「君は僕より勇敢なんだよ」
「物語のある天然石のお守りアクセサリー」をお届けしております、作家のsarariです。
先日、ライブ配信をしていた時のこと。
イギリスの方から、こんなふうに言われました。
「君は僕より勇敢なんだよ」
その時、私はとてもつたない英語で彼と雑談をしていました。
最初は英語を話すことに抵抗があったものの「恥ずかしがらずに話してみて。話すことで上達するから!」と彼が言ってくれたから、挑戦することにしたのです。
それから数日間、私たちはほとんど毎日、英語と、ときどき日本語も使って話をしました。
彼は、日本語が分かります。
日本語を聞いて理解することも出来るし、日本語で文章も書ける。
しかしある日、唯一挑戦していないことがあると分かりました。
それが「日本語を話す」ということ。
驚きました。
私に「恥ずかしがらずに英語を話してみようよ!」と言ってくれた彼が、日本語を話したことがないなんて。
あんまり驚いて、笑ってしまった。
それから「私には英語を話してみようよって言ったじゃない!」と伝えたことろ、「だから、君は僕より勇敢なんだよ」と言ってくれたのです。
嬉しいような、うまいこと、かわされたような。
しかし、私たちは約束をしました。
彼は学生さんなのですが、彼の大きな試験が終わったら、日本語を話す練習をしようと。
話によると今月中に彼の試験は終わるようなので、来月には、この約束が果たされるはず。
ただ無理強いをするつもりはないので、「嫌な時は断ってね」とも伝えようと思っています。
彼は忙しい学生さんだから、あとでちょっとメッセージを入れておこうかな。
こんな風に遠く離れたイギリスの人のことを想う時間。
私の人生にこんな時間が生まれたことが、ふと、不思議で仕方なくなりました。
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