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スオミを見るつもりが、JUNG KOOKの映画を見てて、ダイソンを思い出した。

定期的に映画館の椅子で、ポップコーンを食べながらコーラを飲みたくなる。

映画は何でもいい。
好きな映画があればいいけど、そうでなくてもいい。
こだわりは、特にない。

🍿

10月のはじめ、私はポップコーンを食べるために映画館に行った。

他の用事もあったので、映画館の到着時刻が見込めなかった。だから、事前にチケットは買わずに、私は映画館に向かった。発券機の前に立ち、「スオミの話をしよう」を観ようかなとボタンを押し、上映されている映画を確認する。

映画のタイトルが並ぶ中、目に留まったのはBTSの末っ子、JUNG KOOKジョングクのドキュメンタリー映画だった。

私はARMYアーミー(BTSのファンネーム)ではないが、JUNG  KOOKの顔と歌声が好きだ。2時間ずっと、大画面で彼の顔を見たり歌声を聴いたりしながら、ポップコーンを口に運ぶのもありかもしれない、と思った。

JUNG KOOKの映画のボタンを押し、私は購入を進める。

最後のボタン画面に2,600円と表示された。
え? 会員価格1,300円じゃないの? 倍やん。
私は一般価格も念の為に確認した。こちらも2,600円。どうやら、この映画は割引がないらしい。

予定外の出費にボタンを押すのを渋った私は、やっぱりスオミにしようかなぁと思い、ホーム画面へ戻った。スオミのチケットを買い直そうとして、最後の購入ボタンを押すところで、やっぱりJUNG  KOOKにしようと映画に予定していた予算の倍の金額を出してJUNG  KOOKの映画を見ることにした。

イケメンの吸引力はすごい。ダイソンかよ。

映画の内容は、ソロ活動を始めたJUNG  KOOKを追うドキュメンタリーだった。

印象的だったのは、あれほどまで世界的に人気のアーティストなのに、ステージに立つ前は不安を抱えているようで、とにかく緊張をしている様子が見て取れるところだった。その様子があまりに普通の男の子で、私は勝手にグクの母親のような気持ちになった。思わず私まで緊張してしまい、ポップコーンを食べる手が止まる。

ステージに立てば、そこには私の知っているJUNG KOOKがいた。キラキラと輝き、「美」そのもの。
ここでも思わず、ポップコーンを食べる手が止まった。

レコーディングでは、一音一音、発音や音程にこだわりを見せていて、ストイックな様子を見ることができた。

JUNG KOOKに限らず、様々な分野で活躍する人たちは、当然に弛まぬ努力を怠たらない。しっかりと足場が固められた上での結果には、信頼と実績があるのだと改めて感じた。

彼は常に「ARMYが喜んでくれるかな」とファンのことを想っていた。そしてその上で、「僕を知らない人が見ても、歌とダンスが上手いと思って欲しい」と願っているようだった。

歌声は美しく、顔も常に美しい。
歌っている姿は息を飲むほどにカッコいいのに、普段の様子は無邪気な少年のような可愛らしさが溢れている。そのギャップにたまらずに、私は顔を両手で覆った。黄土色の声援をスクリーンに向かって叫びたくなったからだ。

彼を好きにならない人がいるのだろうかと思うほどに、魅力的だった。


や、やばい。沼。


イケメンの吸引力やべぇ。
ダイソンかよ(2回目)。


ちなみに我が家の掃除機は、ダイソンだ。
数年前に購入したが、吸引力は衰えていない。


JUNG  KOOKは現在、兵役中。
除隊は2025年6月らしい。


間違いなく吸引力の衰えることのないであろう彼の、除隊後の活躍も、楽しみだ。






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