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留学を決めた理由。あの選択をしたから、今があってこれからがある。

私は今年の9月から、韓国に語学留学をする。

渡韓する期間は6ヶ月間。それ程長い期間では無いかもしれないが、私にとってはとても大きな選択だった。

安定した仕事を辞めて、初めて長期間海外へ渡る。次の就職先が決まっているわけでもない。帰国したその先が見えているわけでもない。

けれど、私はやると決めた。

留学を決めた経緯

一年前の大きな選択

今から一年ほど前、私は将来について悩んでいた。自分が何をしたいのか、何が出来るのか、よく分からなかった。三年前についた医療事務の仕事にはほとんど慣れ、職場自体には給与面・福利厚生共に問題は無かったけれど、どこか自分の中に物足りなさを感じていた。医療事務の仕事以外も経験してみたいと、ぼんやり考え始めていた。

転職を考えてはみたものの、色々な転職サイトを眺めながら途方に暮れた。大学卒業後の経歴は、総合病院とクリニックでの医療事務経験が二回。何か特別な資格や経験があるわけでもない。自分を雇ってくれるところなんてどこにも無いと、落ち込んで絶望して泣いた日もあった。

そんな時に、Instagramのリールに流れてきた一件のプログラム。それが、このポジウィルキャリアだった。

転職サイトのエージェントとは違い、このポジウィルキャリアは、自分の人生をどう生きたいかという視点から、自分の過去・現在・未来と向き合っていくプログラムだった。

自分が何をしたいのか、どう生きたいのか。何が自分の足枷になって、どうすればそれを解消し、前に進むことが出来るのか。それを知りたいと思い、初回の無料カウンセリング後、正式に入会を決めた。

面談は10回。金額は総額で約50万。つまり、1回の面談が5万。私にとって、決して安い金額では無かった。けれどそれだけの金額をかけてでも、私は私を知りたかったし、前に進む力が欲しかった。

今考えると、ここでこの道を選んでいなければ、私は留学を決めることは無かっただろうと思う。

自分と向き合い続けた三ヶ月間

昨年の八月から十月。三ヶ月の間、私はとことん自分と向き合い続けた。毎週行われる面談と毎回出される課題をこなし、その中で自分が興味を持ったカテゴリの本を読んだりもした。

幼児期の両親との触れ合い、今も持ち続けているトラウマ、自分に自信がない原因や枷になっている言葉。そういったことを深掘りしていきながら、自分が今やりたいことは何なんだろうと考え続けた。

元々は転職をするつもりで入会をしたので、面談の後半では企業研究なども並行して行っていた。その中で最初に考え始めたのは、このポジウィルという会社で働いてみたいということだった。

三ヶ月間の面談の中で、自分でも実感ができる程に私の思考は肯定的に変わっていたし、周りからも「何か変わったね」と言われることが増えた。

きっと自分と同じように一人で悩んでいる人は多くいて、自分もその経験者として、変われた側の経験者として、その人たちに寄り添うことが出来るのでは無いかと考えたからだ。

変われたことの証明

そんなことを考えていく中で、ふと一つの疑問が浮かんだ。

私が変わったことを、どう証明できるのだろうか

もし今私がこの会社に入ったとして、誰かをサポートする立場になったとして、「私も面談を通して変われたんですよ!」と言ったところで、それを証明するものが何もないのではと思った。それではサポートをする側として、何の説得力もないのではと。

それならば、まずは自分が本当にやりたいこと、やりたいと思っていたけれど出来ていなかったことに着手するのが最優先事項ではないかと考えた。

これまで重ねてきた面談の記録、自分と向き合い続けて綴ってきた言葉、それらと向き合うと、私が好きなこと・やりたいことは明確にそこに記録されていた。

私は韓国語を学ぶことが好きで、将来は韓国語を使って仕事がしたい

自分の中で、はっきりと自分のやりたいことが定まった瞬間だった。

やりたかったことをやる

そうして私は自分の”好き”を人生の軸にすることに決めた。

私は大学時代に海外に対して興味が全くなく、留学をしたいと考えたこともなかった。けれど社会人になって、仕事をして自分の時間にも制約がある中で、大学生の時間があった時に海外に行ってみればよかったなと漠然と思っていた。

韓国が好きで、韓国語を学んで10年。それを実行するなら今だと思った。目標があって、モチベーションになるものがある。学ぶ意味がある。自分で計画を立てて、お金を貯めて留学して、実際にその国で暮らすという経験をすることに意味がある。

全てが自分の糧になると思い、留学を決意して、職場への退職を申し出た。

留学、そしてこれから

私は映像翻訳という仕事に興味がある。今はその夢に向かって、色々と準備中だ。生きた韓国語を学びたい、自分の好きな国や言語を実際に肌で感じたい。その経験が、帰国したその先で活かせたらいいなと思っている。

無理だとか簡単じゃないとか、そういう言葉を言われたこともあるけれど、それは他人の言葉であって、自分から出てきた感情ではない。自分のやりたいことの為には、努力できる力が自分には備わっていると信じている。

1年前にした大きな決断。そしてそれを経て決めた留学。

半年後、1年後の未来の自分が、あの時留学を決めたから今があるんだと思えるように。あの時必死に努力をした結果が、今に結びついているんだと言えるように。

自分の決断に自信を持って、これから先の未来を歩んでいこうと思う。





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