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Kick Japan Ranking Virtual Mar. 2023 Vol. 009 Ver. 1.10

Ver. 1.10:  風音 vs 田丸辰、海人 vs イ・ソンヒョン結果の感想
Ver. 1.01:  武尊の発表
Ver. 1.00:  Vol. 009ランキング発表
Ver. 0.89:  風音 vs 田丸辰を追加、海人について追記
Ver. 0.86:  物議を醸す裁定のヨーシラー動画
Ver. 0.85:  K'FESTA.6 注目カード結果と感想
Ver. 0.79:  ≦ 57.5 kgランキング 特別公開終了
Ver. 0.78:  特別公開≦ 57.5 kgランキング
Ver. 0.76:  ≦ 65.0 kgランキング特別公開終了
Ver. 0.63:  特別公開≦ 65.0 kgランキング
Ver. 0.60:  今月の注目カード
Ver. 0.51:  理解できない新生K-1の試合順(全試合版)

Kick Japan Ranking Virtualとは?

日本国内で、キックボクシングルール(ヒジ無し、ほぼ掴み無し)の試合をする選手のランクです。原則、RISE、新生K-1、KNOCK OUT、シュートボクシング等に参戦する選手の日本ランキングを発表しています。継続参戦が期待される外国人選手も含めました。試合結果だけに拠らず、選手の実力ベースで評価したものです。ミスジャッジもずいぶん有りますからね。

ヒジ無し、掴み制限有りルールを採用する団体の選手の強さを相対的に理解出来るランキングを目指しています。

当ランキングの名称には Virtual が含まれています。その意味は各団体によって少しずつルールが異なります。全く異なるわけではありませんが、首相撲有りの団体と掴み禁止の新生K-1では微妙に間合いやテクニックが異なります。ですからボクシングのパウンドフォーパウンドのように、仮にルールが同じならこの選手はこの位のレベルですよと言う目安の為のバーチャルランキングとなっています。

Topics

🔴武尊の発表

大きな発表がありそう。2日後を待てば詳細が分かるが、その前に推理してみよう。
少し前に新生K-1が世界のK-1商標権を全て入手したような発表があった。
それに呼応するようにタイから一流ムエタイ選手が日本のリングに上がっている。ヨーキッサダーと武尊が練習したり、タイとのネットワークをONEに対抗して構築しているのか。
タイ人からすれば稼ぎ先が増えるのだし、ムエタイの公式記録には残らないキックボクシングはお得意さんでもある。
恐らく団体や競技の枠を超えた、キックボクシング(K-1)タイトルの創設ではないかと予想する。
ムエタイの主導権はONEにあるとしても、キックボクシングの主導権は日本、K-1、Abemaが持つと言う事だろう。魔娑斗、正道会館がこのところ大人しいのは発表前だからでは。

KJRVとしてはそんな事はどうでもよくて、ロッタン vs 武尊だけは実現して欲しいと願うところです。

ISKA 61 kgと言うことはアダム・ブアフフ選手とほぼ同じウェイトですが、
上から階級を下げての対戦です。上の階級では原口健飛選手が対戦予定だった、ザガリア・ゾウガリー選手とも対戦しており、敗北を喫しています。
今なぜ?と言う疑問の答は、復帰戦だからと言うしかなさそうな相手。
勝って、次にロッタンとやってもらいたい。

🔴パヤーフォン VS 菅原美優

写真が無いので地味な文字だけになるのだが、なぜ男性のカードにあるような対戦写真が無いのだろう?

前回の対戦を見た時、次やれば菅原美優が有利と感じた。
それはパヤーフォンの反則にレフェリーが甘すぎたから。
この原因はいくつか考えられるが、以前バッティングを繰り返す菅原の態度にウィラサクレック側が対抗としてラフな攻撃をさせていたのではないかと思う節がある。その為に菅原は悲惨な顔にされた。もし、意図的な反則なら良くない事だが、皇治対白鳥大珠のように気持ちも分からなくはない。今回はホールディングに関しても、適切なレフェリングをお願いしたい。

パヤーフォンの練習を見たところ、左のミドルをよく出すが、右利きなのか右ミドルのほうがパワーを感じた。あまりパンチを見せなかったが、パンチなら菅原に分があるのは変わりなさそうだ。

