕事への影響はミニマムで済んだのが幸い。でも、土曜日と日曜日にすっごく楽しみにしていた予定はすべておじゃん!です。泣きたくなりました。

そして、帰省時に再三インフルの予防接種を受けろと言われながらも(面倒で)受けていなかったことがバレ、両親に冷ややかな目で見られたことを思い出しました。

しばらくは籠城となるので病院の帰りにミスドでえいや!とヨロイヅカシェフとコラボのポンデリングやらスーパーでプリンやスポーツドリンクを購入。風邪で寝込む時にはプリン確保が私の定番です。

昼ごはんに作るのはまたしても雑炊。少し前に鶏むねをネギの青いところとショウガで茹でた汁があったので、その煮汁とやっぱり卵。今回は本気で食欲もないので卵もひとつ。病人だからと卵を2つ入れる元気があるときは、まだ大丈夫ということか。

心強かったのはここでもまたお正月に大量輸送してきた、母の惣菜達。冷凍庫にまだ控えている。

体調は午後になると急激に悪化し、夜には39度近くに。そうなるとおでこに貼る冷えピタでは追い付かず、冷凍庫から保冷剤を2つ見つけ手ぬぐいに包んで首に巻いたのがとても気持ちよかった。夜は昼の雑炊をあたため、冷凍庫にあった母作成のおからの煮物を温めて少し食べた。その後もウトウトと浅い眠りと起きては保冷剤を取り替えるのを繰り返しながら、迎えた朝には熱も37度前半になっていました。

薬を飲むためにも食事をとらねばと、朝はパン。マフィンを焼いてバターを付けたがモソモソと味がしない。この日もほぼ終日ベッドで過ごす。

夜は19時くらいに米を研ぎ、20時過ぎについ先日Yahoo!ニュースで見つけた中野の和食店「ニュー柾」を営む真崎さんという方の逆アルデンテに炊けるという方法でルクルーゼでやってみる。実験的な試みを始めるくらいだからもうだいぶ元気が戻ってきた証拠でもある。

結果、お、おいしい!!!

それまで、ほぼ食欲も味覚も吹っ飛んでいたところからのコメの甘み!パラリとしながらも、噛めばしっかりと甘みともっちり感がある。水加減が少なかった時のパラパラ感とは全く別。この炊き立てごはんに松前漬けと母のおからの煮物で回復へ大きな弾みがついたように思う。

実は、母のおからの煮物は私の実家ごはんのベスト1とも言える、大好物でもある。初めて家の外で「うの花」なる上品なおからの煮物を食べた時には、これが同じおからの煮物なのかと衝撃でした。

ウチの母はおからを煮る前に乾煎りなどはせずにひき肉、ひじき、ごぼう、ニンジン、シイタケ、お揚げ、ネギ、玉ねぎetcを炒めた鍋に直接ぶち込む方式です。その後干しシイタケの戻し汁で煮て、醤油も薄口などは使わずに普通のお醤油を使い、砂糖、酒で味付けします。なので色もよくある「うの花」とは違う、こんな茶色い煮物↓↓↓にできあがります。

これはアツアツはもちろん、冷蔵庫から出したばかりのをアツアツごはんに乗せて食べるのも個人的には大好きです。なので、今回の炊き立てごはんと母のおから煮はベストの組み合わせなのでありました。このおから煮、自分で作ってもどうも母のように美味しくできない。なのに一度作るとイマイチおから煮が大量にできるので、なかなか手を出しづらく、帰省のたびに大量にもらってくるというのが定番になっています。

今回は病の身ということもあり、いつも以上にこの茶色い煮物が美味しく感じました。そのうち母と同じ味で作れるようになりたい。



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