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ハイパーゲーム大会日記

2024年3月16日、17日にKアリーナで開催されたハイパーゲーム大会を観に行ったので日記というか吐露。

まず、2023年の第一回のときはSS席かS席が取れたら行く、A席なら行かない、ときっぱり決めており、当たらなかったので家で観た。それでもとても楽しかったし、豪華な出演者にドラマのような展開と盛り上がりで、またあったら次こそは行きたいなと思っていたら、まさかの翌年にも開催。しかも「もう二度とやらない、最後」などと配信で話していたので、これはどうしても行かなくてはならない、と考える。
Kアリーナは一度行ったことがあり、今回でいうところのレベル7、A席(通称:登山)は味わったことがあった。電波の悪さと音の良さと帰り道の混雑を知っていて、音がいいと言ってもゲームのイベントだからやっぱり去年と同じくA席だったら行かないかな〜と思ったり、さらに言うならS席の範囲の広さにもちょっと懸念がありつつ、覚悟して申し込み。そしたら私は17日のS席が、同行者が16日のS席が当たり、両日参加することになった。

イベント一週間前


チケットを最速先行で取ったので安心しちゃって、あんまりハイゲのことを意識していなかったんだけど気づいたら一週間前で、チームも決まって事前顔合わせ配信などもあって、急に気が気じゃなくなり始める。仕事があまりにも忙しくて平日はひたすら体調を崩さないことを祈ったり、直前で今更だけどなんか作りたい! と仕事の昼休みにダイソーでうちわ買って夜に作りだしたり、後発表された席が二日とも1階アリーナ中央だったのでさらに焦って……など、とにかく落ち着かない日々を過ごしていた。

迷走うちわ・表
迷走うちわ・裏


3月16日

マジで朝起きて熱があったらどうしよう、とハラハラしながら起きた。
16日は事前に申し込んでいたグッズ引換時間が10:30だったので、10時に駅に着くように会場へ。Kアリーナに向かう途中から、周りの人々の服装や雰囲気に目が行く。出演者、知らない人がいないしなんなら深く知っている人ばかりだし、グッズやTシャツとかも大体見覚えあるものばかりだから、「この人たちもこれからKアリーナに行くんだ」と確信する。イベントやライブ特有の、最寄駅から好きなものが同じ人が集まる異世界に来た感じを味わうことって別に珍しいことではないんだけど、これがバンドとかアイドルとかじゃなくって、所謂ゲーム実況者やストリーマーというのがこの上なく不思議な気持ちになる。

前提として、私はゲーム実況がゲーム実況というジャンルとして確立しはじめるニコニコ動画黎明期からゲーム実況というものを見ているから、このジャンルが世間的に認められていない時期も見てきたし、ゲーム実況で金を取ることの是非を問われて炎上した人もいたのも知ってる、そんな風に、どれだけゲーム実況者が強い向かい風を浴びてきたかを知っているのもあり、それを好きな人たちが約2万人も集まり、好きであることを堂々と宣言やアピールできる環境であること自体にまず感慨深くなってしまった。

そして加藤純一というかうんこちゃんという男に関しては、6ポケの投稿初日から見ているので、彼此14年ほど好きでいる。出演者のなかだと、もこうも同じくらいだと思う。また、他にもはんじょう、おにや、かものはし、しょこ、ゆふななどのように、加藤純一やもこうとの共演きっかけとして知り、好きになって今や大人気になった人も数多くいれば、加藤純一の友だちだから観ていたら配信者になってた布団ちゃん、後は元々はちょっと自分の範囲外で人気だったけれど、これまたやっぱり加藤純一をきっかけに好きになった元DETONATORのメンバーやk4senさんやわいわいさんなどなど、今は日常的に動画や配信を観ている人々が、この大きな舞台に立つこと。
さらに言うなら、ゲームのラインナップですら、PUBGやApexなど、加藤純一をきっかけに自分でもプレイするようになったものばかりで、本当に加藤純一を好きで、加藤純一に作用されて人生を生きてきた自分のためにあるような、信じられないようなイベントだということをあらためて直前になって自覚し始めて一気に頭がぐるぐるし始める。

そんなことを考えながらも、時間は淡々と進む。会場に着いてから引けるオンラインガチャもあって、フード列に並びながらガチャを引く。同行者がS賞の加藤純一当ててビビる。いくつかはSNSで交換募集をして、時間を合わせて交換していただく。ホテルに荷物預けに行く。ガチャ景品受け取るため長蛇の列に並ぶ。などなどやってたらあっという間に開場してた。
ちなみに同行者は2017年ごろからの付き合いなのだけれど、私の日常に加藤純一があるので、普通に加藤純一の話をしていたら、あっさりと同じように沼に嵌った人間。自分がこういうイベントに行くこと自体も感慨深いけど、まさか人と行くことになるとはという驚きもある。なんなら普通に、自宅で人と一緒に住んでるのに、毎日加藤純一とかの配信観る生活が続けられてることってとても幸せなことな気がする。


入り口のやつ
コラボフード
グッズ
家に飾った加藤純一のS賞


開場後、入場待機列に並んでたら普通にオーイシマサヨシさんがいて二度見する。

入場して席に着く。アリーナ上手寄り中央というとても観やすい席で、さらに緊張し始める。
開演のときは、1分前から表示された画面に合わせて、会場中が大声で数字を叫びカウントダウン。もう心臓止まるかもしれん、と思ったところで開演、あのかっこよすぎるOPが流れ始める。イベントって生で観に行くと、OPとか演出があまりにも感情の昂りに効くと常々思っているのだけれど、ハイゲも正にそうだった。さらには、メンバーが紹介されるたびに、会場中からそのメンバーの名前を叫ぶ声に包まれるのも熱かった。特にはんじょう、おにや、おえちゃんあたりの歓声は凄かったな。例外じゃなく私も叫んだ。二日間、わりと叫びっぱなしだったので喉が枯れた。あんまりこういうイベントで声を自ら挙げた経験は過去にないんだけど、思わず声が出てしまったし、声を出すことが正解というか、この場にとても適している気がした。