今回は菅原がKO勝利できるかどうかが、興味のポイント。

結果:菅原美優の判定勝利。前回の結果を踏まえて、作戦、課題ははっきりしていたはず。ボクシングに重点を置いた練習でKO勝利を期待させた。
しかし、試合前、相手の得意な蹴りで勝ちたい旨の発言をしていた。
荒唐無稽な話で驚いた。それならタイに行ってムエタイで勝って来いと言いたい。新生K-1の選手ならその選手らしい勝ち方で叩きのめすのが菅原の仕事ではないのか?結局、これまでと変わらぬ試合展開の前蹴りと当たらないパンチと下から脇を差すホールディングの繰り返し。プッシュしてパンチを放ったり、テンカオや身長差を利用した膝蹴り、飛び膝などは何も見られず。どうしてしまったのか不思議だった。同じジムのKANAは理詰めの下から崩してパンチを入れる展開が見事だっただけに、作戦参謀の選択の失敗があったのではと思った。戦い方に進歩が見られず、旧式の試合展開が残念だった。次は全く新しい菅原美優が見られる事に期待している。

🔴新生K-1の試合順が理解できない


今回 K'FESTA はなかなか良いカードが揃った。
にも関わらず、試合順に首をかしげてしまう。

プロデューサーの肝入だそうだが、変なこだわりを捨てて客本位の試合順を普通に考えて欲しい。あなたの考えを披露するのではなく、客の希望を想像して欲しい。

今回は対抗戦と一流タイ人のカードが入った。これが無くてもそこそこのカードを揃えたように見えるが、もし対抗戦が無ければ武尊もいないし、本当にいつもと代わり映えしない地味な大会になって、さらにRISEに差を広げられただろう。

新生K-1の運営陣がいかに自分達の事だけしかみていないか、この試合順で分かる。もし少しでも相手の立場を考えられるなら、今回の大会はRISEファンが大勢見る大会になる事くらいはすぐに分かるはず。

その一番の目玉カードをメインにしなくてどうする!

最後のメインは玖村将史 vs 鈴木真彦しかないではないか。鈴木真彦はRISEの大会でメインを張れる選手ですよ。それは玖村将史にも言える。
どちらもメインを張れるような両団体のエースが対戦するのに、なぜメインじゃないのか?RISEファンの事を忘れているに違いない。

そしてセミファイナル、これは朝久泰央と与座優貴で良い。
ここは同じ考えだ。対抗戦が無ければ僕はメインに選んだ。

そして次は玖村将史との人気を二分する金子晃大を登場させたい。
相手は先日負けはしたが、ONEChampionshipでプラジャンチャイと対戦した、コンペット。日タイ実力者同士の対戦を持ってくる。

次はこれも新生K-1が推している軍司泰斗。これも相手はタイの一流選手で、新生K-1ルールでは武尊のように軽く倒して欲しい。
武尊のように倒せば、非常に盛り上がるだろう。

次はこれも次代を期待されている、新生K-1のホープ対RISEと言うか、KNOCK OUTと言うか、ヒジ有りならトップクラスの実力を持つ安本晴翔との興味深い一戦。本来なら斗麗ではなく、軍司泰斗がやるべき相手。
この辺りのマッチメイクには疑問が残るが、軍司が負けると痛手が大きい事情が新生K-1にはあるだろう。当然。理解できるから無理は言わない。

そして次は石井一成。他団体から来て、もう王者に王手をかける位置まで来た。本来ならタイの強豪と戦わせるより、黒田や池田と見たいところだが、石井は人気の点でも上位に来る選手なのだから上の方で戦わせたい。

その次は、菅原美優とパヤーフォン。実力も大事だが人気で順番を決めるべきだ。パヤーフォンに勝てば実力も証明される。

あとは大和哲也を持ってくるなり、野杁を持ってくるなりすれば良い。和島大海は実力は高いが、人気の面では今ひとつなので下になっても仕方ない。

ここからは良いカードが多いから、どのカードがどこに来てもそれなりに楽しめる。

まとめると、

メイン
玖村将史 vs 鈴木真彦
セミ
朝久泰央 vs 与座優貴

金子晃大 vs コンペット
軍司泰斗 vs ヴュー・ペッコソン
斗  麗 vs 安本晴翔
石井一成 vs ヨーシラー
菅原美優 vs パヤーフォン

大和哲也 vs 林健太
野杁正明 vs ジャバル
和島大海 vs ジョムトーン
谷川聖哉 vs ステファン・ラテスク
京太郎  vs 石井慧
鈴木隼人 vs パコーン
ピケオー vs アビラル
KANA      vs フンダ・アルカイエス
寧仁太  vs 實方拓海
松倉信太郎 vs イゴール・シウバ
神保克哉 vs ヴィニシス
大岩龍矢 vs 國枝悠太
江川優生 vs カン・ユンソン
AKIRA Jr vs 星龍之介

