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【適応障害入院日記】気持ちを表出する手段

30日目

今日で入院1ヶ月。
あっという間だった。
気づいたら1ヶ月経っていた感じ。
ちなみにもう少し継続になりそう。

ごめんなさい

※ここから先、自傷の話あります。自衛お願いします。


いろいろなことに耐えられなくなって、どうしようもなくなったとき、
私はクリップ📎を手にする。
それで腕や手の甲をガリガリ引っ掻く。

「自傷」と聞くと、ハサミやカミソリなどで切りつける「リストカット」を
イメージする人が多いだろうが、
私は皮膚を引っ掻く「スクラッチ」や、指や唇の皮を剥く「スキンピッキング」。

2月に(パワハラ以外のことで)調子を崩してから、スクラッチの頻度が多くなった。
冬で長袖だったから隠せたからということもあるかもしれない。
けれど、一難去ってまた一難。
パワハラのことがあって、腕はどんどん傷だらけになっていった。
職場は気温が上がることも増えたが、子どもや保護者に腕を見られるわけにいかない。
長袖で耐えるか、パーカーが脱げなくなった。

入院前は腕はもう傷つける場所がないくらいになっていた。
入院したのは自傷予防の意味もあった。

この1ヶ月、入院生活に慣れることでいっぱいだったのと、
仕事からほぼ完全に離れた生活を送っていたから、
同期からLINEが来たときに、手の甲に爪を立てて少し傷ついたことがあったくらい。

一昨日の『上司来ること知らなかった事件』で、夜にかなり不安定になった。

頭叩く?いや、音でバレる。
爪立てする?爪切ったばかりじゃん。

ほぼ無意識にペンケースを開けていた。

クリップは持ってきていないはずだった。
けれど、レターセットに封筒をまとめるクリップが1つだけついていた。
そのままにしておくと目に入るから、ペンケースの中にしまっていた。

もちろん躊躇した。
けどすでに頓服は飲んでいて使えない。

泣きながらクリップで腕を引っ掻いた。
何度も。

翌朝、赤く線になって傷ついている腕。
アームカバーをして隠した。

『上司来ること知らなかった事件』は解決したけど、
自称「予期不安のプロ」の私は、すでに復帰後のことで不安になっていた。

あの人とどういう顔で会ったらいいの。
また動けなくなったら?
次は本当に休職になる。また迷惑かける。
育休明けのベテランの先輩が7月から復帰してる。私、必要?
出張も外勤も行けない。しばらく検査もできない。担当も持てない。
邪魔なだけじゃない?いる意味あるのかな。
また好きな仕事をできなくなるのかな。

条件反射のようにクリップを持っていた。

たった2日で赤い線だらけになった腕。
師長に謝ろうと思った。
師長は元々スクラッチをしていることを知っているから。

けれど、そういうときに限ってなかなか話す時間がない。

こんなときにセンター長がいたら…と思ったが、
きっとセンター長は「師長以外にもいっぱい人はいるでしょ!」と言うはず。
ここは逃げちゃいけない場面だと思った。

しばらく迷ったが、ナースコールを押した。
今日の部屋担当の看護師さんが来てくれた。

「ごめんなさい」とクリップを渡した。
怒られてもいいくらいなのに「教えてくれてありがとうございます」と言われた。
『自傷の開示があったら、まずは開示してくれたことを認める』とよく言うが、
本当に言うんだ…と思った。

もちろんクリップは回収されたが「やろうと思えば何でもできる」と伝えた。

自傷する前に伝える。
話す。
頑張る。

今、私ができるのは「休む」こと。
できることを、一歩ずつ。
大丈夫だね。

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◯今日のご飯
朝食
・ご飯
・みそ汁
・豆腐のそぼろあんかけ
・ほうれん草のなめたけあえ(なめたけやめてーー!!)
・牛乳

昼食
・ご飯
・すまし汁
・マスのネギみそ焼き
・春雨サラダ
・ライチ

夕食
・ご飯
・中華スープ
・すり身焼き(豆腐ハンバーグみたいな)
・あげとしらたきの煮物

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