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【ネタバレあり】HELLO WORLDから学ぶ世界創造Vol.3

こんばんは、さるです。

HELLO WORLDの感想を書くのも今日で一旦終わりなのです。2回目を観たらまた書くかもしれないのです。ちょっともう日が空いて記憶が怪しいのです。それでは感想にいくのです。

グッドデザインの力で先生を消し、自らもコンバートされた直実はコンバート先で瑠璃と再開し、抱き合ってから念願のキスをするのです。(コンバートする前にしたか、後にしたかちょっと怪しいのです。)

コンバートした先の世界は直実と瑠璃がもともといた世界ではなく、月の上?にできた新しい世界だったのです。先生のいた世界から消えたアルテラが作った世界なんじゃないかなって思うのです。新世界(HELLO WORLD)にたどり着いた直実と瑠璃のこの先の未来は視聴者の想像におまかせって感じで終わるのです。

一方、世界から消えた先生は病院のベッドの上で目を覚まします。そこには成長した10年後の瑠璃の姿があり、先生が目覚めたことに気づいた瑠璃は喜びから先生を抱きしめます。

瑠璃:やってやりましたよ・・・!!

落雷によって瑠璃が脳死状態になった世界と同様に先生が脳死状態になった世界もまた存在していたのです。先生がこの世界に戻ってこれた理由として考えられるのは、最後に先生が直実を命がけで助けることによって瑠璃を失う前の優しい気持ちを取り戻したからではないかなって思うのです。「器と魂の同調が必要だったから」ってことなのですよ。

直実は新世界で瑠璃と二人で生きていく、

先生は目覚めた世界で瑠璃と生きていく、

みんな幸せのハッピーエンドで物語は終わりなのです。

ここからは、映画の疑問点や考察をちょっと書いておくのです。

◆3本足のカラス(グッドデザイン)を飛ばしていたのは?

最後まで見ると、世界が複数あることに気づくのですがシュタインズゲート風に表現すると

α世界線:本編のメインである直実と先生がいる世界線(瑠璃は脳死)

β世界線:瑠璃が研究者として先生を救う世界線(先生は脳死)

γ世界線:α世界線からコンバートした直実と瑠璃が二人で生きていく世界線

の、3つの世界線に分類できるのかなって思うのです。

α世界線では先生が瑠璃を救うために自らをアルテラに接続する方法を模索し、β世界線では瑠璃が先生を救うために別のアプローチをとった可能性が高いと考えられるのです。10年後の瑠璃はα世界線にでてきませんからね。おそらくそれがグッドデザインだったのではないかなって思うのです。ただ、そう考えると先生がグッドデザインの存在を知っていた理由がよくわからないのですよね。。。

◆結局現実世界は存在するのか、アルテラとはなんだったのか

これは本当にただのさるの妄想なのですが、アルテラはβ世界線で瑠璃が作った「先生を脳死状態から救い出すための仮想世界」だったのではないかなって思うのです。瑠璃がアルテラを構築したとしたら、アルテラ内部の全てに干渉できるグッドデザインを送り込めたのもさる的にはつじつまがあう気がするのです。ただ、β世界線が現実なのかと言われると微妙な気がするのですよね・・・それはアルテラが存在するからなのですが。

さるの妄想では最後に直実と瑠璃がコンバートされた月の上の世界、γ世界線こそが現実世界だと思うのです。二人がずっとできなかったキスをしてコンバートされたっていうのもありますし、γ世界線で直実と瑠璃以外の人間がいなかったっていうのもあるのです。この物語は旧約聖書のアダムとイブをモチーフにしたのかなってさるは思ったのですよ。キスを禁断の果実に見立てて、禁断の果実を食べてしまった直実と瑠璃はアルテラという楽園を追放される=コンバートされた先が現実の世界・・・って感じなのですよ。

まとめると、

α世界線:直実と先生が時系列を分けて存在(アルテラ内)

β世界線:瑠璃が存在し、先生は脳死(アルテラ内)

γ世界線:α世界線の直実と瑠璃が存在(アルテラは消失=現実世界)

アルテラは瑠璃が構築した「先生を脳死状態から救い出すための仮想世界」

っていうのが映画を観たさるの結論なのです。正直、この映画を予告で見たときはタイムリープを使って未来を変えるシュタインズゲート的な話かと思っていたのですが、中身はアルテラっていうVRMMOの世界を舞台にしたソードアートオンラインのような話だったのです。

さるたちが現実だと思って生きているこの世界も最近VR技術が発展してきていずれはHELLO WORLDにでてくるアルテラのような世界ができるかもしれないのです。いつか、さるもアルテラのような世界でHELLO WORLDしてみたいのです・・・!

3日に渡り感想を書くくらい楽しめる映画だったのです。円盤でたらさるは買っちゃうきがするのですよ。明日からはまた自己啓発さるに戻ると思うのです。おやすみなのです。



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