どうでしょう!人気、注目度で並べるとこうなるはず!
分かってないな、中村ちゃん。

🔴注目カード


結果:龍聖延長判定勝利。ペットセンセーブは初めてのルールにも関わらず本戦では僅かに龍聖を上回っていました。三人のうち一人の判定は龍聖の2ポイント差の勝利としていて、おかしいと思った。延長ラウンドでダウンしてしまい、惜しくも勝利を逸してしまいました。本来なら1階級下の体格ですが、よく健闘しました。龍聖はフィジカルが不足している。
RISEの原口健飛が世界に挑戦すると言う触れ込みで、グローリーのペットパノムルンに挑戦したが、二度の挑戦でも王座に手が届かずペッチは階級を上げて二階級制覇を選んだ。元々原口は60 kgでもできた選手で、順番に階級を上げて行けば二階級制覇できた選手。65 kgのタイトルを取れば日本なら三階級制覇できたはず。しかし先輩の?山田洸誓には挑戦せず、タイトルに縁が無いまま世界に挑戦している。強いのは間違い無い。もっと輝ける選手だと思う。で、ペッチは上の階級では難しいと思うが、実質的な世界王者はONEChampionshipに集結しており、グローリーのタイトルに重みはない。
結果:ペットパノムルン4RKO負け
この試合はどちらが勝つとはっきりした予想が立てづらい。どちらかと言えば、ここのところ打たれ弱さを感じさせなくなった鈴木真彦のフィジカル勝ちか。玖村将史の最高のカウンターが決まれば鈴木も倒れるしどっちが勝っても不思議ではない。
結果:玖村将史の判定勝利。予想通りダウンが無ければ試合を押し気味に進めていた鈴木の判定勝利だったかもしれない。玖村の左ジャブは何度も正確に鈴木を捉えていた。それをまともに受けていた中の一発で鈴木がダウンを喫し、それが勝敗を決めた。頭を振りながら入る修正ができれば、次があればどうなるか分からない。たぶんもう無いでしょうけど。


与座優貴は海外で良い練習ができていたし、安定してスキが見えない。朝久は苦しい戦いになるだろう。因みに与座は当ランキング≦ 65.0 kg級で5位にランクされる選手。朝久泰央はここではランク外の選手。ここで勝てば一気にランクインするが。
結果:与座優貴の判定勝利。朝久選手は手に怪我をしていたそうだが、概ね予想した通りの試合結果となった。与座は当ランキングでは階級上の65 kgでもトップ争いしている選手。対して朝久は65 kgまでのランキングではランク外の選手。実力は明らかに与座が上回っていた。
コンペットはONEでもプラジャンチャイとやるようなトップ選手。キックボクシングルールに向くパンチが得意な選手。金子晃大はコンペットに勝てばもう国内選手と戦う必要は無いだろう。この選手もパンチ主体の選手なので、カーフキックが効果的だろう。
結果:金子晃大の判定勝利。金子の安定した強さは本物。これからはどんどん国内外の上位選手と戦って倒して欲しいが、同階級でやるなら海外でやるしかない。コンペットはどうも最近の試合では精彩を欠いている。表情も暗い。どこか怪我しているのだろうか?金子晃大対プラジャンチャイは叶わぬ夢なのだろうか?


