「頑張って一緒に看護師になろうね！！！」 高校の掃除時間、黒板を消していた私の後ろでクラスメイト達がそう話していた。 なんでも彼女たちは高校を卒業したら看護の専門学校に進学するらしい。 ただのなんてことない会話。だけど私は思わず二度見してしまった。 というのも彼女たちはお世辞にも頭がいいとは言えない成績の子たちだったからだ。 医療の道に進むなんて自分からしたら未知の世界でそんなものになれる訳がない。 勝手にそう壁を作っていた私には衝撃的な言葉だった。 そこから自
私は高校生の頃に漫才を見に行った。 最初の方は大爆笑していたけど、途中から自分が舞台ではなく客席にいることに対してだんだんと悔しくなってきた。 なんで私はあっち側にいないんだ！とか あんな輝いている舞台で私も活躍したい！など 心からそう思い、途中からは舞台で面白おかしく話している芸人を妬ましそうに見ていた。 漫才を見てこんな気持ちになるのはきっと私だけだ。 そう思ってから私は芸人を目指すことにした。 それからしばらくしてたまたまビートたけしの若かりし頃を描く浅草
おばあちゃんになった時に縁側でショートケーキを食べること。 これを目標に私は生きている。 特に意味はない。ただなんとなく、縁側でショートケーキを食べているおばあちゃんはきっと幸せだと思うからだ。 ちなみに… 小学生の頃の夢はたこ焼き屋と大工さん。 中学生は素敵なお嫁さん。 高校生はお笑い芸人。 今目指しているのは理学療法士。 我ながらまとまりのない人間だなと思う。でも最終目標の縁側ショートケーキに向かっていると思えばそんなに悪くないんじゃないかと思う。
姉にあけおめラインどれくらい来たか聞いてみると、6件きたと教えてくれた。 …多くない？ 思ってた回答と違って驚いた。しかも、その内の1人は年越しと同時にラインが来たらしい。 え？ しかも男の子からも来たらしい。 ええ？ そんなのボーナスポイントが入るじゃないか。 前者が＋2点で後者が＋3点。つまり姉は今年あけおめラインを11件もらったということだ。なんて人脈、素晴らしい！と0件の妹が褒め称えてとても姉は居心地が悪そうだった。
