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令和型学級崩壊
先日、小学校最強ライフハック70(KADOKAWA)が発売になりました。
現役小学校教員の立場から、令和の小学校についての説明や、家庭でできる学習のためのコツ、通知表の仕組み等について書いたものです。
ある教員仲間から、「令和型学級崩壊のページだけでも全ての保護者に読んでほしい」と言う声があり、原文を少しアップデートしてnoteに書くことにしました。
800文字ぐらいなので一瞬で読めます。
令和型学級崩壊
![](https://assets.st-note.com/img/1676201736932-G5Jh63VzaO.png)
学級崩壊と言う言葉が、世間でも一般化されたように感じます。
これが起きると、本当に誰も幸せになりません。
そしてこの学級崩壊、実は保護者が加担してしまっていることも少なくないのです。
学級崩壊が起きるまでの流れの一例を見てみましょう。
①子供が指導者に不満を持つ
②子供同士で不満を言い合う。
③家庭でも不満を言い、保護者がそれに同調する。
④指導者に不信感を持った子供たちがより反抗的な態度になる。
⑤もはや指導が入らず学級崩壊に至る。
事実、指導のあり方や方法が悪いと言う事はあると思います。
「担任を交代させろ」と感情的になる保護者の気持ちもよくわかります。
しかし、日本の学校は慢性的な人手不足です。指導者を責め立てて追い込み、うつ病で休職させるようなことになっても、代わりがいないようなこともあるのです。
保護者の皆さんにお願いしたいのは
③保護者が同調するの前に学校にポジティブなアプローチをしてほしいということです。
担任に「協力するよ」と言う声をいただけるだけでも 涙が出るほど嬉しいものです。
不満に同調して、学級崩壊に至れば、学習機会が失われてしまいます。その結果、学力が落ちるのは、そのクラスの子どもたちです。また、経験上いじめも多発するようになります。本当に学級崩壊は、すべての子どもや大人を不幸せにしていまう事態なのです。
傷口が小さいうちに、問題を一つ一つ解決していき、クラスを起動修正できるに越した事はありません。
保護者の方にご理解いただき、建設的なアクションを取っていただければ幸いです。