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【BA】ボーイングが配当停止!30年の継続配当の歴史に幕…、市場への影響を検討した話

はじめましてこんにちは、サラリーマン投資家のサラワンです!

衝撃的なニュースが舞い込んできましたね。
30年もの間安定配当を出していた米国ボーイング社が資金確保を目的に、この度停配するとのことです。

- ボーイング、株式配当を停止 コロナ危機で資金確保
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57059300R20C20A3NNE000/

- 米ボーイングがCEO報酬見送り、配当も停止 新型コロナで
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-boeing-idJPKBN218076

ボーイング社も苦渋の決断だったでしょう。
30年もの間継続することがどれだけ大変かは容易に想像できます。
それが受け継いで来たものであれば尚更、従業員の雇用を守るための英断だったと思います。それが受け継いで来たものであれば尚更。
従業員の雇用を守るための英断だったと思います。

さて、この記事を取り上げた理由は2つあります。
①「停配しない」という前提に成り立って投資している人が多いように思える。
②1つの会社が前例を作った場合の全体への影響

■ 「停配」したら株価が下がる可能性が高い

当たり前と言えば当たり前ですが魅力度が下がりますので致し方無いかと思います。
過去で言う「東京電力」や「日産自動車」が良い例かと思います。
→ 両者とも事が起きる前は「安定したディフェンシブ銘柄」の位置付けでした。

確かに、その会社を本当に応援したい人であれば停配したぐらいでは株は売らないでしょう。しかし、高配当/安全配当を目的に米国株を買ってる人はそんなに思い入れも無いと思います。ANAやJALならともかく。

結果、週明けの市場でボーイング社の株は下落し、知名度&経営安定度はありますので、ある程度の所で落ち着くかと思います。

■停配を契機にした下落の雪崩が起きる可能性がある

今の金融市場は理由やきっかけさえあれば下落する状況です。
ボーイングのダウへの寄与度はかなり高くダイレクトに指標に影響を与えます。
→ 日本でいうソフトバンクやユニクロみたいなものです。

すると下落指標をトリガーに様々な市場でマイナス方向への舵が切られます。
それこそ、ダウが下落すれば日経平均もつられて下落する可能性は十分にあります。JAL、ANAの連想安も考えておかなくてはいけません。

すると世界中でマーケットが再びマイナス方向に転じる可能性があります。
そう雪崩の如く…。

■分散投資の本当の意味を考える良い機会

昨今、リスク資産の依存度が上がり過ぎて正の相関関係になってしまい、分散投資があまり意味をなさないのでは?とささやかれています。

全く無意味とは思いませんが、効果は低くなっているのは確かかと思います。
日米の株価や為替の動きはほぼほぼ同じ動きをしていますし。

<<参考>>
 - リスクマネーの先行きを追ってみた結果、Cash is king!今はキャッシュポジションを取るべきこと!がわかった話
https://note.com/sarawan/n/n232947d53fbf

上記の参考記事でも書かせていただきましたが、日米の株式と為替は以下の通りの動きをしています。 
- 為替は他の通貨がダダ下がりの中、日米共に若干上向き
- 株価は日米共に壊滅状態

これでは正の相関関係になってしまっているので、分散投資をしている意味があまりありませんね。
「日本円と原油」の方がまだ幾ばくか話の筋が通ります。

■まとめ

まだまだ余談を許さない状況で、更にマーケットを揺るがしかねない出来事が起きるかもしれません。
今は各国/各社で必死に大事にならないように必死で耐えている最中と思います。
しかし、どこかが持ち堪えられなくなった時、連鎖的に白旗を上げる事態が起きるのではないかと。

勿論、起きて欲しく無いですがそういうシナリオも頭のどこかにおいておくべきかと思います。くれぐれも買い急ぎ/焦り買いはしないようにで…。

本記事が一人でも多くの方々の金融リテラシーの向上に役立っていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回以上となります!

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