子どもの本の歴史

今回は読書感想文。

子どもの本の歴史 ピーター・ハント作

について書いていきたいと思います。

柏書房から2001年に出ていますね。

ページ数は470ページと結構長く、値段も高いです。

最初は図書館で借りるのがおすすめかな。

内容はズバリ、子どもの本の歴史。

14世紀ヨーロッパから物語は始まります。

子どもの本の定義からはじまるのですが、やはり宗教や出版技術、当時の様子がうかがえます。

途中からアメリカの話も挟まれますが、主に欧米の話です。

最初の14世紀15世紀の宗教ガチガチの世界観、ホーンブック、礼儀の本は不思議な興味をそそられますし、ヴィクトリア朝にかけてのダイナミックな子供観の変化は見どころです。

女性作家、画家の活躍も追ってますので、女性史に興味ある方もぜひ。

後半はヴィクトリア朝以後の話です。第一次世界大戦直前の急速なモダン化は感動します。本当にどんどんお洒落な挿絵になるんです。

また、軍国主義やカトリックの排除、ジェンダーや階級闘争などに子供も振り回されていたことがうかがえます。

あとはグロテスクな挿絵や、過激な殉教物語なども魅力的です。

個人的には赤毛のアンの作者であるモンゴメリが自伝「険しい道」最近出版された「ストーリー オブ マイ キャリア」に記述がある「子どもの天路遍歴」が書かれていて興味ぶかかったです。

なにより、子どもの本の名作が何百冊と載っています。

高校生でも簡単に読めますが、予備知識として、ふくろう書房から出ている英国ファンタジーの本や、その他簡単な本を始めに読むのがおすすめです。

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