ギャンブルについて

かつて性差について思う所を書き留めた。
男が優秀であるとか女が賢いとか言うことではないが、
世間の実態を見ていると、どちらもそう思いたい人がいるようだ。

男は見ての通り、総合的に男のほうが偉いと思っている者が多い。
女性はあまり本心を見せないが、正直に語った場合、どちらかと言えば女性のほうが偉いと結論づける意見を言う事が多いように感じる。

つまり人間は自分が一番なのだろう。

ただ、そう言ってしまうと印象が悪くなってしまうから、公的にはフラットだと言ったり、茶化したり、日本人の場合だと相手を褒め殺したりする。

もちろん、かつてジェンダーについて書き留めたように、性差は無段階のものであるから、1つではない。特に男らしい者だけが男ではなく、女らしい者だけが女ではない。だから男とは女とはと言う議論は常に意味がない。平均的な男や女と呼ばれるものについて話しをする訳だから、反論もあるだろう。

旧_Twitterでは「それは違う、僕はこうだから、僕の回りの人は皆違うぞ!」と何か言えば必ず返ってくる。そうした時はきちんと返したり、相手によっては追い返したりする。あなたの周りが100%違った意見でも、それはあなたの宗教、国、町、会社、学校、家族、友人の「あなたのコミュニティのデータ」でしかない。日本の常識は世界の非常識であるし、アラブの常識は日本の非常識であり、性についてのデータとしては、そのパートの傾向としての意味しかなさない。

どこがギャンブルについての話なんだよと言われそうなのでそろそろ本題に入ります。

一般的に賭け事が好きなのは男と言うイメージがあります。
女性から見ればしょうもない事に熱くなるガキと言うイメージがあるでしょうが、女性でも熱心な方はいるでしょう。
男はまるで子供のようなまま大人になる部分があって、勝負が好きです。
それは精子が象徴しており、卵子にたどり着く競争とイメージできます。

その競争もただのゲームでは飽き足らず、命がけに準ずる財産を賭けてゲームを真剣にしたがるのです。そうした性質があるのでしょう。

女性はこうした、動物的に自分に無いものを馬鹿馬鹿しく思う反面、ポジティブに捉える側面もあるようです。それは母性が芽生えた時から、ただの女の子から女に変わるからでしょう。

ヒトは男でも女でも自分を一番大事にする事が基本ですが、母性、父性が芽生えた時に子を中心に考えるようにシフトして行きます。これは動物的に昆虫などとも共通の本能です。

カマキリに象徴されるようにオスはメスに肉体を捧げます。これを世間はメスが恐いと捉えますが、メスは自分の為でなく、次世代を残す為の栄養源としています。つまり子孫の為です。性行為を含めて、そうした作業をするようにプログラミングされている訳です。

このように考えるとオスは一等賞や勝つ為の行動を好み、金を稼いだり肉体を鍛えてライバルに勝とうとする。それをゲームで平和的に擬似的に現代社会では行う、言わばオナニーのような事をしているのです。あまりに有り余る力がある場合、そうした疑似行為の依存症になるケースに注意する必要があるでしょう。

コンピューターのバーチャル技術の進歩でより現実的なオナニーを楽しむのと同じように、ゲームに金を賭ける事によってゲームによりリアリティを出す事を古来から好みます。

女性から見ると、くだらない事を一生懸命やる男性は子供っぽい反面、金を稼いだり、労働力が高かったりして好ましく見えます。まだ女の子の段階では相手の容姿が自分の欠点を補う為に大事であっても、母性が芽生えてくると、母親である自分に不足が生じない事を第一優先に考えるようになります。

母親が満足した生活ができる=養育環境の充実だからです。だから性欲が有り余っていたり競争心が強い男性を求める事は正しいのです。と言いたいところですが、世の中そんなに単純ではありません。

女の子が求める容姿に優れた男性も女性もお互いにそれで幸福になれるとは限りません。僕が見た所、逆になるケースが多いように思います。人生の前半では事が有利に運び、何事も楽にうまく行くでしょう。しかし身体特性には必ず衰えと言うものがやって来ます。しかし若い時は戻ってきません。そこから努力しようと思っても、その努力する能力が衰えてしまうのです。容姿が良いと悪い虫が多く寄ってきて悲惨な事になる例も枚挙に暇がありません。

それで男性の有り余る精力と競争心で努力する人が幸せかと言うと、それもそうでも無いように見えます。そこが女性が陥る過ちになるケースが多いのではないでしょうか。そうした男性は多くのはけ口を求めますから、自分だけがその恩恵を受けるとは限りません。むしろ分散してしまって取り分が少なくなります。

競争心が強く、負けず嫌いの人はゲームに興じるケースが多く、頂点に登り詰める場合もありますが、一夜にして借金王になるリスクも持っている事を覚悟しなければなりません。大木は倒れる時も派手です。

学者はギャンブル好きとオナニーの回数の統計調査をして、因果関係を論文にすると面白いかもしれません。

だけど僕は格闘技を趣味で観る上ではイカサマが蔓延るようになるのは嫌です。真剣に観ようとしているのに、わざわざ不正を促進するのは嫌です。
現実にタイでは一歩前に進む為に、ギャンブルをやめ、不正を排除しようと努力しています。
日本がトンチンカンな事をして、逆行する事のないよう願っています。

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