ちらちらちる
ち
ら
ち
ら
ち
る
は
さ
く
ら
の
花び
ら。あなた
のもとへ舞い
落ちる。きっと
あなたは私の
ことなど目
にも
留 め
ず 酒
ですべてを飲み干して、なか
ったことにしてしまうので
しょうね。私はそれでも
満足です。あなたと共
にあるのであれば
散っていく桜は切なくも美しい。
桜の命は短く、私は尊い気持ちで愛でるように眺めてしまう。けれどまた来年も桜は咲くのだ。幹が生きていれば何度でも何度でも花を咲かせるのだ。散りゆく花びらだけは、それを知ることができないけれど。
もしかすると私は、だからこそ桜を美しいと思うのかもしれない。
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