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小林製薬『サラサーティ』ブランドチームは、noteをはじめます。

みなさま、はじめまして。私たちは小林製薬『サラサーティ』note編集部です。編集部というと、編集長がいて記者がいてカメラマンがいて、「書き直しよ!」「うわーっ」なんていいながら、締め切りギリギリまで編集をしている。そんなドラマのワンシーンを浮かべてしまいそうなものですが、私たちは、もうちょっとゆるいチームです。そんなゆるい私たちの自己紹介とともに、noteをはじめた背景を紹介させていただきます。

サラサーティnote編集部 部員紹介


サラサーティnote編集部
ネコ好きが多い、サラサーティnote編集部 部員一覧

▼編集長的な人
『サラサーティ』ブランドマネージャー
白石さん(女子)※画像中央
趣味|プロレス観戦と海外旅行

▼デスク的な人
『サラサーティ』ブランド担当、代理店プランナー
竹縄さん(女子)※画像左から2番目
趣味|ヨガ、舞台鑑賞 ※クロネコを飼い始めました

▼制作的な人
制作会社の方々
福田さん(男子)※画像右から2番目
趣味|スーパー銭湯に行く ※キジシロを飼っています

田中さん(男子)※画像右
趣味|野菜づくり ※2匹のネコと暮らしています

樫尾さん(男子)※画像左
趣味|筋トレ

おりもの専門ブランドの編集部というと女性のイメージがあるかもしれませんが、私たちの編集部は男女混合です。女性の悩みを女性だけで話し合うのではなく、男女交えて語り合うからこそ得られる、気づきや発見を大切に編集を進めます。また、編集部は小林製薬のサラサーティブランドチームのみならず、代理店や制作会社の方々も交えた人員構成になています。「編集するのが大変だから、制作会社を入れたの?」と思われそうですが、それは少し違います。(もちろん、正しく、わかりやすい情報発信をしたいという思いはありますが。)一方的、広告的な内容に偏らず、できる限り見ていただく方にとって有意義な情報発信をしていきたいと考え、第三者を交えた編集部を構成しました。まだまだ不慣れな部分もあるかもしれませんが、これからどうぞよろしくお願いします。

サラサーティがnoteを始めた背景

noteを始めた背景はサラサーティが生まれた背景と重なる部分があります。まずはサラサーティ誕生の背景をお話しします。

言葉にすることもはばかられる女性の悩みを解決したい

1988年、日本で初めてのおりものシートとしてサラサーティは誕生しました。サラサーティが誕生するまで、おりものによる下着の汚れや不快感に悩む女性は、生理用ナプキンを代用したり、トイレにいってティッシュで拭いていたりしていました。誰かに相談することもなく、こっそりと行っていたそうです。当時は『おりものについての話はタブー』といった風潮があり、女性はおりものの悩みを自己解決していたため、より社会から閉ざされたものになっていたのです。『言葉にすることもはばかられる、女性の悩みを解決したい』。この想いから小林製薬はサラサーティの開発をはじめました。しかし、『タブー』とされているものだったが故に、おりものの情報はもちろん、研究報告もほとんどありませんでした。そのため『そもそもおりものとは一体何か』『どれくらい出るものなのか』『おりもののニオイはどこからくるのか』などなど、とても初歩的なところから研究をはじめなくてはならなかったのです。おりものに関しての大規模な調査を独自にスタートし、様々な年代、ライフスタイルの女性の声を集め、理解を深めるとともに、女性がおりものに対してどんな思いを持っているのかを調べました。調査と研究を進める中で、おりもののニオイの原因が“ラク酸”であるということを究明しました。さらに、厚さ・形状といった、機能やつけ心地に関わる部分に関しても女性のニーズをしっかりと受け止め、厚さ2mm、かつ、生産の難しい“ビヨロン型(ふちにカーブを描いた8の字型)を採用することにしました。今思うと、この活動が、サラサーティがおりものの専門家になるきっかけだったのかもしれません。

発売当時のサラサーティ
1988年、発売当時のサラサーティ

女性の8割がおりものについて悩んでいるという事実

開発当時(1988年)の調査の結果、女性の8割がおりものによる下着の汚れや不快感に悩んでいるということがわかりました。また、おりものの量や色、ニオイの変化も気にされていて『体調がわるいのでは?』『自分だけだったらどうしよう?』といった不安も抱えられていることを知りました。悩みの数々に触れていく中で、『単に製品を世に送り出すだけではなく、女性の体の変化や不安に対してアンサーする必要があるのでは?』と考えるようになりました。どうするべきか悩んでいた私たちにヒントをくれたのは、調査に協力してくださった女性の言葉でした。「自分だけだと思っていたけど、みんなあることなんだと思うと安心する」。この一言に勇気をもらった私たちは、これまでタブーとされてきた、“おりもの”を社会に受け止めてもらう必要性を強く感じ「おりものは女性なら普通のことで、女性の8割がおりものに悩んでいる」といったメッセージをストレートに伝えるTVCMをつくることにしました。しかし、社会のおりものに対するタブー視は強く「おりもの」という言葉を全国放送のTVCMで話してくださる女優さんがなかなか見つかりませんでした。それでも、諦めず、粘り強く交渉を行い、なんとか出演してくださる女優さんを見つけ公開へと踏み切ったのです。

