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Kick Japan Ranking Virtual Nov. 2022 Vol. 005 Ver. 1.41

Ver. 1.41:  武尊戦への布石か?ロッタン1月にキックルールで試合、を追記。
Ver. 1.40:  TopicsにGLORY アリスター・オーフレイムのドーピング疑惑を追記。
Ver. 1.30:  TopicsにONE Lumpineeを追記。
Ver. 1.20:  RISEランキングの不思議に追記。
Ver. 1.10:  難敵ロッタンをどう攻略する?を追加。
Ver. 1.00:  今号から1ヶ月間のみ、前前号を無料公開します。

Kick Japan Ranking Virtualとは?

日本国内で、キックボクシングルール(ヒジ無し、ほぼ掴み無し)の試合をする選手のランクです。原則、RISE、新生K-1、KNOCK OUT、シュートボクシング等に参戦する選手のランキングを発表しています。継続参戦が期待される外国人選手も含めました。団体の試合判定結果だけに拠らず、選手の実力ベースで評価したものです。例えばRISEのランキングでは花岡竜選手2位と翼選手12位ですが、翼の実力は先日の試合では同等以上に見えました。その場合、当ランキングでは翼のランキングを引き上げます。(この記事がリリースされた直後に、なぜかRISEランキングが変更され、翼選手が2位に、花岡選手が3位に変更されていました。ここを読んでRISE担当者が慌てて変更したのだと思われます。笑)
5 kg毎のランキングですが、ヒジ無し、掴み制限有りルールを採用する団体の選手の強さを相対的に理解出来るランキングを目指しています。

新号のリリースと同時に旧号は記事も一部有料となりますが、前々号のランキングと記事を1ヶ月間全無料公開します。その後バックナンバーは記事部分も一部有料となります。
新号は月初頃にリリースする予定で、ランキング以外の記事は1ヶ月間無料です。

Topics

GLORY アリスター・オーフレイムのドーピング疑惑

以下のような前科がある故、執行猶予中GLORYで疑惑が出た。

UFC 146の抜き打ちドーピング検査にてアリスターの尿サンプルからテストステロンとエピテストステロンの比率が14対1と既定値の6対1を約2倍程度上回る数値が検出されドーピング違反が発覚。ネバダ州アスレチック・コミッションから9ヶ月間の出場停止処分を受けた[24]
また、UFC 156の血液検査で検出されたアリスターのテストステロン値は1dlあたり179ngで、これは一般男性の平均の二分の一ほどであった[25]

Wikipedia

アリスターはもとともリングスに参戦していた頃はヒョロっとした体格だった。その手足の長さはアブダビなどグラップリングでも急速に頭角を表し、総合格闘技MMAでも花開いた。生い立ちを見ても、大金を得る為にドラッグを使用する事への意識は軽いものである事が想像できる。

オランダというお国柄もありそう。オランダは江戸時代から蘭学を長崎に伝えたり、日本との関係は古い。それはヨーロッパの辺境国と言う事も関係ありそう。広く難民を受け入れている。極真、黒崎の系譜でキックボクシングも盛んな国。その流れからリングスのバレンタイン・オーフレイム、アリスターへと繋がっている。引用を見ても、自由で先進的なお国柄である。

大麻ソフトドラッグの販売・所持・使用、積極的安楽死が認可されており、いくつかの欧州諸国とともに合法化されている。もっとも、ソフトドラッグに関しては当局により設けられた規則に従い厳格な管理・監視がなされており(コーヒーショップと呼ばれる店でのみ認められている)、バルケネンデ政権の時代は一部見直しも検討していた。また、安楽死についても依然として見直しの議論が続いている。
1991年には刑法が改正され、16歳以上でポルノ出演、性行為が適法とされる。これに基づき、国の許可を得れば管理売春も合法である(事実、売春を国の管理の下で合法化したことで衛生状態の向上が図られており、性感染症感染率も低下したとの結果が挙げられている)。また税収増加、売春に従事する女性達の保護の充実などが実現したとも言われている。

Wikipedia:オランダ

原口健飛の対戦相手、怪我で変更

ザカリアは前の試合も怪我と言う事で欠場している。何も情報が無いので本当なのか、嘘なのか全く分からない。セルゲイ・アダムチャックは過去ペッチに二度負けていると言う点では原口健飛と同じだが、前の試合が一年前、その前の試合に至っては2年9ヶ月前のペッチ戦、何れも負けている選手。これはちょっと残念すぎる。とても世界に挑戦と言うレベルではない。

