見出し画像

機械に弱くてもApple信者と名乗りたい

はじめに

Appleってすごい!
何を今更と思われるかもしれないが,この度MacBook Airを手にしたことで,私はすっかりAppleの沼に浸かってしまった。
それはもうずぶずぶである。

ただし,私は機械系にめっぽう弱い上に,説明書などの類を一切読まない。というか,読めない。なぜかあの手の文章は文字の羅列にしか見えず,動画だとしてもお経のように聞こえてしまう。
だから多分,本来もっと便利に使えているであろう機能の三分の一も使えているか怪しいが,そんな私でもすごい!!と感動が止まらないので,とにかくこの勢いのままに書いてみようと思う。

MacBookを手にするまでの私
〜初めてのApple製品からiPhoneデビューまで〜

【初めてのApple製品】
 私のApple製品との出会いは,大学入学祝いで買ってもらったiPod nanoだったと記憶している。それまで単四電池を入れないと動かないmp3プレーヤーを使っていたので,充電するだけで使えるなんて!と感動したことをよく覚えている。当時はApple Musicのサブスクなんてなかったので,ツタヤとゲオを往復して,お気に入りのアーティストのアルバムを片っ端からいれていた。その数年後,iPod touchに買い替えたが,当時はアンドロイドのスマホを使っていたこともあって,アンドロイドでは使えないアプリを使う用途としても大活躍してくれた。
当時二強と言われていたソニーのウォークマンには目もくれなかったあたり,思えばこの頃からAppleに対して憧れの気持ちは強かったのかもしれない。ちなみにアンドロイドはエクスペリアを使っていた。多分こういうところからも私のぽんこつさが垣間見えていると思うが,それはひとまず置いておくことにする。

【遂にiPhoneデビュー】
 スマホが普及してからずっとアンドロイド勢だったが,社会人になるタイミングで心機一転iPhoneデビューすることにした。理由は単純で,研究室のメンバーがほぼ全員iPhoneだったから。ミーハー心がくすぐられて,iPhone7を手に取った。
これがまた,iPhoneってすごいのだ。そんなところ?と思われるかもしれないが,とにかくカバーが沢山ある。沢山ありすぎて選べないくらいあった。これには本当に心が躍った。使い方も簡単で,何でもっと早く変えなかったんだろうと思うほどだった。それに何より,音楽を聴くのもiPhoneさえあればいい,というのが私にとってものすごく魅力的だった。
もうこの頃には,両親のスマホデビューにも迷わずiPhoneを推すくらいにはApple推しになっていたと思う。

しかし,まだまだ私はAppleのすごさに気づいていなかったことをこの後思い知ることになる。

MacBookを手にするまでの私
〜iPadが欲しい〜

【iPadが欲しい】
 iPhoneを使い始めてからしばらくすると,タブレットを持つ人が周囲に増えてきたことに気づいた。仕事で記録をとることが多いので,持っていたらPCを持ち運ばなくてよくて便利そう!と私も購入することに。一人では不安だったので,同業の友人と一緒に無印iPadを購入した。
毎度のことながら,これもびっくりするくらい便利だった。本来の用途で使うことは実はそれほどなかったものの,iPadの強みは実際に書き込めるというところに尽きると思う。デジタルとアナログのいいとこ取りというか,デジタルでは足りないなと感じているところに手が届く気持ちよさがある。それにiPhoneで見ていたものをiPadの大きな画面で見られたり,iPadで作成した資料をiPhoneで確認できたりと互換性のよさも感動ポイントだった。

この頃からApple PencilやAirPodsなどアクセサリ系も集めるようになっていた。そうしている内に,身の回りのガジェットはほぼAppleになっていたことに気づく。
そう,あれを除いては。

いよいよMacBookを買う

【次に買い換えるときは】
 ここまでAppleがすごいと言い続けておきながら,私の愛用のPCはずっとWindowsだった。それも特に理由はなく,大学入学のときに大学生協から進められたPCがWindowsだったからである。私は刷り込みされやすいタイプなので,初めて手にしたものをその後もずっと信じて使い続ける傾向があり,二台目のPCも迷わずWindowsにしていた。
 ところが,そのWindowsがここ半年ほどで一気に高齢化し,zoomなどのオンライン会議はもちろん,立ち上げるだけでもかなりの時間を要するようになってしまった。これはもう寿命だろう。
いよいよその時がきたのだ。

