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バガンでいちばんいい車

※本記事は2014年に書いたものです。

バガンでいちばん良い車は何だか分かりますか?
それはユニセフの車です。
いつ見てもピカピカで、同じ真っ白のランドクルーザーが3台いっしょに走るので目立ちます。

地元の人に何の団体だか知っているかと聞くと、たいてい「知らない」と答えます。
少なくともお金をふんだんに持っている会社だと思っている人がほとんどです。

ヤンゴン事務所の破格の家賃で問題になっています。
慈善事業じゃないとは思いませんが、視察に来た要人やVIP客を乾燥地帯の貧しい農村に案内する高級車は思いっきりギャップを感じますし、お金を集めるためにあそこまで磨くんだろうなあという印象を持ちます。

そして何よりその恩恵を受けられるのはごくごく一部に限られ、他の多くの人たちはユニセフの存在すら知りません。選ばれて莫大な資金でもって援助してもらえる部落は幸せでしょうが、それもただその後の資金集めの宣伝材料に過ぎない、といっては怒られますかね。

はたから見てますと、ユニセフの車が通るたびに、ああ募金をするなら現地に行って、直接お金なり物品なりを渡して、この人がこの人たちを助けるんだという目に見えた形こそが理想だなと思います。
そして実際そういう人もかなり来られてるんだと思います。

まあでも、ここには書きませんがユニセフに限ったことではありませんね(笑)。←ちなみに、これは2番目にいい車のことで、JICAのシーマでしたよ。(2020年追記)

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