父と梅酒

父が亡くなってそろそろ一年が経とうとしている
初めての父がいない父の日。彼が最期に作っていた梅酒を飲んだ。

GWに実家に寄った時、母が大きな瓶に入った梅酒を見せてくれた。父の字で、亡くなる数週間前の日付が入っていた。実家にはたまに梅酒の瓶があったけれど、てっきり祖母か母が漬けたものだと思っていた。父は家事をしない人だったので意外だった。小さな瓶に分けてもらい持ち帰ることにした。どんなお酒になってるんだろうか。

父の日、小瓶を解禁。匂いはしっかり梅酒になっている。まずはロックで頂くことに。スッキリとした甘さで、後から梅の酸味も効いていておいしい！市販の梅酒は独特の甘さが苦手だったが、これはいける。ソーダ割りにするとさらに飲みやすくなった。
すごいなぁ、私の父は家で美味しい梅酒を作れる人だったんだ。

4月に送った「誕生日おめでとう」のメールが最後のやりとりだった。
結果的に最後だった父の日はプレゼントでも送ろうか迷って結局やめてしまった。
ごめん。せめてこれからは事あるごとに思い出して忘れないでいようと思う。
趣味が多い人だった。父を思い出すアイテムはたくさんある。これからは梅酒も追加しておくね。