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「タゴール・ソングス」読んだよ〜

お久しぶり〜 紗里でーす!📕

今日は前見た映画「タゴール・ソングス」の監督さんの佐々木美佳さんが書いた本バージョンの「タゴール・ソングス」が出たからその感想をつらつら言ってくね!内容はそこまでネタバレしないから気になるな〜って人も読んでだいじょぶ!

 ちな前見た映画の感想はこちら👇

https://note.com/sary_1924/n/nee6c5529e386

 んでこの「タゴール・ソングス」って本なんだけど、まず装丁がめっちゃおしゃなんだよね!蓮の花がメインなんだけどそれがもうなんかめっちゃキレーなの!真っ赤なんだけど、なんかギラギラしい感じじゃないっていうかやさし〜い感じなんだよね!なんとなく映画のイメージに合ってんな!って思うわ〜

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 しかも帯がめっちゃでかいの!んでそこにタゴール・ソングの中でも有名で今回の映画、書籍の中でも重要な役割を果たす「ひとりで進め」って詩が引用されてるんだわ!だから帯を外した時と付けてる時の印象がちょっと違うんだよね。アタシはつけてる方がすきで〜す!

 遊び紙は澄んだ水色って感じで蓮の花の浮かんでる清らかな水面にも、世界中と繋がってる綺麗な青空にも思える感じのいー塩梅の水色なので、見た人はどう感じたかアタシに教えてほしいな!

 あと詳しくは知らないんだけどフランス装丁っていうなんか洒落てる装丁っぽいからそういうの好きな人も買うとハッピーになれるかも!おすすめしとくね!


 んで実際の中身なんだけど、映画自体と本筋は大きく変わんないかなあ

 ただ映画本編に載せきれなかった話とか、あと作者さんである佐々木美佳監督の気持ちとかがこまごま載ってんだわ!

 だから映画見たよ〜って人も見逃しちゃったわ〜って人も買って損はないっぽいです!

 ちな「映画見たかったけど見れてないわ〜」って人は2/19、2/20に東中野の映画館でまだやってっから見れるよ!諦めるな!

 このツイートに詳しく載ってっから気になる人はよろね!

 じゃあ具体的なあたしの推しポイントなんだけど、まず一つ一つの章のタイトルがタゴール・ソングから引用されてんのね。うお凝ってんな!って感じだし実際話の中でもそれが出てくる。なんとなくその話のテーマがわかりやすいっていうのも今回のいいとこかもしんないね

 タゴールってすっごいポエミーだからちょっと日本人からしたらわかりづらいな〜って感じがするんだわ。宗教とかに普段触れてないと余計にね。けどタイトルでわかりやすく「この歌がメインだよ!」って書いてあるから多少とっつきやすさが増えてると思うんだよね〜

 そんで実際ページをめくってくと、タゴール・ソングを通していろんな人の生活を見れるんだよね。どの人の人生にもタゴール・ソングが深く根付いてて、当たり前のようにそこにあっていつでも取り出して心を包み込むあったかい毛布みたいに愛されてる感じなんだわ。多分カシミアとかにも負けないよコレ。めっちゃふわふわで最高のやつね。

 タゴール・ソングってわりかし哲学っぽいんだけど、それが気軽でめちゃくちゃメジャーな感じで受け入れられてんのがマジでカルチャーショックなんだよね。だって日本だとそんな感じで国民の殆どが知ってる哲学っぽい曲ないじゃん? 

 だからそういう日本人には馴染みのないちょっと変わった感覚を味わうのにもこの本は向いてるな〜って思った。

 んで実際作中にタゴール・ソングはいくつも登場するんだけど、なにがいいってめっちゃわかりやすいんだよね!

 アタシが初めてタゴールに触れた時ってなんかむつかしくてすっごい神聖できらきら〜!って感じのイメージがあってさ、ずーっとそういう感覚で代表作の「ギタンジャリ」とかも読んできたの

 でも映画でもこの本でもタゴールってマジで身近な存在として扱われてんの。コルカタでもダッカでもすごい格式高い感じってよりはなんかメジャーソングって感じでみんな大好きでさ、タゴール・ソングは特別だけど全然特別じゃなかったんだよ

 しんどいなって時も楽しいなって時も一緒にいてくれる友達みたいだな〜って感じ。ちっちゃい頃から大人になるまで、そんでいつか死んじゃう時までずっと人生を支えてくれる歌ってめちゃくちゃすごいよね

 アタシたちからするとタゴール・ソングってちょっとわけわかんないなって感じだし、もしかしたら言い方がなんかキツくってお固すぎ!って思うかもしんない

 でもこの本や映画に出てくるタゴール・ソングやギタンジャリってめっちゃやさしいわかりやすい言葉で監督が訳してくれてんのね?

 だから絶対いつもよりとっつきやすくなってんの。アタシが見た中でいっちばん親しみやすいタゴールだと思うよ!もうマジでびっくりした!

 だから映画見た人が買うのもいいんだけど、「タゴール気になるな〜」って人が入門として買うのもめっちゃいいと思うんだよね。タゴールの詩の意味だけじゃなくって今生きてる人たちにどんな感じで愛されてるかっていうのもわかるからめっちゃ好きになっちゃうんじゃないかな?

 最後になるんだけど、これは映画の中に出てくるタゴール・ソングの歌詞にこんなものがあったんよ

今から百年後、私の詩の葉を心を込めて読む人 あなたは誰?

 さっき言った通りタゴール・ソングってもうめっちゃインドとかバングラデシュでめっちゃ人気なのね。人気っていうかもう生活に根付いてる感じ。お母さんとかに子守唄とかで歌ってもらうし、ラジオとかでもバンバンながれてんの。もう魂に刻み込まれてんの

 タゴールはもういっぱいいっぱい詩を残してくれた。その中には悲しみや苦しみに寄り添う詩がたくさんあって、そのいくつもが今もタゴール・ソングとしてみんなに親しまれてる……

 それってほんとにほんとにエモいことだと思うんだ。だってほんとにタゴールの詩は百年後の誰かに届いてる。誰かを支え続けてる。それは他でもないタゴールがやりたかったこととおんなじなんじゃないかな

私の春の歌が あなたの春の日に 一瞬でも響き渡りますように

 こんな願いを込めた詩を読んだタゴールのことが大好きだから、アタシはその分タゴール・ソングを勝手に解釈して勝手に心の支えにしていくつもり!

 それがタゴールを愛する上で一番大事なことじゃないかなってアタシは思ったよ。めちゃ勝手な解釈だけどね

 というわけで!

 そんなタゴールに慣れ親しむのにうってつけなのがこの『タゴール・ソングス』なんだよ〜って宣伝して今回の記事は終わりにするね!

 東中野ポレポレ座で2/19、2/20でサイン入りの単行本がゲットできちゃうよ〜

 もちろん2/24以降なら通販でも本屋さんでも手に入るから気になった人は一回手に取ってみてね!

https://3rinsha.square.site/

 いじょーおわり!

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