2020.12.04 晴 10°/16° 野生に還っていく
私と同世代の人なら、見たことあると思うのです。近未来SFの世界。なんかモヒカンの人たちがバイクに乗って、悪逆のかぎりを・・・ちがうちがう。そっちのヒャッハーの世界じゃなくってさ。
人間たちがいなくなった世界を描いたストーリー。築きあげてきた文明、象徴的な高層ビル、建築物が荒廃している様と、アンバランスに雑草や木やらが生い茂っていて、都市を飲み込んでいるシーン。
今日のカバーは 春の菜の花こぼれ種 です
最近は播種を行った後、喜びの芽吹きの様子を立て続けに書いていたわけなんですが、私が種を蒔かなくたって、花が咲いた後には種ができて、次世代に命をつないでいく。そこに人間の手は介在しなくって。作物から見たら、余計なお世話だよって行っているかのよう。
私は畑を貸していただいている手前、こまめに草刈りをしているんだけれど。昔も今も畑の草刈りは大変だよって話。よく聞くけれど。これもささやかな抵抗であって。雑草は刈られても、刈られても。何度も何度も葉を広げて繁っていく。人間は刈る側だと思っているけれど、刈らされている側ってことには気がついてないのかも。
人間がいなくなったら、本当に飲み込んでいきそうだもの。アスファルトだってさ。
多分小松菜な
綺麗に畑を整えて、自己満足な私。そんな私に関係なく、自分の好きなところで、好きなタイミングで大きくなってる。小松菜様。水やりも、肥料もあげたりしなくたって、どんどん大きくなる。多少の虫食いなんて関係ないんだって。
元気すぐるよ
人間が手をかける作物って、ある意味過保護な状態であって、実はそれをやめた途端に、野菜たちは勝手に自立していけるんじゃないかって思う。その自立の道半ばで、虫の襲撃にあったり、日照不足、雨不足とか天候の気まぐれにあって倒れてしまう子たちも当然でてくるでしょう。
でもそれが自然の摂理であって、強い子たちが生き残ってく、大きくなってく。そして次へと命をつないでいく。
そう考えたときに私はやっぱり人間に生まれてきて良かったって思う。それはそれは優しい世界。メガネをかけている私は本来であれば弱者であったけれど、現代にはメガネもコンタクトレンズもあって、手術をすれば視力が戻る場合だってある。目が不自由だって大丈夫。事故にあってからは左腕がちょっと不自由になってしまったけれど、生きることができる世界がそこにはある。
こぼれ種から大きくなった子たちを見ていると、なんだか気が引き締まる。背筋が伸びる。甘えてなんていられないよね。もっと一生懸命生きよう。
寒いのに夏の花
鷹の爪ちゃん。もう直ぐ冬だというのに、たくさんお花を咲かせている。まだ実をつけようとしている。それだけ暖かい日が続いているということでしょうか。虫たちがどんどん冬の到来と共に消えていくなかで、反対に生き生きのびのびしているようにもみえて
綺麗で大きな実
つける実だって、大振りで肌つやがいい子たちばかり。夏場に収穫した子たちはもう天日干しして、瓶の中だというのに。唐辛子って、人間様が食べると体が内側からポカポカするのだけれど、もしかして唐辛子自体も中に熱をもっていて、寒さとか関係なかったりして・・・。
アチッって、さ。
明日は特に新しいことはしないのだけれど、大根たちに少し病気がではじめているので、その子たちはちょっと抜いてこないといけないかも。早めに対策。大事ですね。
本日もお疲れ様でした。おやすみなさい。
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