安本晴翔は安定した強さを持つ選手。それに対して、斗麗は蹴り中心だった選手。少しずつ修正しており、軍司泰斗戦の経験からパンチの攻防の練習に力を入れたはず。その結果が試される。カーフの使い方が勝負を分けるような気がする。
結果:安本晴翔の判定勝利。それにしても斗麗の改造ぶりには驚かされた。まるでKJの言葉が届いているかのように新生K-1ルールにアジャスト中の様子がはっきりと分かる戦いだった。慣れない重心にまだ戸惑いつつも、試合中にどんどん成長を見せて行った。これは化ける可能性がある。前重心パンチと蹴りの連携が不十分だが、武尊の後を継げる可能性は十分ある。打倒軍司泰斗を当面の目標として頑張って欲しい。


44戦中でKOはたった一度。軍司泰斗と同じような、パンチが上手い選手なのだろう。練習を見たところ、蹴りは強くなさそう。ここ2年で負けたのはロンナチャイとコンペットだけ。そのコンペットにも3勝1敗と大きく勝ち越している。ただしコンペットは下の階級で戦う選手なので戦績だけから考えると、軍司泰斗はKOしなければならない選手。カーフキックで崩せそう。
結果:軍司泰斗の判定勝利。軍司は序盤に効かせていたカーフをもう少し徹底すべきだった。パンチが上手いヴューを侮って追いかけてしまった。判定に疑問を呈する向きもあるようだが、僕はダメージを与えていた軍司、軽いパンチで逃げながら打つスタイルのヴュー。新生K-1の舞台ではヴューの勝ちには見えなかった。それにしても異競技でこれだけの試合を見せられるヴューは本物のムエタイスターだと思った。
ヨーシラーの練習風景を見て、ムエタイ選手としては今回来日した選手の中でもトップクラスの一流だと思った。ただし新生K-1ルールへの対応は石井一成のほうが真剣な分、有利なのではないだろうか。ヨーシラーも継続参戦するなら怖い選手。
結果:ヨーシラーの判定勝利。ヨーシラーも黒田戦の負けで相当対策をしたのだろう。ダウンが無くても石井と同等以上のパフォーマンスを見せた。ヨーシラーやヴューのような一流選手は継続参戦すればゲーオやゴンナパーのような日本選手が敵わないような強豪になる可能性が高い。是非、日本で戦って欲しい選手。

2ラウンド開始後10秒、石井のミドルをヨーシラーが左腕で受け、右手で一瞬引っ掛けた。解説の佐藤はキャッチと言ったが、そうは見えない。これを反則にすると、新生K-1の試合は難しくなるだろう。

ジョムトーンは良い選手だが、そもそもフレーム的には小さい選手。和島大海は≦ 70.0 kgの日本王者なのだから、普通に自分の戦いをすれば勝てる相手。
結果:和島大海の判定勝利。知るところではKJRV以外、和島の勝利を予想している人はいなかったのではないだろうか?これでファンもフレームの重要性を知ることになっただろう。
新生K-1のメインカードは、僕の試合順では8番目。どちらも素晴らしい選手には違いない。そしてどちらが勝っても不思議ではない。ただどちらが勝ったとしても大和も林も絶対王者感が無い。この階級では少し小さく見えた林も、計量時には大和と同じ体格に見えた。ならば林が有利か。
結果:大和哲也の判定勝利。一進一退の打ち合いになったが、やはり根本的なフレームの違いが勝敗を分けた。林には65 kgは重すぎる。それでもあそこまでやる。62.5 kgでもやって欲しい。



