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ぴちっ しゃん

森ですごした三日間。沢がザーザーサー…。絶え間なく流れている。虫たちがしゃあしゃあ、りんりん、鳴く。空が高くて、ひろいひろい。
草がわしゃわしゃ伸びていて、草刈りをしていくうちに「こちらは刈ろう。そちらはなんとなく置いて差し上げよう。」という感じで、ええ感じのところは置いておいた。ワイルドストロベリーはあちこちで 、熟れてがくから落ちそうに。二株あるうちの一つの亜麻はカラカラになっていて浮き上がっていた。もう一つの亜麻は薄紫の花を咲かせていた。種から苗になったオクラを植えた。ルッコラは、森の誰かのご飯になった。きのこが、にょき、ぬーんと生えている。自然って、あるがまま、なすがままやなぁ。
「木苺はもうないなぁ…。桑の実どの木やったっけ…。」森を散歩していたら…
静けさのなかにも、草がサワサワサワと音を立てながら「…ハァ…」という獣の吐息が聴こえた。
わたしたちは声をころして、来た道をすたこらさっさっと足早に引き返した…。
わたしたちは、森で暮らしているけれど、沢、土、おひさま、木々、草、花、生き物…。みんなと、暮らしているなぁと感じる。

大鍋にエリンギ、しめじをオリーブオイルで炒めてきのこの香りがたってしんなりしたら、オイルを足して茄子を入れて炒めて茄子に油が回ったら酒、塩を入れてナンプラー、葱油で味をつけて水を足し、つくつく煮る。豆腐を入れて味噌を溶かしてスープにする。これを、三日かけて頂く。だいたい大鍋にスープを作って、そこへ麺を入れたり、そのまま汁物とおむすびを作って食べたり。

街と、森とを行き来する暮らしが一年。なにが目的とか、目標を掲げることない。
今、御縁で繋げてもらって、健康にすごせて、楽しませてもろて、ありがたいなぁ。

今朝は、雨音を聴きながら、白い空を眺めている。

お読みいただき、ありがとうございます。 とても励みになります! みなさまから頂いたエネルギーを巡らせていけるよう、精進してまいります!