温めれば、何度でもやり直せる『チョコレートな人々』【久遠チョコレートを買ってみた】
『久遠チョコレート』は豊橋に拠点を置くチョコレートブランド。心や体にハンディキャップのある障がい者や性的マイノリティの人々にも活動の場を提供しようと夏目浩次氏が2003年に創業したもの。そこで働く人々と夏目氏の創業以来の歩みと奮闘を描くドキュメンタリー。
当初パン屋さんとしてはじめた夏目氏がなぜチョコレートブランドをはじめたのか?
パンの製造には多くの手間と時間がかかること、一日経つと廃棄しなければならない収益率の悪さ、といった点が経営を圧迫しはじめる。
そうしたときにトップショコラティエの野口和男氏と出逢う。
野口氏は「一つずつならみんなプロになれる。一つずつプロになればいいじゃん」という。
チョコレートは失敗しても温めれば、作り直すことができる。
トッピングやブレンド次第で無限といってもよいバリエーションを展開でき、付加価値を高めることもできる。
障がい者にも最低賃金程度の給料を払いたい、という目標を掲げる夏目氏にとってチョコレート製造は多くの点で理に適った選択だったことが分かります。
スクリーンから夏目氏やそこで働く人々の奮闘は伝わるものの、どうしても想像するしかないのがそのお味。
2023年1月時点の久遠チョコレートは全国に40店舗、57拠点を展開し、百貨店での催事に積極的に参加しているとのことですが、静岡にまだ拠点はありません。
久遠チョコレートのホームページを見ると、通販は各店舗の「CHOCOLATE DELIVERY」から注文できるとのこと。
そこで映画でもっとも頻繁に登場するQUONテリーヌ8枚入りセット(1700円)を購入しました。
丁寧に梱包された外箱には“CHOCOLATE DELIVERY”のステッカーが貼られ、中にはおしゃれなパッケージと小さなリーフレットが同梱。
QUONテリーヌは150種ものラインナップを抱える久遠チョコレートの看板商品とのこと。
8枚入りセットにはその中からランダムにチョイスされた8枚が入っています。
ランダムといっても、フレーバーやナッツなど、傾向の異なる種類がバランスよくセレクトされているようです。
どれから手をつけて良いか悩ましいですが、ひとまず一番手前にあった「ベリーベリー」をチョイス。
フリーズドライのいちごのフレーバーと酸味に程よい甘さのバランスが絶品。
至福のひとときを体感できます。
『チョコレートな人々』は2/16(木)まで上映中。
劇場のロビーには久遠チョコレートのチラシも置いてあります。
映画を観てその味を確かめたくなった方はぜひCHOCOLATE DELIVERYでお試しいただければと思います。
スクリーンの向こう側の『チョコレートな人々』と繋がったことを実感できると思います。
『チョコレートな人々』
https://tokaidoc.com/choco/
2/3~2/16 連日①9:50~11:35
*バリアフリー日本語字幕版で上映