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風の音。樹々のそよぎ。

服が掠れる音。カラスの騒めき。水の流れ。人々の足音。恋人たちの交わす会話。包丁で野菜を切った時の刻みよい音。コーヒーを淹れた時の雫がコップの底に落ちる音。そして時計の針が時を刻み、今日もぐるぐる周回していく。

          ✴︎

今回、坂本龍一+高谷史郎さんの音楽と映像が折り重なった展覧会に行ってきました。

坂本龍一+高谷史郎・AMBIENT KYOTO・12/24までが→12/31まで延長!まだ間に合います。

✴︎感想 普段絵画の展覧会を見てる方は「眼」で世の中の対象を捉えようとされることが多いのではないでしょうか?反対に音楽をされてる方は「耳」で生き物や景色や人の動きを捉えられることが多いかもしれません。

今回の展覧会にてベンチに座り、ひたすら音に耳を澄ませた結果こう思いました。どうもふだん僕は生活の中で生じる「音」をずいぶん聞き逃してしまっていたな、と。それはずいぶんもったいないことだなあと。なんかそういうメッセージを僕は受け取りました。

たまには「耳」に意識を向ける時間を持つのはいい時間の過ごし方だなあとあらためて感じさせられた展覧会でした。さすが教授ですね。ぜひ機会がありました行かれてみてください。受け取るメッセージは人それぞれかと思われます。あなたは今日どういう音を聞かれましたか?

✴︎以下詳しく、もしよければ・・・

「AMBIENT KYOTO2023 アンビエントをテーマにした音・映像・光のインスタレーション展」とチラシにはあります。英語が多いので少し調べて行きましょう。

なるほどなるほど
空間アートのことなんですね

と、このようにあります。インスタレーションと急に言われても、以外とはて?となりますよね。僕も今回調べてなるほどそういうことかと分かりました。

入り口に入る前に謎の張り紙。これは演出ではなく、もともと展覧会の場所が印刷工場だったそうで当時のシールがドアにそのまま残ってました。いい感じのテイスト。

ちなみにこの展覧会は坂本龍一さんのasyncというアルバムが会場でずっと流れています。つまりambient(周回)しています。

ベンチの前でずっと音楽を聴きながら高谷さんの映像を見ていました。ちなみにasyncという単語の意味も一緒に学んで行きましょう。

非同期という意味だそう。読み方はアシンク、エイシンクどっちでもいいみたいです。受付のきれいなお姉さん曰く。

とても不思議な映像です。

脳内にエフェクトがかかる
ブラックアウト
中国語、ロシア語とかが表示される
出来れば翻訳して欲しかったなあとは
少し思いました。でも映像すてきでしたよ。


お時間あればぜひ行かれてみてください。

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