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2020.07.16  晴 23°/26° 空に想う

もうその先にはなにもないんだよっていっても、成長は止まらない。何回か先端を摘み取っているんですが、その下の子蔓、孫蔓が伸びてきてまた同じように上へて上へと伸びていくんです。何度先端を摘み取ろうが関係ないのですよね。往生際が悪いようにも見えるし、どんどん上へと目指していくのでチャレンジャーだなぁって思ったりする。人間はいんげんではないので、常に上から目線でみている気でいる。その先にはもう掴むものはないよって知っているからそう思う。だけれど、いつの間にか上からみていた人間の背丈なんかゆうゆうと越えてしまう。そして今度はいんげんが人間を上からみている。気がしているだけで、下の方なんか全く気にせず、ずっと上を向いているんだろうな。

今日のカバーは ジャックと豆の木予備軍 です

当のいんげん様は上に掴むものがないことを知らないんですよね、知らないから先端を伸ばそうとする。「知らない」ということは、恵まれているのかもしれません。決してネガティブな話ではなくって、知らないからこそ興味がわくし。知りたいという欲求が生まれてくるから、それがまたモチベーションになる。全てを知ってしまったら面白くなさそうですもの。まあ私のお話だけれど。

とりあえず上へのエネルギー。どうかサヤに回してほしいと思う。それは人間の都合・・・いやいや。人間じゃなくって、私の都合ですね。

いんげん様。先に張っておいた麻紐やネットの上限を超えてしまうと先端部分はどこをつかんでいいのか分からず、しばらくは宙をつかんでいるのだけれど、いつしか同じ宙をつかんでいた蔓に当たるとここぞとばかりに絡み始める。そして迷うことなく絡まり続けながら上へと空へと目指して伸びていきます。蔓には軸となるものはないのだけれど、絡まることでそれが軸となる。そしてその軸をまた他の蔓がつかんでいく。なんだか延々と絡まり続ければ空まで届きそう。

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絡み合ってる。支え合ってる

きっと私が知らないだけで、古の方法か何かがあってですね。昔の人はいんげんというか、豆の木として、天まで届かせることができたのかもしれません。それを足掛かりとして、空にある世界と自由に行き来できたのかも。というかできたんだろうなぁ。きっと栽培の技術が失われてしまって交流が途絶えてしまったのかな。だから、結局のところ天まで届かないのは私の持っているスキルが足りないから。生きているうちに天まで届かせることができるのかどうか。空想の世界。絵空事だけれども楽しい楽しい。


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どうでしょうか。生姜。

畑に植えるタイミングが遅くって、まだまだ細くて頼りないのだけれどいい感じで成長しています。生姜は日陰を好むので、午後の早いタイミングで西日が建物に遮られる、そんな影になる場所に植えています。とりあえず南アジアが原産と言われているようで、勝手な想像で雨が多い地域かなぁって。きっとこの場所は心地よいはず。もっと大きくなあれ。


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こちらの世界へようこそベニーさん

日曜日に播いた種が早くもお目覚めです。オクラのベニー様。ベニー様は大きくなると赤紫の実をつけるのだけれど、タネから出てきたときは他の作物と同じように、まっちろい。タネから発芽するときって以外とどの作物も似通っているのだけれど、大きくなるにつれて姿、形、色が付いていくんですよね。光合成?にも関係しているんだろうけど。この白い芽から赤紫になるとはなかなか想像が働かないかも。不思議なこともあるものです。


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ちまちま広がってきてます

そう。チマサンチュなんで。

チマサンチュって100均でも種が売っていたりして(それも1袋50円で)とっても手軽に育てられる野菜なのです。手軽に育てられる、病気にも強い、虫も付きにくい。下葉から切り取って収穫すれば、長い間楽しむことができちゃう。畑に植えているけれど、きっとお家のプランターとか育てるにはもってこいな気がします。ほしい時にすぐに収穫できるし、なんでも包み込むことができそう。そんな包容力のあるチマサンチュ。おすすめです。

今日は心地よい天気に恵まれましたが、明日からはまた梅雨空に戻りそう。また梅雨空かぁと思いつつも、芽を出し始めた子たちには気持ちの良い雨になりそう。梅雨が明ければ夏本番。だけれど。もうそこには秋の気配を感じそうです。今年は秋まき野菜。遅れないようにしなきゃ。

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