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四十にして、惑いまくり

皆様こんばんは。副代表の川崎です。

日本は猛暑日が続き、スコールのような大雨ばかりで、全国各地で洪水も心配というような大変な季節となっているようですね。

ここハノイも、今は雨期になるので良く雨が降りますが、同じように短時間にどしゃーっと大雨が降るというのが降り方の特徴です。
雨の間は、常にどんよりとした空で、霧なのかスモッグなのかはいまいちよくわからないのですが、以前もお伝えした通り世界でもワースト何位に入る空気の悪さなので、基本的には大気汚染によるものと思っています。が、それが最近雨の間はハノイ的には快晴というような青空がのぞく日が増えているような気がして、駐在日本人の間では、「青空が見える!」と話題になっています。これまでの記憶だと、青空は年に数日あるかないかで、しかも雨期の明けた秋口に多い印象だったので、6月とか7月に青空を見ると、不思議な気がしています。


去年の6月の写真、こんなしろーい空でも「今日は晴れてるね」という会話が日常だったのが、今年はトップ画像のようなすっきり快晴の日が何日もあります。

ハノイでの記憶が長くなってきた息子には、「ひなた」と「ひかげ」という言葉を最近教えることが出来ました。太陽がはっきり見えて、陰影が道路にくっきり浮かび上がるという景色を昨年は見た記憶がほとんどなかったので、新鮮に思えたようです。

とはいえ、私の勝手な理解では、これもそれも温暖化の影響なのかなと思っています。ベトナムの中部あたりは前から青空すっきりと聞いていたので、気候がちょっとずつ北側にシフトしていて、日本も同じように年々温帯から熱帯になって、スコールが日常のトロピカルな気候になっていっているのかと理解しています。
もちろん、私は専門家でも何でもないので、勝手に想像しているだけですが、あながち間違っていないだろうなと思っています。

さて、前回の記事では、自分40になりまして、という話を書きましたが、もう一回だけどうでもよい私事についてお話しすることをお許しいただけるなら、40になってもう一つの変化というか、現状を書こうかと思います。

それは。厄年ってリアルね、というお話。

厄年という言葉は皆さん聞いたことがあると思いますが、男性女性それぞれ何年かに一度、こう運勢というかツキというか、それが悪くなる年齢というイメージですかね。
Wikipediaさんによれば、「厄年は、日本などで災厄が多く降りかかるとされる年齢である」とのことですね。「一般的に男性と女性で異なり、本厄は男性が数え年で25歳、42歳、61歳、女性が19歳、33歳、37歳とされている。特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高く十分な警戒を要するとされる。」とあります。

で、今年の厄年を迎える年齢が下記の表のとおりなのですが、つまり、1984年生まれで40歳になる私(数えで41)は、「前厄」という歳になるわけですね。

以前東京で住んでいた杉並区阿佐ヶ谷の「阿佐ヶ谷神明宮」より拝借しました。
阿佐ヶ谷神明宮は「八難除」で有名な神社です。


厄年自体は科学的な根拠はないとのことで、まああんまり気にしても仕方ないかなと思ってはいたのですが、いや、ちょっと今年本当に災難が多いんですよ、という状況になりつつあります。

1.財布をすられる

ハノイには旧市街と呼ばれるエリアがあって、ローカルの小さな個人商店が、エリアごとに同じような商売で集まって、専門店街と呼ばれるようなエリアがあります。
ハノイの観光スポットはそう沢山あるわけではないのですが、恐らく観光できた場合、まず間違いなく皆さん訪れるエリアだと思います。バックパッカー宿から高級ホテルまで数多く集まっているエリアで、屋台でご飯を食べたり、お土産屋さんを冷かしたり、ローカル喫茶店でベトナムコーヒーを飲んだり、ナイトマーケットみたいなのもあるので、一日中人が集まってにぎわっている一帯です。

また詳細は、そのうち「ハノイいいところ一度はおいで」、の街歩き編としてでもご紹介しようと思いますが、その旧市街に季節の商品を専門に扱っている通りがあります。ハンマー通りというのですが、つまり、クリスマスならひたすらクリスマスグッズ、正月ならひたすら正月グッズがなんでいるという通りです。その季節になると、観光客はもちろん、地元の人も買い出しに訪れて、人であふれるエリアになります。

それなりに海外経験も長いので、こういうところはスリやひったくりに気をつけなきゃというのは頭のどこかにはあったと思うのですが、こうして人も売り物も道路にまであふれて売られているエリアなので、さすがに車はせき止められているのですが、当たり前にバイクは突っ込んでくるし、何より人が多いので、小さな子供を連れて行った際は、どうしても抱っこをして歩くことになります。
そんなわけで、旧正月の買い物の際に、財布を入れたカバンを肩掛けにしていた際、子供を抱えるシーンが出てきてしばらく歩いていたら、背中のカバンから見事に財布だけ抜き取られていた、という話です。