いくつもの壁を越え、さあ、これでおりものは社会に受け入れられる!と自信を持てればよかったのですが、当時はドキドキしていたという方が正しいかもしれません。タブーを犯したことで日本初のおりものシートが社会に受け入れられなかったら、この先、おりものシートは日本に普及しないのではないか。つまり、女性の不快をなくすことができないのではないか、という不安を抱えていました。そんな私たちの不安をよそに、サラサーティは発売わずか11ヶ月で200万人にご愛用いただきました。また、ご愛用いただいた方々から「相談相手がいなかったから救われた」「汚れやシミを気にしないで白い下着を選べる」「これなら毎日使える」といった声をたくさんいただいたのです。本当に嬉しい出来事でした。

実はまだ女性の8割がおりものに悩んでいる

日本初のおりものシート、サラサーティが発売されて30年以上が経ちました。現在、おりものシートはさまざまなメーカーから発売されています。もちろん、サラサーティが誕生した30年前と比べると普及率も格段に上がっています。それでも、2016年9月に小林製薬が独自調査した結果では、20〜39歳の女性の86.1%がおりものに不快、不安を感じているという結果が出ています。これだけいろいろな製品が世の中にあり、普及も進んでいるのに、どうしてまだ8割の人が悩んでいるのだろう……。そう思い、改めて現在の女性を取り巻く環境とおりものについて考えました。30年前よりもずっとおりものに関しての情報は手に入りやすいのですが、それでもまだまだ多いとはいえません。また、この30年で女性の社会進出が大幅に進んだため、おりものシートに求める機能や形状も変わりました。出産回数の低下によって一昔前の女性と現在の女性では月経回数が数倍違うため、女性ホルモンにまつわる心身の不調に悩まれる方々も増えています。おりもの量や質、色、ニオイは女性ホルモンに大きく左右されますので『量が気になる』『色が気になる』といった方が増えているのかもしれません。つまり、ライフスタイルが多様になった分、単一の製品や単一の情報だけでは、悩みが解消されないようになってきているということがわかりました。

“日本初のおりものシート、サラサーティ”は“日本初のおりものの専門家”として歴史を歩んできたと自負しています。だからこそ、現代を生きる女性のおりものについての悩みや不安の解消に役立つ製品の開発や情報発信を行う使命があると感じています。発売から30年以上、おりものに特化した研究やマーケティングを行ってきました。私たちの持っている知識や情報は、おりものに悩む方々のお役に立つかもしれない。できる限りタイムリーに、わかりやすく情報の配信を行い、女性の笑顔を増やしていきたい。そのために、サラサーティブランドチームはnote編集部を立ち上げることにしたのです。長くなりましたが、これがnoteをはじめた背景です。

これからやっていきたいこと

“おりもの”に関する情報の発信はもちろん、このnoteを通じて、みなさんが抱えられている、おりものに関する悩みや不安もお伺いしていきます。その声を元に記事の編集を行ったり、新製品の開発につなげていきます。

また、おりものは卵胞ホルモンや黄体ホルモンといった女性ホルモンの分泌と密接に関わりがあります。1ヶ月4週間のうち3週間、体から分泌されるおりものの変化を見ていくと、生理や排卵日の周期を知る目安になるほか、ホルモンの乱れによる心身の変化をキャッチできます。まさに、おりものは体のサイン。このサインを見逃さず、自分の体をいたわり、こころ安らかな日々を過ごしていただけるお役に立ちたいと願っています。

編集後記

はじめてのnoteいかがでしたでしょうか。私たち編集部のメンバーは花粉症に苦しみ、アイボンとハナノアで(両方、小林製薬の製品です。宣伝してすみません)目と鼻を洗浄しながら記事の制作と向き合っていました。できるだけ頭をすっきりさせてつくっていったのですが、もしかしたら、わかりにくかったという点もあるかもしれません。また、もっと深い話が聞けるとおもたのに!というご期待にも応えきれていないのではないかと、ソワソワしております。よろしければ、コメント欄に感想をお寄せください。おりものについて、「こんなことが知りたい!」といったご意見も大歓迎です。編集部一同、お待ちしております。長文お付き合いくださりありがとうございました。ハックション!