海人の対戦相手決定

海人の相手のストーヤン・コプリヴレンスキーは10月22日のタイトルマッチでティジャニ・ベスタティに敗れている選手。これまでに王者と3度対戦しているところを見ても実力は確かなのだろう。ただ現王者のティジャニは現在ONEChampionshipで活躍している、マラット・グレゴリアンやシッティチャイには負けている。やはり世界一の選手はONEChampionshipに集まっているようだ。

ONE Lumpinee

チャトリCEOが2022年11月19日 ONE163の配信中にLiveで直接言及した。もしキックボクシングルールの試合も行われるようになれば、来年は選手の移動や業界再編の動きが活発になるだろう。

武尊の新生K-1離脱とONEChampionshipのロッタン


ONEChampionshipにはキックボクシングルール、ムエタイルールの試合があるが、オープンフィンガーグローブ使用や水抜き無しの計量、比較選手に乏しいなどの理由から、現在のところランキングには含めない。

難敵ロッタンをどう攻略する?

武尊とロッタンの戦いは武尊にとって難しいものになるだろう。かなり前の事になるが、那須川天心選手でさえ微妙な判定だった。ロッタンの打たれ強さは常識を超えるものがある。ノーガードでもらっても倒れない。おまけにやるとすればOFGのムエタイルールになる可能性が高い。この時点で武尊が勝つ可能性は10%程度、9割がた負けると僕は予想する。武尊もタイで修行した経験があるのでヒジ有り、組み有りのムエタイルールの経験が無いわけではない。しかし長期間それら無しの新生K-1ルールが体に染み付いているはず。そうでなければ王者になっていない。いつ武尊がロッタンと戦うのか現時点では分かっていない。しかしどんなに時間をかけてもロッタンとの距離は有るだろう。拳の故障が多かった武尊は、OFGの不安もある。早い回でKOしない場合は、再び拳を損傷するリスクも高まる。

そもそも武尊の戦いは、楽に勝ったような試合は少ない。極限までやれる事をやり、気持ちや気合で薄皮一枚相手を上回る、まさに薄氷を渡る戦いを繰り広げてきた。那須川天心のように圧倒的なスピードや技術力で勝ち抜く選手ではない。そういう意味ではコンディションを崩してポテンシャルを発揮させない天心側の戦略は功を奏した。それでも武尊は5Rあれば勝てたとかんじさせる戦いをした。あの結果は武尊ができるベストを尽くしたと思える試合だった。

それなら武尊の10%を最初に持ってくる方法は何だろう。まず武尊のコンディションが100%でロッタンのコンディションが悪い場合にはチャンスがある。運だ。そして誰もが驚嘆するロッタンの顔面の打たれ強さは分かっているのだから、その他を攻める。ロッタンと言えどもカーフキックは新しい流行。昔からあったとしてもムエタイではそれほど使用されなかった。だからロッタンと言えども、ピンポイントの急所に入れば必ず倒れる。これは精度の問題。急所の神経に当たれば必ず倒れる。もう1つはレバー。顔面でもレバーでも、来るのが分かっていれば鍛えた体には効かない。要はタイミング。首や腹の力が抜けるタイミングをコンビネーションで作り出し、打ち込む。このような神技が自由に使えるようになれば誰が相手であろうが負けない。武尊のパンチ技術はまだそこまで高くない。つまり伸び代がある。

次に武尊の攻撃はあのミドルキックの練習で見られるように、ベーシックなインローとミドルキック、テンカオで構成される。当然これらはロッタンに研究されるので、今までのままでは完封されてヒジや組んでのヒザ地獄で葬られるだろう。胴回し回転蹴りも消耗や怪我の点で好ましい攻撃とは言えない。今までと蹴りのパターンを変え、カーフキックとボディーフックで丹念に下を攻め、下がった顔面に飛びヒザやハイキックを急所にかすらせるような攻撃ならダウンを奪える。

ニュー武尊を期待したい。

この動画によると、戦いの場はONEChampionshipへの参戦ではないような、、、ルンピニースタジアム?

