見出し画像

実装前のうちにSHHisの設定予想しちゃうぞのコーナー、始めますね

3/21の「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY day2」にて、283プロの新アイドル「SHHis(シーズ)」の登場が発表されました。
現時点(3/22)ではPVに加えて公式サイトのプロフィール、復刻イベント「PiCNiC BASKET!」に追加されたエクストラコミュが公開されています。

事務員であるはづきさんの妹、七草にちかと、アイドルに並々ならぬ思いを抱いている様子の緋田美琴によるデュオユニット。さらには283プロ(というか天井社長)に恨みを持っているらしき斑鳩ルカ...と断片的ながらも非常に想像を掻き立てられる内容となっています。
しかしながら次回の更新日にはおそらくシーズ2人のpR・sRカードが実装されるでしょうから、今の少ない情報で好き勝手に妄想できるのはこのタイミングしか無いと言えます。

私はノクチル実装以後からのシャニマスユーザのためこの手の備忘録を残す機会が無く、新ユニット発表に湧く雰囲気の波にリアルタイムで乗っかっておきたいと言う気持ちもあります。ピース・オブ・エイト!

というわけで、実装前のうちにSHHisの設定予想しちゃうぞのコーナー、始めますね!

※シャニマスのコミュに関するネタバレを一部含みます

シーズの「光」

スクリーンショット 2021-03-22 23.15.37

個人的に注目しているのはこのユニット紹介文です。
耀いて、スパンコール・シャンデリア」「1000カラットの物語」とあるように、
・スパンコール
・シャンデリア
・1000カラット(の宝石)
のような「耀き」がシーズにおける「光」だと考えられます。この3つにはわかりやすく共通点があり、それは
・人が手を加えることで輝く(人工的)
・自ら光るのではなく、光を反射することで輝く(反射性)
の2点です。スパンコールが高級品と言えるかは分かりませんが、キラキラというよりギラギラという感じの、ゴージャスなイメージも特徴的です。
そして、こうした人工的・反射性(+ゴージャス)と相反するコンセプトを持つユニットが283プロには存在します。

ノクチル
です。

シーズとノクチルの対比関係

改めてノクチルのユニット紹介文を見てみます。

スクリーンショット 2021-03-22 23.46.43

ノクチルは「ノクチルカ(夜光虫)」に由来する通り、彼女たちがアイドルになる前から持つありのままの輝きを大事にする、「自然光」のユニットです。「人工的な光」・「反射光」とは正反対と言えます。
さらにはノクチルの「誰かになる必要なんてない」はシーズの「わたし(she)がわたし(she)になるための」と対照的です。
また、そもそもアイドルである必要があるのか?という命題を抱えたノクチルと違って、シーズのPVには「I will become the "idols".」とまで書かれており、アイドルへの思いの強さが伺えます。アイドルをやる動機からしてふわふわしているノクチルとはどこまでも相容れなさそうですがどうなるのでしょうか。

その上、曲のジャンルはPVの「OH MY GOD」を聞く限り派手な電子音を多用するトラップ系で、バンドサウンドメインなノクチルとはこれまた対照的です。曲に関しては、他の方がBLACKPINKあたりが参照元では、と言及しているのを見てなるほどと思いました。

たまたまですが、こちらのPVにはスパンコールもシャンデリアもバリバリに登場しており、豪華絢爛で派手な雰囲気はマッチしています。
こうしたゴージャスさも、芸能界で売れることを必ずしも重視しないノクチルの飾らなさとは正反対に思えます。

そして、こういったシーズのコンセプトは、おそらくノクチルだけでなく283プロ全体へのカウンターとなっています。
実装されたばかりのエクストラコミュ「ただのピクニック」を見てみましょう。

「ただのピクニック」

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズ

はづきさんの妹であるにちかさんは、283プロのレクリエーションの様子を収めたアルバムをみて、「これだけアイドルが集まっているのにカメラが入っていないなんて勿体無い」「アイドルではない姉が写り込んでいるから撮れ高(商品)にならない」と言い放ちます。

コミュを見てきた我々からするとちょっと無神経な発言に聞こえますが、にちかさんは紹介文によると「アイドルに強い憧れを抱いて」いるとのことなので、悪気なく「アイドルは商品であり、アイドル同士の交流(つまり"コミュ")は仕事に繋げてナンボ」という価値観を持っているのだと思います。
2ndライブでの映像を見る限りCDショップのアルバイト(=パッケージ化された"アイドル"を商品として売る仕事)をしている点も意味深です。

実際、我々プレイヤーは良質なコミュを目当てにジュエル(宝石)を払うわけですし、お金を稼がないと事務所(シャニマスというゲーム)は立ちゆきませんから、これは切実な問題です。

