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「英語ができる」のレベルは人それぞれでよくて、そんなことよりトライすることが大事だと思う(下)

 毎度文章が無駄に長く、本論まで辿り着けずに失礼しました。でも前回の(中)までで、結果的にですが Listening & Speaking の話は終わったので、今回は一番書いておきたかった Writing & Reading です。特にSNSでは「自分がいかに情報を発信するか」が大事になるので、Writing の話をします。

 これは、英語が喋れない音楽機材好きの人になんかよく理解できると思うんですが「新しい機材の紹介動画」とか書いてあるので開いてみると、外人が出てきて、機材を前に「 Hey , guys ! ペラペラペラペラペラペラペラペラペラ∞」としゃべるだけで、なかなか音を出さない。
 こっちは見ていてイライラする。さらにその機材はモックアップ(ガワだけの試作品)で、結局最後まで一音も出さずに終わる、という悪夢のような経験をしたことがあるでしょう!そう、そこのシンセ好きのあなた!あるでしょ!

 だから僕はYouTubeに音楽動画を上げる時には、原則として【NoTalking】と謳った上で、一切しゃべりません。その代わり、動画の下部に表示される説明文に日本語と英語で、今回の意図(僕の場合、音響実験っぽいのが多いので)と結果や発見などを書きます。
 それも、これも大事だと考えているのですが「まず英文での説明、そして使用機材紹介(英文)、最後に日本語での説明」という構成を採るようにしています。
(ちなみにYouTubeのトップでは「洋の東西でものの考え方はここまで違うのだ。欧米人とは異なる日本人の文化を知れ!」みたいなことをヘタッピな英語で話していますが、まああれは東洋人独特の韜晦というか、エキゾチシズムの演出です)

 で、Instagramにおいてはさらに徹底していて「キャプションは英語でしか書かない」ことが多いです。先日投稿した空也上人立像(レプリカ)の写真なんかは、外国人から見ると興味深いだろうし、十字架の写真にしても「日本にもこういう形でイエスを信仰している人がいるのか」と、知ってくれる人がいれば嬉しい。
 できるだけ簡単な英語を使って、難しい単語に関してはTwitterで解説もしているので、日本人でもOK。でもインスタは「一目見て何かを感じるもの」なので、日本人なら何が映ってるのか、だいたい分かる。しかし外国人にとっては「なんだこれわ?」という写真も多いと思うので、英語でのキャプション付けにこだわっているわけです。

 そんなこんなで、今の時代「英語は分からないから、英語で物を書く気はない」とか言ってると、大いなる機会損失につながりますよ!
 会話もそうですが「うまい、つまりレベルの高い英語が使えないから」と恥ずかしがってしり込みしている人が多いと思うんですが、レベルの高低なんて関係ない。
 だって、一流の競輪選手でも、最初に自転車に乗った時には補助輪つけてたでしょう、多分
 というわけで「下手でも何でもいいから、まずやってみようよ」という話です。
 で、まあ最後まで気を持たせておいて悪いのですが、結局、

 「とにかく Google翻訳に日本語をぶち込め!」

 って、基本的にはそれなんですよ。もう普通過ぎて申し訳ないけど、結局そういう事なんです。
 昔は使えなかったけれど、今では Google翻訳、結構いい仕事をしてくれますし。
 とは言え、やっぱりトンチンカンな翻訳を返してくることがあるんですね(どうも、英語に変換する前に、日本語解読の段階でミスってるケースが多いっぽい)

 だから、翻訳した英文を自分で読んでみて「これは明らかにおかしいだろ」とか「この単語は難しすぎねーか?」といったところを辞書やWeb上の英語用例集を見ながら直してゆく。
 「いったん英訳した文章を、もう一度、Google翻訳で英語→日本語する」っていう方法もありますね。でもそれだと余計こんがらがってくる可能性も高いので、僕の場合は自分で読んで、英和を見ながら直すという手順を踏んでいます(実は英和も必要なくて、該当する日本語部分をドラッグして選択すると、Googleが近い用語をサジェストしてくれるのですが、個人的に辞書が好きなので、僕は辞書も使っています)

それで出てきたのがこんな英訳です。

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 この中で一番よく分からなかったのが " I had no choice but to keep the ring off. "で、こういうイディオムがあるのかもしれないけど、なんか自分で納得がいかなかったので、Webサイトに掲載されている「仕方がなく~する」という英文の例を調べて修正したり、"I almost drop my ring."は英文としては正しいんだろうけど、なんか気に入らなかったので変えてみたり。結果、最終的な文章は下記のようになりました。

[ I love my wife, but I removed my wedding ring. ]
Yesterday, when I went to the hospital for a medical check-up, I was surprised that my weight had dropped so much.
One year ago, my height was 164cm (65inches) x 53kg (117lbs), but now it's 164cm (65inches) x 45kg (99lbs)!! At the same time, my fingers are getting thinner.
So, every time I wash my hands, I have to worry about my ring falling out.
I don't have any other choice so I decided to remove the ring and keep it.
It's very important thing. So,I keep it safe with my favorite fountain pens.
https://www.instagram.com/p/B908HuZh7Xh/

 間違ってる部分があるかもしれないよ。そもそもレベルは決して高くない。そんなことは分かってる。でもやるんだよ!

 Google翻訳を使う時のコツは、使っている人であればよく御存知でしょうが「元の日本語文を、いかに簡単な文法で書くか、また一意的な書き方をする(複数の読み取り方があるような紛らわしい表現は使わない)」という事でしょうか。

 最後にReadingについては、Chromeの自動翻訳を使うより、これも訳したい部分を Google翻訳にぶち込んだ方が使い勝手が良いような気がします。
 僕の場合、海外のニュースで日本語配信されていないもの(主にアルジャジーラのニュース)しか翻訳してまで読みません。で、自動翻訳ではやっぱり的確には訳されないので、関連するキーワードを Googleニュースに入れて、日本語の記事を探します(アルジャジーラのトップになっているようなニュースは、「日本では表立って報道されていない」だけで、どっかが日本語で報じてます)

 そんなこんなで、言いたいことはだいたいこれで終わりです。
 また長くなって申し訳ない(ていうより「結局Google翻訳かよ!」と思った方にはお詫びの言葉しかありません)

 それでは御免くださいませ、またの機会に。

以下、蛇足:ヒロポンの画像(中身はラムネ)が韓国の人にReTweetされたときにはビビりました。本物だと勘違いされるとエラいことになるから、なにかリアクションしないといけない。でも日本語を韓国語(朝鮮語)に自動翻訳しても、それが正しいかどうか自分では全く判断できないわけで、どうすべーか、としばらく考えてしまいました。で結局、最終的には、自動翻訳で出てきたハングルそのままペーストして( I used Google Auto-Translation )とか最後に注記を入れたのかな。

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