52大会開催らしいので、これのどこかに武尊が参戦するのだろうか。


今後の大会

2022.11.3
2022.11.19
2022.11.26
2022.12.3 近年まれに見る、インパクトに欠ける大会。実際に戦えば見どころはあると思いますが、実力不明の外国人選手ばかりとの対戦では盛り上がりようが無い。ジョムトーンの使い方も意味不明。
2022.12.10
2022.12.25

KJコラム

●ルールの違いを甘く見るな

ここのランキングはヒジ無しは共通ですが、掴みは団体によって微妙にルールが異なっています。新生K-1は掴み一切禁止、RISEはワンキャッチ・ワンアタックと言っています。特にRISEのレフェリングはあまり厳格ではなく、何度反則しても注意だけの場合が多い。緩いのでツーアタック以上行う選手もしばしば見かける。三度注意で減点など厳格にルールを適用して欲しい。

THE MATCH 2022では新生K-1とRISEが戦った訳ですが、ルールはRISEルールで行われました。KJRVでは対抗戦が行われるなら掴み無しのルールで行われるのが好ましいと主張していましたが、そうはなりませんでした。あの興行は武尊選手が那須川天心選手にことごとく譲歩して実現しました。父親の那須川会長の意向が大きく影響したようです。対抗戦のルールもRISEルールでした。結果は天心選手含めてRISEの圧勝。KJは常に「競技はルールが全て」と言っています。ルールを熟知して、それに最適化した技術を持つ者が王者になるのです。掴み有りで日頃戦っている選手ならば掴みが有ろうと無かろうと対応できますが、日頃掴み無しの技術に特化している場合は少し事情が異なります。少しの違いでも、新生K-1ルールでやっていればまた異なった結果になったと言えます。KJが新生K-1のプロデューサーなら天心戦のルールは譲歩しても、対抗戦のルールは掴み無しでなければ承諾しなかったでしょう。次にやる場合はどうなるんでしょうね。交互にやるのが公平ですが、掴み無しの選手が有りでやるのは不利だと思います。

●RISEランキングの不思議

それにしても酷い。恥ずかしくないの?大﨑孔稀選手はもともも53 kgの選手でしたが、大﨑一貴選手との兄弟対決を拒んだところRISEの嫌がらせが始まった。RISEはこれまでも有井渚海選手やAKARI選手のポスターをイタズラする子供のような所謂「ポスター事件」を起こしている。興味がある方はポスター事件でツイッターで検索してみて。他にも監督が責任を全てAKARI選手になすり付けてカメラの前で執拗に叱責したり、大人としての常識がない。大﨑孔稀選手は階級変えを迫られたのだろう、なんと53 kgから57.5 kgで戦っている。しかも早々と57.5 kgの10位にランキングされている。有井選手のランクには全く手を付けないのに、こうした制裁は早い。しかしさすがに57.5 kgはおかしいと言うことか、今度はいきなり55 kgで志朗選手と組まれた。他にも対戦すべき選手はいくらでもいて、試合ができなくて困っている選手もいると言うのに。階級上げていきなり志朗選手は可哀想。RISEも新生K-1も運営は大人になっていただきたい。

2022年11月7日追記:今日、塚本望夢選手がランキングの愚痴をこぼしていたので確認してみたら、ランキングが大規模に変わっていました (笑)
なんと、大﨑孔稀選手の57.5 kgで10位はおかしいとここで書いたら、ここを見たのかどうか定かではないが、1日経たない内に、55 kgの2位に変更になった。素早いなあ (笑)

それにしても、階級変更して志朗選手とやって負けて、まだランカーに勝ち星が無いのに2位って(笑) どんな基準なんだろう?
川上選手に負け、寺山遼冴選手と引き分けた京谷祐希選手が川上選手より上と言うのも不思議。いつの間にか低い所に有井渚海選手も入った。1日足らずで。(笑)真面目にやって欲しい。

●パウンド・フォー・パウンド(P4P)

