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サルデーニャの調理道具 -その4-

陶器で出来たたらい?ギザギザのないすり鉢?穴のない植木鉢?、、、
昔からサルデーニャで使われているテラコッタで出来た浅めのボウル、Scivedda-
シヴェッダ-
です。

以前、伝統的なパスタでご紹介したかと思いますが、粒々パスタのフレーグラを
作るときの必需品です。上の写真のように大きめのSciveddaに2種類の大きさの
セモリナ粉と水分を少しずつ入れて手のマッサージのようにぐるぐる回して粒々に
育てていきます。テラコッタで出来ているので重くて動かないため使いやすい。

とは言えフレーグラ専用というわけではなく、大きさも深さもいろいろで用途も
様々。

大きいものから小さいものまでいろいろ
左のSciveddaは中に模様あり、フレーグラ作りの時は模様があった方が引っ掛かりがあって作りやすい
左はパンを発酵させるときに使い、右はお料理を盛って

ちなみにカリアリ近くのアッセミーニという町がSivedda作りで有名です。
一家にひとつ以上のSciveddaがあるのは普通ですが、北に行くほど見かけるのが少ないかも、、、

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