ハノイは治安がいいほうだと勝手に安心していたのもあり、まったくもって自分の不注意と怠慢でしかないのですが、焦りましたね。
財布にはクレカも入っていたので、その場ですぐにクレカを止めて再発行手続きをし、幸いクレカの被害はなかったのですが、現金を取られてしまいました。身分証とかは街歩きの財布には入れていなかったので、直ぐに使用停止が出来るクレカだけで良かったですが、パスポートとかまで取られていたら、更に目も当てられないところでした。

そんなわけで、今回の教訓。
①治安がいいと思っていたハノイも、油断大敵
②クレカはすぐに停止が出来るように、アプリ等での紐づけやオンライン手続きが出来るようにしておくのは必須
③貴重品を入れたかばんは、当たり前ですが体の後ろにかけない
④財布に入れるものは最低限に

ちなみに、財布が取られた場合に海外旅行保険の補償対象にはなるかも色々情報を集めてみたのですが、これがまたハードルが高く、あきらめざるを得ませんでした。
①現金やクレカ被害は対象外(確かに、財布にいくら現金が入っていたかなんて証明できないし)
②財布自体は補償対象ですが、それは貰い物だったので価格を証明する方法がなかった
③そもそも、現地の警察に盗難証明?のようなものを発行してもらう必要がある(ベトナムのローカル警察で言葉も通じない中そんなの入手できるわけがない、、、誰かの体験記があったので読んだら、警察にその程度で何しに来たの?って取り扱いされるそうなので、無理ゲーですね)

海外旅行保険も万能ではないので、やはり個人で気を付ける以外にないというのも学びでした。

2.カードの不正利用

ということで、一度再発行にあったカードなのですが、1週間程度で新しいカードが届き、色々登録していたサブスク系の支払いとかも全部やりなすはめになり、その手間も相当だったので、もう二度とこんなことに会いたくないと誓ったところだったのですが、今度はその再発行カードで不正利用をされたという話。

カードの設定で、怪しい利用があった場合は自動的に決済が保留されて通知が来るサービスがありますね。皆さんも使われているでしょうか。
正直これが自分の利用でも結構な頻度で「不正利用だから決済できません」みたいな通知がきてしまい、都度「私の利用です!」って操作して再度決済して(で、また決済できなくてまた通知が来て、、)というのがあるので、正直面倒でしかなかったのですが、先日本当に身に覚えのない通知がやってきました。

マイクロソフトを悪く言うわけではありませんが、「マイクロソフト」に1万円ちょっとを払っていますか?と聞いてきたんですね。何かサブスクとかで今月決裁していたものがあったっけと色々思い出してみたのですが、考えてみたら、先日盗まれてクレカの番号が変わったばかりのカードで、自分が忘れるような支払いがあるわけがない。(変な自信)

とはいえ、「このカードの利用はあなたですか通知」は、「いいえ違います」を押すと、自動的にカードが停止・再発行となるので、またあの面倒な再発行手続きをするのかと思うと、なんとか思い出そうと2.3日置いておいたのですが、そうすると利用明細に「マイクロソフト」向けに1万円程度の同額の決済が3件続いているのを確認でき、「ああ、やられた」と素直にカードの不正利用として通知をしたわけです。

カードの不正利用があった場合は、その通知から過去60日の不正利用については救済措置があったので、幸い実額の被害はありませんでしたが、カード会社にご迷惑をかけて本当に申し訳ないばかりです。

とはいえ、まだ再発行して数か月のカードで、いったいどこでカード情報を抜かれたのかは全く謎です。しかも、私は基本海外でしか利用していないので、海外でスキミングとかされたなら、外貨建ての決済となるはずのところ、「マイクロソフト」さんの決済は全部円建てだったので、円で決済できる誰かさんが、私のカード情報を盗み取るタイミングがどこであったのかと、全くもって理解に苦しむところ。

これも厄年かとあきらめて、カードの再発行と、再びのカード自動決済の紐づけなおしを繰り返す羽目になっております。


そんなわけで、厄年って本当にあるなってのと、あれ、今年はまだ前厄で来年こそ本厄じゃないか、、、ということで一層気をつけなきゃと思うと共に、皆さんも財布やカードの決済情報には常にお気を付けくださいね、というお話でした。

2回連続で、私事で恐縮でしたが、何かのヒントになれば幸いです。

なお、カードの不正使用等に際しての手続きなどは、カード会社とかによっても異なるでしょうから、あくまで私の体験談までと、ご理解くださいませ。


サルタックでは、今年もネパールの姉妹団体を支援しながら、現地の教育環境の改善に向けた取り組みを進めています。
団体の活動に共感いただけましたら、是非、ご支援をいただければ幸いです。

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