“しんどい”と言われた時、どのように返していますか(907字)

しんどいと言った時、“重いから言うな”と言う類いの言葉を投げ付けられたことは無いでしょうか。それも、一番理解して欲しい、と切望して来た存在から。

帰宅した途端、トイレに入り扉を閉めた途端、時には朝起きた瞬間から“あぁ、疲れた”、“はぁ、しんどい”と言う感情を感じ、時に口を衝いて出ることがあることは自分で知っていました。原因も解っていました。“心行くまでキチンと聞いて貰い共感を寄せて貰うことが無いから”、“言い掛けた言葉を聞こうともせず上から言葉を被せられたり、逆説を唱えられた経験”、“発言を遮断され思いを封じ込めて来たから”などです。言わない、言えない、だから見掛けは元気だったりします。

◯◯◯さんの周りを見渡してみると、SOSワードを発している方はいらっしゃいませんか。“疲れるね。どうしたらマシになるかな。”、“しんどいね。でも日々頑張っているね。たまにはゆっくりしよう。”など共感の声を掛けて差し上げられませんでしょうか。そのひと言で人は立ち上がれるものではないでしょうか。

満たされなさから来る心の辛さであれば随分軽くなることと予測します。病が原因でに疲れている場合であれば、病院に行く気力の源になりはしませんでしょうか。

共感の大切さを述べた直後に逆説的になりますが、“人間関係は対極の者同士が組み合わされる”とも聞きます。“あー言えばこー言う”と言う世界があり、逆もまた真なりです。世界は共感で溢れてはおりません。

そこで私自身は共感出来ない人間に言葉を発することを意識的に止めようと思います。マイナスの呼応を断ち切るためです。

残り時間が限られた人生、いちいち声を荒げる人達、逐一逆説や反論を唱えるような人達と戦う時間はありません。そう言う人間、と認識し気持ちの上で離れるのです。

共感の世界で生きる人間と、それ以外。注意点は、家族であれ、親しい関係であれ、長い付き合いであれ、人はそれぞれ、と認識すること。先生や上役の方々が正しいとも限らないでしょう。◯◯◯さんが、人を変えていく必要は無く、ただ、違うことだけは知って動きしょう。それが優しい言葉や態度を乞い続け、しんどくならない秘訣ではないでしょうか。

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