この試合はランキングに関係無い変則的な試合なので詳細は省くが、ここには掲載する予定ではなかった。それを試合前日の25日に急遽アップすることにした。それは前日記者会見で雑誌記者の質問に「なぜ怒っているんですか?」のような質問があったから。格闘技選手は相手が憎くて戦っている人はいない。そうした事が皆無とは言わないが通常は組まれた試合をこなす。それでも戦いにモチベーションは必要。些細な事を怒りのエネルギーに変える事は力になる。僕はこの試合が変則的であることから予想できずにいた。しかし風音には怒りのエネルギーの点で田丸を上回る理由がある。風音有利と予想しておく。
結果:田丸選手の判定勝利。用事があって見ていないので後ほど感想を述べます。
1R、風音は金的と後頭部へのパンチを貰い、試合前からの興奮がMAX。気合は良いが、冷静さを失うほど興奮するのはどうかと思う。2R 、田丸は以前に感じられたサウスポー特有の単調さが消え、前に詰めて風音の蹴りの間合いを潰す。左を当て、風音一瞬腰を落とす。3R、田丸の見事な間合いに風音の攻撃は力みもあって当たらず終了。風音は冷静に間合いを支配する技術を習得しなければ何度やっても同じ結果になるだろう。
白鳥は佐々木の固い守りを崩せるだろうか。これと言って怖い所はないが、その代わり穴もない。そんな戦いをずっと続けて気が付けば新生K-1でも確実に勝てそうな選手はいない。白鳥が佐々木を崩したらなら立派なものだ。
結果:白鳥選手の判定勝利
佐々木は動きが良く、パワーも増した白鳥を捕まえる事ができず、最終ラウンドでやや巻き返したが時既に遅し。崖っぷちから白鳥が本格的に復活した。
イ・ソンヒョンの情報に乏しいが、最近どのくらい試合をしているのだろか。海人は向かうところ敵なしの状態が続いている。もう身長フレームが自分より小さな選手に負ける事はないだろう。これに勝てば次は強い外国人選手との対戦になるだろう。海人には是非ONEでタワンチャイと戦って欲しい。
結果:海人選手の判定勝利
これも見ることができなかったので後ほど感想を述べます。
直樹の偏った解説、序盤耳障りだった。
1R、お互いに良いパンチを入れていたが、海人のカーフがあまり効いていないのが意外だった。ソンヒョンの足は太い。海人下がるも終了間際パンチをまとめて海人ポイント奪取。2R、相変わらず解説陣がうるさい。海人の強烈なカーフでもソンヒョンの攻撃は止まらない。海人は焦りからか、ノーガードにしたり相手のカーフを手で掬ったりする、いつもなら見せない動き。海人ボディ連打を貰い少し効いた様子。この時点で海人の顔が既に赤くなっている、珍しい。このラウンドはどちらかと言えばソンヒョンだが、ポイント奪取には至らないか。3R、この回もソンヒョンのボディーとアッパーが当たり、終盤海人がハイキックを当てるも微妙にソンヒョン優勢。ジャッジは2者イーブンも、豊永は海人。ここまで僕のマストジャッジなら1対2でソンヒョンだが、RISEルールなら1対0で海人が妥当だろう。4R、序盤ソンヒョンのカーフで海人の左足が流れる、効いている。中盤から終盤まで海人のテンカオが多数ソンヒョンを襲うがよく耐える。このラウンドはイーブン。因みにジャッジは豊永のみがイーブンで他が海人、なんかおかしい。5R、やはり海人へのカーフが効いている仕草に見えるが、表情からはうかがえない。オープンジャッジなので、倒さなければソンヒョンの勝ちはない事を本人も分かっているが、海人はタフでこのラウンドは海人が押し気味。この回は海人。マストジャッジなら引き分けだが、第1ラウンドと最終ラウンドは明らかに海人で、海人堂々の判定勝利。ただこれまでは体格差で海人の攻撃が相手に効かない光景をしばしば目にしたが、今回のように打たれるのは珍しい。ダメージの後遺症が無ければ良いが。70 kgで海外は楽ではなさそう。
この一戦は大雅にとって大きな意味を持つ。RISEに参戦した当初、適正体重より重い階級のトーナメントに出場させられ、勝ち星に恵まれないでいた。ようやく適性階級に近い階級で試合が組まれ始めた。前回も余裕の無い試合だったが、60 kgのトップクラスとの対戦で大雅の本当の評価が決まる。なんと計量で大雅は58.70 kgだった。会見も欠席。落としすぎと言う前代未聞の失敗。これは試合放棄と解釈すれば良いのだろうか。明日の試合は行われるのか?
試合中止
門口も那須川天心との対戦から二人にしか負けていない。地味で目立たないと言う点では新美も同じタイプ。どちらも実力は確かなので、どこで一皮剥けるか。
結果:門口は敢えて新生K-1ルールで戦った。空手のような手数だけの判定狙いの攻撃で、倒せる感じの攻撃ではなかった。勝ちに徹する戦い方だったが、今後は華も意識して欲しい。
MOTOYASUKKUはタイ人との対戦が多いようでムエタイルールで戦ってきた選手だろう。YUYAはRISEルールで負ける訳にはいかない。
結果:僅差ではあったが、連勝中のYUYAにRISEルールで勝ったのは凄い。今後は他のルールでも海人を追いかける事になるのか。

特別公開

2023年3月7日版

≦ 65.0 kg

2023年2月版

≦ 57.5 kg


4団体統一キックボクシングランキング

ヒジ無し、掴み制限有りルールでのランキング
(RISE 新生K-1 シュートボクシング KNOCK OUT)

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