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズ

楽しいレクリエーションのひと時も、カメラに収められていない(商品にならない)のであれば「ただのピクニック」だと言うにちかさん。

しかし、これまでシャニマスが一貫して描いてきたのは「カメラ(物語)の外側で生きる」アイドルたちの姿にも輝きがある、というテーマであり、「ストーリー・ストーリー」でそれは「生きることは物語じゃない」と表現されています。シーズの紹介文に立ち返りますが、「わたしがわたしになるための1000カラットの物語」はこの真逆ですね。
そうした283プロ的スタンスの究極系がノクチルです。

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズ(1)

ノクチルは「天塵」では誰も見ていないステージで歌い、「海へ出るつもりじゃなかったし」ではあえてカメラから外れることを選択します。にちかさんが知ったら絶句することでしょう。
しかし、プロデューサーに言わせればこれもまた「撮れ高(価値あるもの)」なのです。

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズのコピー2

つまり私が言いたいのは下記のようなことです。

にちかさんがこうした商業的価値観を283プロに持ち込むことでどういう変化が起きるのか、彼女自身がどう変わっていくのか、というのが今年度のシャニマスの見所の一つになると思っています。

とはいえ、にちかさんの価値観が丸ごと否定されるような展開にはならないはずです。
なぜなら、「海出」でノクチルが出演した番組には彼女らは全く映っておらず、実質的に別のアイドルグループのドキュメンタリーになっていたわけですが、「【がんばれ! ノロマ号】浅倉透」のコミュ「かんぱい」ではそんな番組にノクチルが熱中する様子が描かれていたからです。
恣意的にパッケージングされたアイドルの姿がくだらないのかというとそうではなく、そこにも「本当」はあり、エンタメとして人を魅了する価値を生み出せることは既に触れられています。

これはアンティーカの「ストーリー・ストーリー」も同じですし、「見て見ぬふりをすくって」ではさらに一歩進んだ描写があります。

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズのコピー4

咲耶さんは「物語の外側」にあった葛藤や気遣いを、あえて番組に乗せることを選びました。これは「"ただのピクニック"を物語として消費されることを恐れない」態度とも言えます。アンティーカはシーズのよき理解者になる...かもしれません。

Screenshot_2021-03-23 アイドルマスター シャイニーカラーズのコピー

そして、「アルバムめくって?」と美琴さんが283プロのスタンスを尊重する態度を見せてくれていることから、にちかさんが暴走しないよう美琴さんがブレーキをかける様子がイメージされます。(アイドルたちのコミュを振り返るゲーム内機能の名称が「アルバム」であるのも示唆的です)

そのほかの思いつき

これはあまり自信がないですが、ノクチルとシーズのつながりで言うと、以前私が書いた記事の通り、ノクチルのコミュには少額の「お金」がたびたび登場します。ノクチルにとっての「お金」はシーズの商業志向と通じるのか、ここも個人的に気になっています。

また、シーズのキャッチコピーにある「耀」という字はイルミネのキャッチコピーである「瞳にく、無限の可能性」とはわざわざ違う漢字を使っているところから、イルミネとも色々対比されたりするんじゃないかと想像しています。イルミネーションは人工的でありながら、自ら光を放ちます。

一方で、シーズは「人工的な光」「反射する光」という点ではストレイライトの「迷光」に似ています。ストレイの「ゲーノー界で戦い抜く」姿はシーズの方向性と重なる部分があるので、ストレイのそういう葛藤は「The Straylight」で一旦着地させた...とも考えられます。
なのでストレイの今後のイベントシナリオはもう一段階進んで、業界のバチバチしたお話はシーズにひとまず譲るのかもしれません。

終わりに

と、ここまで好き勝手に予想を書き連ねてみましたが、少しはかすっているのか、大外ししているのか、今後を楽しみにしたいと思います。

なお、"SHHis"の由来や斑鳩ルカ含む人物背景周りの話に触れていないのは特に目新しい視点が思いつかなかったからです。タイムラインの皆さんの考察をすごいな〜と思いながら読んでおります。

そういえば来年のシャニマス4周年にはどんなサプライズがあるのでしょうね。虹にちなんだ7ユニット揃った以上、新たに283プロにアイドルが加入する可能性は薄いような気がします。
斑鳩ルカで283外のネームドアイドルが登場したことですし、ライバル事務所や裏方の方面でより掘り下げていくとか?
個人的には大穴で、「ゲーム内の時間を1年進めます!」とかがあっても面白いと思います。2ndでの告知映像で「時は止まらない」という言葉があったのは印象的でしたし、霧子さんの受験問題やあさひさんの成長痛など、直近のコミュで時間の経過・肉体の成長を扱うシーンが見られたのもその布石だったりして。
突然「イルミネルームシェア概念」が公式からお出しされる未来もあるかもしれませんよ!?と来年分の妄想まで広げたところでおしまいにしたいと思います。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?