次に買い換えるなら,MacBookと決めていた。
刷り込みからの卒業。遂にガジェット完全Apple化である。

買い換える,ということは決めていたが,Appleあるあるなのかとにかくラインナップが多くて初心者には違いがよく分からない。エアとかプロとか何が違うの?状態である。これまで迷ったら一番シンプルなものを選ぶというポリシーを貫いてきたが,MacBookには無印がない。困り果てた私はネットや知り合いに尋ねまくってある程度の知識を仕入れることに成功した。さぁ,次はいよいよ購入!と思ったところで思わぬ待ったがかかったのだ。

【実店舗で一目惚れ】
 友人にMacBookを買うんだと話したら,それなら一度実物を見た方がいいと言われてその流れでアップルストアに行くことになった。あのおしゃれ空間,私のような機械音痴には敷居の高い場所である。下手に横文字を使おうとして恥をかくのも怖い(私は未だにダウンロードとインストールの違いもよくわかっていない)。友人がついてきてくれると言ったので,恐る恐る足を踏み入れた。
 MacBookのコーナーに近づくと,よくみかけるシルバーのMacBookの横に可愛らしい色が置かれているのを見つけた。え,これがゴールドなの?!と小さく声をあげるくらい驚いた。ネットで見ていたときにはそこまで惹かれなかったが,実物をみた途端一目惚れだった。

私,これ買います。

心に決めた瞬間だった。その後,おしゃれな店員さんに気になっていた細かい性能の違いを聞いて,ようやく購入するMacBookが決まった(最もシンプルなMacBook Air)。実に悩み始めてから一ヶ月以上経っていたと思う。ただ,悩みに悩んだおかげで,自分史上,一二を争うほど満足する買い物ができたと自負している。

MacBookのある暮らし

【MacBookが届いた】 
 ネットで注文して約二週間後,はるばる上海からMacBookが届いた。まずは無事に届いて一安心である。ロックダウンしていたにも関わらず,流通は機能していてありがたい。そして可愛い。箱さえも愛おしい。なんて美しいんだ。惚れ惚れしてしまう。

そして私はここで大きなミスを犯す。

 PCといえば初期設定とデータの引き継ぎだろうと,安易に始めたのがよくなかった。画面に映し出されたのは,完了まで50時間という数字。
いやいやいや…いくらなんでも長すぎでしょ,半日くらい放っておけば終わっているはずとたかを括って外出して帰ってきてもまだ1時間も減っていなかった。絶望。慌ててネットで検索する。どうやら,Wi-Fi経由でデータ移行しようとするとこんな風にとんでもない時間かかることがあるらしい。例によって予備知識を入れずに始めたのでそんなことは全く知らなかった。ここまでの時間が…と思いつつも泣く泣くキャンセルして,どうしても必要なものだけ再度移行することにする。

ここまですっかりクラウドの存在を忘れていたことにはどうか目を瞑ってほしい。機械に弱い人間はこういうところでいちいち躓くのだ。

【現代版三種の神器!?】
 そんなこんなで,ようやくMacBookが使えるようになってはや二週間。薄々わかってはいたけど,AppleのすごさはやはりMacなのかと項垂れる日々が続いている。むしろ,今までMacなしに便利だと思い込んでいた自分に驚きを隠せないほどだ。
 とにかくMacBook,iPad,それにiPhoneが揃うことで全ての作業の動線がとてつもなくスムーズかつコンパクトにまとまる。それぞれに強みがあって,弱い部分を補うようにその他の製品がある。まさに現代版の三種の神器では!?と,心から何を今更と思われそうなことを改めて実感しまくっている。起動だけで数分は待たないといけなかったWindowsとは比較にならないと思うが,とにかく全てにおいて満足度が高い。私の主な用途は,文書作成とオンライン会議なので,クリエィティブな作業はする機会がない。だから私には金銭的にもスペック的にもMacBook Airで問題ないどころか,充分すぎるほどだった。

それに早い!軽い!美しい!の三拍子揃い踏みなのだ。今のところ全く不満はない。強いて言うなら,使いこなせない自分自身の方をアップデートして欲しいくらいだろうか。

おわりに

 今までなんとなくAppleの良さを感じていながらも,Apple信者と名乗るには気が引けていた。全裸待機で新製品を待ち望むほどのめり込んでいるわけではないし,そもそも私は機械に弱い。専門知識なんて全く持っていなければ,基本的な動作だってちゃんとできているかどうか怪しいところもある。
それでも,そんな私でもApple製品を揃えて使うことでこんなにも満足感が得られているのだから,これはもうファンだと公言もしても許されるだろうと思うのだ。難しいことはわからないし,人に伝える語彙も持ち合わせていないけれど,今後も私のペースでAppleを推していければなと思う。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。
 
 


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?