ある一つの苦悩~8050問題によせて

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私には今年50歳になる独身・無色・実家暮らしの叔父がいる。
この叔父(以下、J氏と呼ぶ)は姉二人の末っ子長男として、大企業に勤める父と過保護な専業主婦の母のもとで何不自由なく成人した。ように思う。
しかし以下のような諸々の問題を抱え、現在は唯一残る80代の母親と暮らし
精神病を抱えながら鬱屈した人生を送っている。ように思う。

・親のコネで大企業に入社→自己都合で退職
・バツイチ子持ち女性と結婚→離婚
・離婚後に親の援助で戸建てを建築→支払いが続かず売却
・FXにはまる→損失額何千万→親が返済
・現在も親の年金で暮らしながらFXを続ける

J氏のことを思うとき、その最大の不幸は大企業で働く父親への劣等感、
自立を阻み続けた母親、早世した二人の姉(私の母に当たる)など、家族関係が第一に挙げられるが、それらは私から言わせれば総じて「恵まれた環境ゆえの不幸」としか言いようがない。

J氏と私は2.3年に一度激しくぶつかる。
これはJ氏が2.3年に一度、大きな問題(たいがいがお金の問題)を起こすことによるもので、始まりはJ氏の姉であり、私の母が亡くなった13年前からスタートした。唯一のストッパーだった姉が亡くなりいよいよ狂いだしたのだ。

振り返れば、J氏が人生を立て直す機会はいくらでもあった。
FXで1000万の損害を父親に返済してもらったとき。
持ち家を失くし、実家に戻るか一人暮らしをするか選択するとき。
自己破産したとき。
逮捕されたとき。
母親のへそくり500万をFXで溶かしたとき。
少し痩せて見てくれが良くなったとき。
父親が亡くなったとき。


普通なら「もう終わりだ」という状況において、神様は彼に改心させる機会ではなくお金を与えた。
そう、J氏の親は小金持ちだったのである。
ちょこっとした土地や預金を持つ年金生活者。
働かなくても息子一人くらいなら養えてしまう蓄えがあったのだ。

今回も一悶着あり、せっかくなのでnoteで色々と整理してみたいと書きはじめたのだが、言葉にすると、やはりこの問題の諸悪は親にあると改めて考えさせられた。
問題が起こると叔父を責め、改心してほしいと話してきたが、改心してほしいのはいいかげん親のほうだ。
書くべきことがありすぎて、続けられなくなってしまったので、届かないお手紙で終了。


【おばあちゃんへ】

もうあなたの息子は50代になってしまったよ。
あなたは80だよ。
おばあちゃん、私はあなたが好きだから「おばあちゃんが亡くなった後は、叔父さんと何とかやっていくよ」と言うけれど、それ嘘だよ。絶縁だよ。
私の建前ばかりの間違った優しさも、結局叔父さんを不幸にしてしまっているのかな。
願わくば私の知らない二人だけの幸せがたくさんありますように。

【J氏へ】
誰よりもお金を消費しているのに、お金が欲しいと言う。
本当に欲しいのはお金じゃないんでしょう?
最近、私は不幸なままで終わる人生も結構あるということを知ったよ。
苦しいままなら、とっとと今回の人生は終わらせちゃって、
もう一度生まれ変わっておいでよ。待っているよ。


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