見出し画像

幻のアイドル ミルキーズって?

1975年3月に天空の天の川より飛来し、
期待の新人アイドルグループ『ミルキーズ』として、デビュー。
1978年3月に突如日本の芸能界からぷっつりと消息を絶った。
その後、日本の芸能史にその名を残すことなく、人々の記憶からも消えた。

改訂版世界アイドルスター銘鑑(直訳版)より。


1970年代は、日本の芸能史において、アイドルが最初に輝いた時代。
かのアイドル研究家・中森明夫氏の著書によれば、アイドルという言葉は
フランク・シナトラに初めて使われた言葉で、日本では南沙織さんが
アイドル第1号(アイドルという言葉で語られた)であったという。

とにかく70年代は、素敵なアイドルがたくさん生まれた!

そんな中に「ミルキーズ」というアイドルグループがいた。
有名な「キャンディーズ」のパチモンみたいな3人組で、
現に、事もあろうにキャンディーズの「年下の男の子」をカバーして
あつまかしくデビューしたのだ。
が、当然、キャンディーズさんのファンが激昂し、大顰蹙を買った。
(昔は、SNSとかなくて良かった。今だったら炎上してるし!)
なにせ、歌が下手で踊りも下手で、ルックスもいまいち。
お笑いに転じるには、面白さに欠ける。(困ったもんだ)

ので、逃げるように、こそこそ活動しているうちに、
いつしか忘れられてしまった。(当然!)

だが、そんなミルキーズに関しても、
世界アイドルスター銘鑑には僅か数行ながら掲載された。
(しかも原文は英語!)
確かに、日本の芸能史のほんのひとかけらを担ったことは間違いない。

実は、ミルキーズにも、ほんの少数の熱狂的なファンがいた。
彼女らは、そのありがたいファンの声援に応えながら、細々と活動し、
謎めいた空白の時間の隙間からひょっこり顔を出すように
実は今も活動を続けている。
2013年の夏以降、露出が増え、
2014年には、幻のアイドルグループとして再結成、
浅草モンマルトルでの復活ライブは
小さいながらも、大きな話題をさらった。
2015年には「平成の閉経アイドル」と銘打って、
こわいものなしの最強ライブを強行!

いろいろな化学変化を起こしながら……
現在はスナックミルキーズインターナショナルとして
増殖系アイドル(時流として、AKBやEXILESですから~)となり
世界の檜舞台の躍り出ようと目論んでるのですが、
さあ、どこへ行くのか? ミルキーズ!
何をやってくれるのか? ミルキーズ!
乞うご期待!

やっと、ミルキーズのWEBマガジンも発行できて、
よかった、よかった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?