一般に、異なる階級の選手を比べて誰が一番優れているかを言う場合に「P4Pナンバーワン選手は井上尚弥だ」、などと言う。しかしこれには疑問がある。そもそも競技にはルールがある。そのルールである体重を無視して誰が一番か語る事に意味があるのだろうか?例えばフライ級の技術とヘビー級の技術は同じだと思いますか?地球には引力がありますから、体重によって負荷のかかり方や、力の利用の仕方が同じではありません。つまり体重によって使用する技術が異なるのです。顔の大きさはほとんど同じでも、支える首の太さや受ける衝撃腕や足の質量も階級により異なります。したがってフライ級の技術はヘビー級では同じように使えませんし、ヘビー級の技術はフライ級では通用しないのです。そもそもなぜ、階級があるのかと言えば、同じ技術なら重いほうが強いのは明らかだからです。やってみればすぐに分かる事です。

●新生K-1のカードについて

2022年のワールドグランプリ、バンタム級トーナメントは、実際に観れば面白い試合にはなるでしょう。しかし石井選手もRISEで負けて移籍して来た選手ですし、まだ他の日本人選手もこれからと言う選手ばかりです。世界と言うのは時期尚早ではないでしょうか。日本人同士で競い合う段階だと思います。このトーナメント以外で気になる試合はどちらも崖っぷちの林健太と不可思のカードくらいですかね。やはりもう少し日本人同士でやり合って欲しいですね。試合経験を積む意味でも。

注目選手

≦ 53.0 kg

本来、この階級は当ランキングでは取り上げないのですが、吉成名高選手他、良い選手が大勢いる。RISE 162ではノーコンテストとなったが、長谷川海翔選手は素晴らしかった。記憶しておいたほうが良い選手。

≦ 55.0 kg

2022年10月30日RISE 162では久しぶりに試合を組んでもらった若手の実力者達が、やっと試合を組んで貰えた。若手にも実戦の場を与えなければ強くなれない。せっかくの才能を飼い殺しにしてしまうことをこの一年間危惧して彼らを応援してきた。そうした若い注目株にスポットが当たった大会となった。55 kgは全階級中、最も層が厚い。チャンピオンを除き、順位の差はほぼ意味が無い。半年後には、階級を上げてまだランカーからの勝ち星が無い大﨑孔稀選手が王者になっている可能性すらある。因みに彼は当ランキングでは現在14位に位置している。それにしてもRISEだらけ。新生K-1も頑張れ。

寺山遼冴選手

寺山日葵さんの実弟と言う事、那須川天心と同じTEAM TEPPENに所属していた事によりずっと注目され続けてきた。独特の兄弟の個性はいつも目立っていた。アンチも含め、スター性を持つ兄弟として業界には無くてはならない存在。ただ、若い二人がこの商売に付き物のアンチに耐えられるかどうか、常に心配していた。プロ選手は注目され、好きな人に支えて貰ってナンボの世界。嫌われれば嫌われるほど、応援してくれる人も増える。そんな社会を凝縮して見せてくれる世界。一般人にはとてもできない、耐えられない世界を笑って耐えて見せる。食べたいものも我慢する、遊びたい気持ちも耐えられる、信じられないような超人を僕たちはモニター越しに見ている。筆者の世代には「タイガーマスク」、「デビルマン」、「必殺仕事人」などが流行った。少し前には「20世紀少年」が流行り大人にも耐えられる漫画として広く読まれた。知っていたかどうか不明だが、この漫画で使われた、T.REXの『20センチュリー・ボーイ』を入場曲に奨めていたら、ハロウィンの仮装とともにこの曲で入場した。今後も楽しませて欲しい。
そろそろ、植山選手、拳剛選手、知花選手のRISEトップランカーと戦っても良いと思います。

有井渚海選手

有井選手もやっと試合を組んでもらえました。RISEは若手が物申すと潰しにかかるような器の小さなところが見える団体。今までは。みっともないし、せっかく良い選手がいるのに勿体ないですから、改善を期待しています。有井選手はこれまでに寺山遼冴選手と何度もライバルとして対戦してお互いに成長してきました。気がつけばもうRISEの中堅所となりました。それなのに有井選手はRISEのランキングに入っていません。京谷祐希選手を倒した大森隆之介選手にも勝っていますし、京谷選手と引き分けた寺山遼冴にも勝っています。おかしなランキングだと思いませんか?まだどの選手も明らかに鈴木真彦選手を倒せるとまでは言いませんが、RISEランカー上位に入る実力は有していると思います。来年は大きく様子が変わるとともに、彼らの活躍が注目されます。RISEは大森隆之介選手あたりとの潰し合いではなく、志朗選手や知花選手あたりと組んでもらいた。拳剛選手でも面白い。

