【note主催】マイクラで作る理想のまち企画をマイクラ歴3ヶ月の素人が駆け抜けてみた【大人の文化祭】
はじめての方は「始めまして!」
そうでない方は「え?何で知ってるんですか!?…こわい…」
これがnote記事一本目になります笹がきゴボウと申します。
師のリスペクトとしまして「どうぞよしなに」と付け加えさせていただきましょう。
先日から開催されていますnote主催「クリエイターフェスティバル2022」
簡単に言うと様々なジャンルで活躍されるクリエイターの方々をゲストとしてお招きし、応募者と一緒に「やってみた、つくってみた」を体験する企画なのだとか
そんな企画の1コーナー「マイクラで作る理想のまち」に応募し、幸運にも当選いたしましてマイクラ歴5年です10数年ですという歴代の先輩クリエイターさん達の末席として10/7~10/10までの4日間参加させていただきました。
今回、企画のゲスト講師を勤められた動画投稿者のハヤシ氏の動画を長い間見る専だった筆者が我慢出来なくなりMinecraftというゲームを初めてプレイしたのは今年の7月、マイクラ歴若干3ヶ月と言う毛すら生えてないツルンツルンの初心者です。
建築技術で企画を盛り上げる事は到底出来ない
それは歴戦の建築勢や講師のハヤシ氏にお任せし目一杯勉強させてもらおう。
それでも誰かの役には立ちたい!
筆者、マルチプレイで他人から言われる「サンキュー」「ナイス」「ありがとう」で白いご飯何杯でもイケちゃうタイプのヤバいオタクなので(モンハンでは麻痺片手剣、スプラではサブにジャンプビーコンがSPにドリンクがついているかどうかを探すような感じ)
折角、同じゲームが好きで同じ実況者さんを推している同好の氏が集まっているのだから何か建築の一助になるような事がしたい。
無い知恵を振り絞ります。
そう言えばテストサーバーに入った際、昨年も参加された方が「大人数のマルチプレイは兎に角鉄と食料が足りなくなる」と仰っていたな…と。
思い付いてからが早かった
「そうだ!泥製造工場を作ろう!」
説明させてもらいましょう!
マイクラは最新ver1.19のアップデートから主要鉱石の分布が変わったので希少鉱石を探そうとすると今までよりも更に深い深層岩エリアを掘る必要が出てきました。
つまり今からワールドを作ると「ダイヤモンドを探していたら勝手に丸石が貯まっていた」と言う事が無くなっちゃったんですよね
ver1.19から始めるマルチにおいては鉄、食料だけでなく今まではポピュラーな建材だった石も貴重な素材になり得るのです。
これを知識として知っていたとしても実際この身をもって痛感しているのは逆に参加者の中で唯一のペーペー筆者だけではないだろうか!?
あれ?これは盲点なんじゃね?来たんじゃね?胸が高鳴ります。
皆が素材と食料不足のせいで道の舗装もままならないよと喘ぐ中、颯爽と登場したシマウマンが余りがちな土を魔法のように泥レンガに変え同じく泥レンガとの共有クラフト素材の小麦でパンを焼けば、一石二鳥!
石器時代から始めるハズだったのに、いきなり10数年の月日を飛び越えて最新verの要素が安定供給され始めた皆は嬉しさの余りゲロを吐き、つられて運営さんやハヤシ氏ももらいゲロ 最終的には地球温暖化も解決する!と言う机上の大計画「五条悟プラン」を実行しようとほくそ笑みながらまずは第一歩となる畑を耕していました。怪しい奴ですね。
(まぁ蓋を開けてみれば筆者が手の遅さで四苦八苦する中、コツコツ素材を貯めては共有倉庫にソッとごんぎつねの如く納品してくれていた方々のおかげで石材は足りたんですけども…)
配信中は「見」の時間だとばかりに解説しながら流れるように組まれていくブロックの形状にただひたすらため息をつきつつ、配信が円滑に進むようにその場で知り合った参加者さん達と即席のチームアップを組み
配信に写り込みそうな足場を解体したり、足りなくなりそうな原木や鉄、食料をハヤシ氏に投げつけてみたり
内装に移るとあれば氏がいつも動画で愛用しているアイテムセットをその場で用意出来る限りかき集めチェストにコッソリ入れ「トイレ用」と看板を立てる等のイタズラに興じてみたり、と
「ハヤシさんの配信をスムーズに進めたい」という共通目標の上で団結力が生まれ始めていました。
いやぁ現実世界ではここまで同じ熱量の「ハヤシ推し」と一堂に会す事が無かったので新鮮でした動画視聴者ならあるあるの「ハヤシネタ」でドッカンドッカン盛り上がったりする経験とかね。
このまま皆でワイワイ楽しくおしゃべりしながら配信時間になったらハヤシ氏のお手伝いをし、最終日まで街作りを楽しんでいくのかな~等と思っていた矢先、note社員さんから爆弾のようなメッセージが投下される。
『最終日にnote社員(僕)から、クリエイターの方に何名かインタビュー
というものがありましたが、僕にされてもあんまりおもしろくないので
「最終日、ハヤシさんのチャンネルで配信中に、ハヤシさんからインタビュー」
に変更させていただきました』
…………………ハイ!?
