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コロナ長期化によるマネージャーの苦悩

HBRの記事を読んで&自身の体感からの備忘録。

これからの仕事のあり方を左右する11のトレンド


気になったポイント。

4. ナレッジワーカーのハイブリッドワークやリモートワークが当たり前になるにつれ、従業員の離職率は高まり続ける
5. 管理業務が自動化され、マネジャーが従業員と人間的なつながりを深める余地が生まれる
8. 企業が従業員を理解するための最新の指標としてウェルネスが使われる
9. チーフ・パーパス・オフィサーが経営幹部の次の要職となる

リモートワークの長期化、継続化によって離職率は高まる(4)。
と同時に、社員からすると「会社」という現実感や手触り感は減少するため、どうしても自分が直接話す相手、つまり「マネージャー」が唯一会社を表現する対象になる。
そこで、マネージャーは社員の離職を防ぐために、業務のパフォーマンスやリソース配分だけでなく、社員自身のキャリアパス、メンタルヘルス、健康管理にも気を配る重要性が高まっていく。

しかしながら、マネージャー自身もリモートで会社への帰属意識が下がっている。隙間なく社員とWEB面談を続け、トイレに行く暇もなく、自分自身の健康管理やメンタル管理も厳しい状況。
(5)のように、自動化により時間が創出されればいいが、こんなのは大企業だけの話で、日本の約70%(従業員数)を占める中小企業でシステム投資に資金を回せる企業がどのくらいあるのだろうか。だいたい、大企業でも自動化でマネージャーが暇になったなんて聞いたことがない。

そうした中で企業側は、マネージャーの1on1のコミュニケーションスキルを向上させ、同時にマネージャー自身のメンタル管理、パフォーマンス向上を促すために、プロのコーチを雇うことになる。

・・・というのが最近の潮流だと感じる。

殊に昨今は、マネージャーの疲弊感が高い。
コーチングは、彼らにとって「唯一、自分の話を自由にしていい場所」としてのメンタルヘルス対策(「駆け込み寺」とも言う)としても機能している。


(9)は私には新しい視点だったのだけれど、こういう仕事につくコーチも出てくるかもしれないな、と思うので追記。



#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

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