彪司選手

この選手も良い選手なのに試合がなかなか組まれなかった。きっとTEPPENでは風音選手と同階級なのでスポットを当てにくかったのかもしれない。これは上の階級に那須川天心や寺山遼冴がいた時も同じ事が起こっていた可能性がある。上にも同階級にもジムの推し選手がいると強くても不遇な目に遭う。上の階級の伸び盛りの有井渚海は厳しい相手だったが、階級に慣れれば怖い選手。那須川天心や寺山遼冴が抜けたTEPPENの刺客が怖い。

小只選手

やはりこの選手も地味に強い。いずれタイトルに絡んでくるだろう。植山選手や志朗選手、拳剛選手らとの対戦を希望します。

大森隆之介選手

RISEのランキングでは上に四名いる。志朗、植山征紀、拳剛、知花デビット。寺山遼冴選手と同ジムの志朗選手との対戦が観たい。勝てば文句なくタイトルマッチの資格がある。その前に寺山遼冴や有井渚海を挟んでも面白い。と、書いていたら次の試合が決まりました。

これで最後にしますって言っても、まだ上位ランカーとやっていませんからね。加藤選手もヒジ有りでは実力者ですが、RISEルールはまだビギナーですから勝っても評価されないでしょう。なぜ、RISE運営はなぜ力のある若手選手と上位ランカーの対戦を組まないのでしょうか。出し惜しみしている余裕はキックボクシングには無いはずです。

3分3Rと言う事でタイトルマッチではありません。仮に志朗選手が勝利した場合、またタイトルマッチをやる事になるでしょう。んー。

本来なら植山征紀が有井渚海と、大﨑孔稀がシュートボクシングルールで山田虎矢太とやるのが妥当だった。大﨑孔稀は階級を上げてまだ体作りが十分では無いと思われるし、試合が多すぎるように思う。他の試合から遠ざかっている選手にチャンスを与えても良かった。何か原因でこうもおかしなマッチメイクになるのだろうか?
RISEのランキングは意味不明。有井渚海がRISEルールでやるのなら、植山征紀か大﨑孔稀のどちらかなら大変興味深く、意味があった。何故に山田?

≦ 60.0 kg

安本晴翔選手

KNOCK OUTからRISEに殴り込んだ安本選手は現在57.5 kgで戦っているのでここには登場していませんが、階級を上げても間違いなくトップ戦線に絡んでくる選手です。体を作るのに1年程度はかかるでしょうが、RISE 57.5 kgにはもう王者の門口選手と梅井泰成選手しか相手は残っていません。少し早いかもしれませんが、12月の大会でどちらかとの対戦があると面白いですね。もし、タイトルを取るような事になれば、二階級制覇を目指してもらいたい。なぜならば、王者チャンヒョン・リー選手の相手がRISEにはいないからです。いや、新生K-1、もしかするとONEChampionshipを含めてもチャンヒョンに勝てる選手は少ないのではないかと思われるほど、抜けています。レオナ・ペタス、武尊でもどうかなと思われます。安本選手がチャンヒョンの牙城を崩せるか、まだ先の事ですが楽しみです。

2022年11月16日に決まった追加カード。残念!シュートボクシングは他の選手に任せて、安本晴翔選手の相手には門口選手が早すぎるなら梅井泰成選手と組んで欲しかった。どんどん魅力的なカードを見せなければファンは減っていくだろう。川上選手なら寺山遼冴選手あたりが最適だったのでは?何を考えているんだよ、RISE。

≦ 65.0 kg

アブデラ・エズビリは3年前から試合していない。最後の試合とその前と連敗中。最後の試合は同日原口健飛と試合するザガリアに1R KO負け。4年前にはペットパノムルンにもKO負けしている。2017年野杁正明に判定勝ち、2014年以前には牧平圭太や久保優太に敗北している。

≦ 70.0 kg


≦ 46.0 kg Female

これまでシュートボクシングルールが主で、今回RISEルールでいきなり王者の宮﨑小雪選手との対戦。タイトルマッチではありませんが、MISAKI選手がいきなりこの階級の1位に躍り出るかもしれません。

