アルコール依存症は薬物依存症であり医療依存症

依存症とは自分で考えて状況を突破するのではなく、誰かや何かのせいにして、誰かや何かに対処して貰おうとするものだ。

今、大河ドラマ『平清盛』を視聴している。祟り神となった崇徳院を見ていて、これは育ちの良さから来る依存症だったのではないかと感じた。

確かにその不遇は想像を絶するものであったのかもしれない。その人がそう感じたのだから、他人には理解し難い事はあると思う。

実の子が藤原氏によって殺されたり、実の父が祖父だったり、それは普通の事ではなかったとは思う。ただ、その状況を自分で乗り越えようとする力が弱かったようにも見える。

憂いて叫んで呪っても状況が改善する事はない。誰かがやってくれるのでもない。周囲が生きるのに必死な時に自分だけが特別待遇でいるのを客観的に判断できないと自分だけの不幸しか見えなくなる。

これを現代に置き換えると、苦しさをアルコールと言う薬物やうつ病を薬でなんとかして貰おうとする姿と重なって見えた。言い換えれば、精神が赤子のままの状態。

現代医療はその収益を入院、検査、手術、薬物によって得ている。そうした事をしなければ経営できない。本来、そうした事をしなくてもできる医療はあるはずだけど、経営の為にはそうせざるを得ない。

そうした、少し考えれば分かる事なのに医者や医療を盲信して依存してしまう。それで全てがうまく回るなら何も問題は無いのだけど、そんなはずはない。効かない投薬や、無駄なガン治療、手術などが一般的に医療として行われている。それを賄う保険なんてシステムもある。その犠牲になる人が出る。うつ病薬による自殺など。

逆に考えれば、依存症の人は現代医療を盲信し、薬を盲信し、アルコールを薬物と認識せず嗜好品と盲信し、うつ病と言う名の依存症を悪化させる。

うつ病と読書依存症の因果関係の論文なんてのも調べれば有りそう。
本の種類にもよるけど、相関が有るだろう。

気付かぬ間に様々なものに依存して生きている現代人。

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