#6 性的マイノリティと"ネッ友"関係

コロナ禍で人と会うことを自粛する世の中で、自分はネットの世界で人と交流するようになった。

とあるテレビゲームのYoutube配信者とそのリスナー達である。

その配信者の配信終わりには某ボイスチャットアプリに集まるのが恒例で、一緒に対戦をしたり雑談をしたり、独り身の夜を快適にゆっくり過ごせる素敵な空間である。

しかし、リスナーには男子学生、いわゆるDC、DK、DDが多いため恋愛の話になると異性の好きなタイプなどで盛り上がるのである。

そこで自分は、いままでそうしてきたように、ひっそりと輪の端っこに居座り会話が終わるのを待つ。

自分がゲイであることを誰にも言ってないわけではない。
もっとも熱心に配信へ来る年下のリスナー君1名、そして10歳くらい年上の主婦さんには話の流れでカムアしたことがある。

しかしまぁ、今回のシチュエーションでは、若い男子が盛り上がってるところでカムアするほど自分にとって私的な空間でもない。空気を濁しても申し訳ない。
そんな感じで気持ちを落ち着かせている自分である。

ただ、「オープンに生きたい!もっと周りといろんな話題について話し合いたい!」
と考えてる自分にとって、そもそも恋愛対象がマジョリティと異なることを事前に伝えておくことは必要不可欠なのである。
それは大学時代に散々経験してきた。

こうやってボイスチャットで仲良くなった時に心の底から楽しむためには、初期から公言しておく他ないのだと思う。
周りがどう思うかなんて考え過ぎていては後々後悔するのである。
(もし周囲の雰囲気に合わなければ自然と自らフェードアウトするだろう)

オープンに生きることは、タイミングを逃さないことでもあるのかもしれない。

それにもし相手が気づいて自分に違和感を感じても、時間が経てば経つほど「言っちゃダメなやつ?」と違和感にフタをしてしまうかもしれない。

オープンに生きることは2022年の私のモットーである。
転勤に伴い、今後他人との出会いはどんどん増えていく。
これから出会うコミュニティの中では、人との接し方に自ら変化を起こしたい。

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