≦ 49.0 kg Female

AKARI選手

体重については、金を払って応援してくれるファンの事を考えれば、プロの仕事とはどんなものか、もう分かったはずです。頑張ってください。
純粋に試合内容については少々厳しくなります。たぶん指導者の問題だと思いますが、戦い方に進歩がない。基本に忠実にやる事はもちろん大事な事で、AKARI選手がまがりなりにもここまで来たのは、基本をしっかりやってきたお陰だと思います。しかしこのままではイケない。菅原美優選手はボクシングを学ぶ事でダウンを奪えるようになった。ぱんちゃん璃奈選手も怪我の中、色々ともがいている。自分の頭で考える事が一番なのだけど、スポーツ選手の場合、監督やコーチの質によって作品の出来が変わる。彼らがいくら過去に実績があったり、名選手であったとしても、それが教え子の優劣になる事はない。むしろアマチュアであったり、並のプロ選手であったほうが弟子は実績を残している。那須川天心の父だってそうだし、例えはプロ野球で古くなるが、広岡監督しかり、森監督にしかりだ。長島監督の場合はさんざんだった。これは特別な才能や身体能力、個人の精神力などに頼らず、正しい理論で正しく管理トレーニングをすれば、誰でも一必ず一定の成長ができる方法を論理的に構築しているから。そうした意味で、過去の有名選手に教えを乞うとハズレに当たる確率が高い事を覚えておこう。彼らのやり方は彼らだから出来た事で、他人の事は考えてくれない。なぜできないんだ!やる気や努力が足りないと言うばかり。人生の中でこんな師に当たったら不幸でしかない。AKARI選手もよく考えて、義理も大事だが大事な事は自分で決めるしかない。客観的に見て、今の技術力では観ていても楽しくない。自分の体に合った戦い方を教えてくれるコーチを探すか、自分で考えるか。今後を期待しています。必ずチャンピオンに成れる素材だと思っています。

今月の注目カード

≦ 53.0 kg

≦ 55.0 kg

璃明武はTHE MATCH 2022で敗退したが、確実に実力をアップさせている選手。蹴りが得意だが、上位の選手との対戦ではパンチ技術にまだ不安定な要素が残っていた。永坂選手もこのところ伸びが著しい選手なので、結果の予想が難しい、面白い対戦になると思う。

≦ 60.0 kg

龍聖は安本晴翔と並ぶ、KNOCK OUTの看板選手。高いレベルを持つ選手であることは間違いないが、実力を測定できるような有名選手との対戦がまだ無い。本人は安本選手との対戦を望んでいたが、KNOCK OUTは組まなかった。対戦が実現しないままに、安本選手はRISEに出稼ぎに出された。安本選手が二階級制覇を狙った場合、龍聖との対戦はしばらく実現しない事になる。もしRISEで門口選手を倒して王者になったら、KNOCK OUTに凱旋して龍聖との黄金カードが実現するかも。そうなったら、ぱんちゃん璃奈選手もRISEから選手を招いて、盛り上がる大会になるのだが。期待したい。

≦ 65.0 kg

≦ 46.0 kg Female

≦ 49.0 kg Female

結果:判定 0-3 ※3R,宮﨑に1ダウン有り

翌日RISEからリリースされた動画を見て納得。この試合は結果だけがTwitterで流れてきて、配信が無い試合でした。試合を見ないでコメントするのはいけませんね。反省。宮﨑若菜は妹小雪のようにまず徹底的に足を攻めれば勝てた試合でした。そうすればハイキックにも繋げられたでしょう。全体的に体格で有利な宮﨑が押していた試合で、逆に言えば小林愛理奈の根性とパンチ力が光った試合になりました。しかしこのままの体だと次はどうなるか分かりませんし、体を大きくするなら46 kgは捨てるのでしょうか。また、キックルールで結果を出さずにOFGをやるのでしょうか。ただの殴り合いならBreaking Downでいいような。

小さいグローブだとしても、眼球に当たるとダメージが大きいので、やめた方がいいと思いますが。

寺戸伸近引退エキシビションマッチ 対那須川天心

寺戸選手、お疲れ様でした。動きの良さに驚きました。那須川天心選手も一流選手を相手に卓越したパンチ技術を披露してくれました。このカードのお陰でAbemaの視聴数はかなり伸びていました。天心さまさまですが、ちょっとパンチを貰っていましたね。ありがとうございました。

4団体統一キックボクシングランキング

≦ 55.0 kg

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