3.11 それぞれの10年
2011.03.11
東日本大震災から10年が経過
まだ、仮設住宅での生活を余儀なくさせられている方や、支援が足りていない地域もあり、復興支援もまだ継続中であるとのことです。
本日はこの大震災と10年という年月について考えてみようと思います。
⑴東日本大震災
約16000人の方々が亡くなったそうですが、その9割が実は津波によるもの。その高さは福島9.3m、岩手8.5m、宮城7.6m。
また、遡上高(陸地の斜面を駆け上がった津波の高さ)は40.5mの高さにもなったと。
ビルの12階くらいの高さです。想像するの、難しくないですか?
更に、津波が押し寄せてくるスピードというのは、遅い波でも短距離走でオリンピック選手と並ぶ速さだそうで、ただただ絶望です。
ここまでの津波が来るのは、波のエネルギーが集中しやすいリアス式海岸であったことなども含まれています。
では、なぜそれだけのリスクがあり、津波の可能性が考慮できたのにすぐに避難しきれなかったのでしょうか??
火災報知機や地震速報などの作動があったときに真っ先に避難しない。何かの誤作動だと思い込むことってありますよね?
それと同じ「正常性バイアス」というものが働いているからであるようです。
毎回シビアに気にされていると不安になるそうで、このバイアスはストレスを軽減して生きていくために欠かせないもののようです。
津波速報に対し、すぐに避難という選択肢をするのはこの状況下だと難しいのかもしれませんね。
避難して家から離れるということは理論的には正しいでしょう。でも頭の中では正しいとわかっていても、持っていかなかったもの「全て」を捨てるという選択肢をとることになりますね。
その思考が余計に避難をしたくないと思わせるのかもしれません。
選択をする、これは他を捨てるということになります。専門職の方などは特にわかりやすいかと思います。
ミュージシャン、医師、弁護士、etc...
大切なのは後悔のない選択肢をとるように日ごろから意識していくことではないでしょうか?
昨年も地震や台風と自然災害は例にもれず襲い掛かってきました。災害は起こるもの。
3.11は悔しい思いをした人もたくさんいる、拭い去ることのできない過去であると思います。
だからこそこの先後悔のないよう、さらには自分の命を守られるよう正しい選択肢をあらかじめ考えて決めてみるのはいかがでしょうか?
3.11を自分の中の防災の日に!なんて、年1回の防災グッズの整備をしたり。
⑵10年という年月
世間を震撼させたあの日から10年という年月が流れています。
大切な人を亡くされた方、心に深く傷を負った方など数えきれないほどの被害を受けていることでしょう。
そんな中でも、今現在東北にゆかりのある芸能人やスポーツ選手が復興活動や、これからの未来を担う子供たちのために支援やスポーツ教育などを行っているとのことです。(もちろんその他の方々も支援はしてくれていますが)
あの時10歳だった人は今20歳で、20歳だった人は30歳で。
ほとんどの人が視点・視野がまるで全く別になっていることと思います。
皆さん等しく変わっているなあと感じますね。
正直、当時の自分が10年後に今の職に就いているなんて夢にも思っていませんでした。
ましてや、今ここで夜な夜なnote書くのにカタカタキーオードを鳴らしている人生が来るなんてね。
10年歩みを進めた先に待ってる人生はどんな風になっていたらワクワクするでしょうか?
自分はまた新しい人生・挑戦をしてみたいな、なんて思ってみたり。
正直挑戦に対しては恐怖はすごく感じますが、
それ以上に今生きていることや、挑戦できる環境にあることをうれしく思ってます。
後悔のない人生にするために、後悔のない選択を、時々にでも考えていきたいですね。
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