今何と?………ハヤシ氏が自分達の建築物を直接見て回り、気になったものにインタビューをするぶらり散歩番組みたいな事をするって………?ステイ、ステイステイこれはえらいこっちゃです。思考がバグりそうになっている筆者を他所にこれで先輩達建築勢の心に火が着いた。
必要な資材の情報共有、迅速な建築に不可欠な貴重ツール類の貸し借り、食料や鉄などの消耗品をより安定して供給出来るような畑、アイアンゴーレムトラップ他インフラ関係の整備、時間のかかる銅ブロックの酸化、新たな建材を求めての海底神殿やネザー、ジ・エンド攻略などが活発化し24時間いつ見ても誰かがログインして作業を進めている状態に
2日目、3日目と限られた時間の中でコツコツ作りつつ皆の中心にあるハヤシ氏という存在が毎日ワールドに訪れては家や橋を掛ける為に何時間も配信をしてくれる
「ここまで頑張ってくれているハヤシさんに中途半端なものなんて見せれねぇ」その刺激に尻を叩かれるように気を引き締め各々が力を尽くしていました。
最終日などはその勢い凄まじく
飛び交う素材情報、手の空いた人への建築の協力要請、建築の相談でDiscordのボイスチャットは常に30人以上がごった返す大盛り上がり「ハサミある人~?」
「ベイクドポテト1スタック共有チェスト入れとくよ」「サンキュー!」
「ダイヤモンドならウチのチェスト入れてるから持ってって」「良いエンチャント出たからシャベル持ってる人いたら付けるよ!」
「泥レンガなら弊社にお任せ!」
「誰かアカシア原木持ってませんか!?」「あるよ~配達するんで倉庫で落ち合おう!」
「手の空いた人すみません屋敷建てるの手伝ってください」「任せとけ棟梁!」
「『鉄100個』私の好きな言葉です」
(全「それは皆好きなんだよ!!!」
まるで学生時代の文化祭に戻ったかのような活気、個人の損得も恥も外聞もかなぐり捨ててでも何がなんでも街作りを完成させてやるぞという気概に皆が一丸となり魂を燃やしていました。
誰かがポツリとつぶやいた「そうか、『みんなで作る理想のまち』ってこう言う事だったのか」と最終回クライマックスでタイトルの意味が判明するオタクくんの大好きなムーヴもありつつ焦燥感の中に楽しみを持って最後の配信を迎えました。
配信中はそのままボイスチャットに残り皆の努力の結晶を観賞しながら感想を言い合う和やかなムードに
半分くらいまで来た所で誰かが言い出しました
「なぁ?この墓地ってハヤシさん墓地だと気付いてくれるかな?」
そう、初日に酸化をスタートさせていた銅ブロック(4マス間隔で置いておくのが最も酸化スピードが早まるのだとか)
その希少性からか皆遠慮して結局そのままになってしまっていた物をハヤシ氏の配信のコメントに「お墓みたい」と言われたのを逆輸入し
アイアンゴーレムの集団墓地って事にしようとポピーを植えたまでは良かったものの、何かが足りない。何だろうと皆で思案し合った結果
「そうだ墓参りしてる人だ!」という結論に
4日間死線を潜ってきた歴戦の戦友(とも)の団結力は早かった。
街を見て回るハヤシ氏からコッソリ隠れながら各々、街の発展の為に文字通り身を粉にしてくれたアイアンゴーレムに花を手向けるため墓地に集合、あろう事か集団ドッキリを仕掛けようと画策します。
「まだ間に合う?」「大丈夫、今ハヤシさんビルの中に入った」「ポピーあります?」「アイアンゴーレムトラップの中に余ってるから持ってきて」「アイツが…好きな花だったから…」とヒソヒソ話ながらログインしている中でも相当数が集まる事態に
それがこちら
ロールプレイが過ぎるんだよなぁ
本来の配信時間を大幅に上回る5時間越えの長時間配信、それもその筈レポーターのハヤシ氏全員の建築物をしっかり訪れてひとつひとつ丁寧に誉めてくれるのだから嬉しくない訳がない
各々が情熱をかけて作成し頑張って良かったと健闘を称え合いました。
建築物は不恰好、厳めしくて不出来で未完成
それでも皆のトスのお陰で今まで頑張っても届かなかったほんの少し高い所に跳べたような
そして着地後に隣にいた影山くんに「おい、跳んだな」とニヤッとされるような
そんな突然のハイキュー!!ネタが飛び出すレベルには刺激と感謝の日々を送らせてもらいました。
このワールドは終わってしまうけれども、戦友達が新たに同窓会サーバーを立てませんかと提案してくれ今後はそっちでマイクラの武者修行を積み、来年も当選するのなら絶対帰ってきたいと思っています。(倍率えらいこっちゃな事になってそうだけれども)
いやぁマイクラって面白いですね。
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