そして各チームの登場が終わり、最後にチェアマンの加藤純一がステージから迫り上がってきたとき、「あ、明日ハイパーゲーム大会終わったら私死ぬかも?」と勝手に思ってた。そんな、これまでの自分が過ごしてきた人生が一気に整ったような心地だった。

後は、各ゲームの話というか雰囲気の話なんだけど、アセットコルサとかは配信上だと盛り上がりに欠けたみたいな意見も読んだんだけれど、会場内にいた身としてはすべてのゲームが大盛り上がりだったなという記憶しかない。ずっと歓声あがってたし。贔屓目かもしれないけど、生ってそういうものだなとも思う。一日目はFIFAとPUBGの加藤純一軍団戦とアセットコルサ大将戦に笑い過ぎたし、後ドリームメンバーによるスイカゲーム王決定戦も最高だった、一般人になった馬場豊さんも応援し続けたい。
そういう、会場にいたから気にならなかった、みたいなものはゲーム以外のこともすべてそうで、ガチャとグッズとご飯が即売り切れるとか、ドリンク列やばすぎるとかそういうのはあったけど、何よりあの場にいることができた幸せがどうしても大きかった。一切何も思わなかったは嘘だけど、そこまで愚痴りたくなるほど深く考える対象にはなかったというのが本音。

終演が大分遅れ、コンビニでご飯を買ってホテルに向かうも、コンビニもホテルもハイゲのお客さんだらけでこれまた感慨深くなる。二日間感慨深くなってばかりだった。
花粉と観戦疲れで、裏ハイゲが早く終わったことにちょっと感謝しながら死んだように眠る。


3月17日


ホテルチェックアウトして、昨日、フードを朝イチで食べた結果、後半はフード・ドリンク列が混みすぎて買えず、お腹が減っちゃった反省を生かし、まずは近くのお店で朝食をしっかり食べる。その後会場に向かったら、ホテルの窓からも見えていたから「もしかして……」とは思っていたんだけど、昨日の数倍くらいの行列がどのフードにもできていて驚く。
加藤純一ともこうのフードは昨日食べていたので、今日は早めに入場して会場内でご飯を手に入れておく作戦を取り、カツサンドとたい焼きとドリンクをゲット。Kアリーナの7階のバーでは、FFやドラクエ、アンダーテイルなどなんとなく加藤純一を連想させるメドレーが流れていたのもよかった、ずっと居たくなる。

ステッカーももらえた

そしていざ始まった二日目は、昨日より落ち着いて見れるかなと思ったんだけどやっぱりOPからかっこよすぎて無理だった。

伏せられていたハイパー企画がマリオメーカー2とフォールガイズという嬉しいラインナップで、マリオメーカーではかものはしが去年に続けて1位を取ったときは叫んだし、因縁のおえちゃんvsたいじも見ることができて感無量。フォールガイズも、ずっとやってたイメージが強いk4senさんがクラウン取ったのも感動した。
そしてApexではこれもオンライン組云々で色々荒れたけれど、会場は特に冷えていなかったと思います(オンライン組のうまうまプレイが抜かれたときも普通に盛り上がってた)。
でもやっぱり天月が煽ったとおり、オフライン組のチャンピオンは観たいよね〜という雰囲気があるなか、会場や加藤純一の期待に応えて、強い強いオンライン組を倒したうえでチャンピオンを取ったからこそより盛り上がったと思う。ユリース、すもも、天月最強!!

そしていよいよ最後の種目、スト6。もう、スト6の時点でゲーム的に盛り上がることは確信していたけれど、いや、それにしてもここまで盛り上がることある!? と驚愕するくらいの盛り上がりだった。すべての試合が良すぎて、ベストバウト決めるのも難しい。
じゃすvsしょこの、緊張を背負った姿が目に見える戦い、クラシックA.K.Iというレアキャラの激ムズコンボ、ゆふなvsゆゆうたの熱気と闘志、拳のぶつかり合い。あまりにもギリギリ過ぎたこくじんvsよしなま。一秒一瞬たりとも見逃せない頂上決戦、こくじんvsたいじ。後個人的にはおにやvsもこうの師弟対決はいろんな感情に揺さぶられすぎて感情持ってかれた(↓そのときのつぶやき)。

特に会場では、ゲームの音、歓声、チームの応援などなどすべての音が本当に凄くって、一つひとつの挙動に声を出すというよりは、すべての勢いに巻き込まれてついつい漏れてしまうという感じだった。最初、Kアリーナでやると聞いたとき「音が良いけど、音楽聴くわけじゃないしな〜」と思った自分が浅はかだった、めちゃくちゃ音が重要だった。

特に泣けたのは、こくじんさんのとても大きなガヤが終始目立っていたんだけど、それにどんどん会場が影響されていったところ。
リュウの電刃錬気のときに会場中が「集中!」と合わせるシーンや、こくじんvsたいじでは、後一本で決着が着くというときに、それまでこくじんさんが毎回応援で叫んでいた「リーチ!」を会場中が叫ぶシーンなどもあった。

激戦を乗り越え、一日目最下位だったもこうチームが優勝し、これ以上ない盛り上がりのなか、幕が閉じた。

祭りの後はあまりにも寂しくて、今この日記を書いている最中もとても寂しい。

一日目、迫り上がる加藤純一を見ながら、「あ、明日ハイパーゲーム大会終わったら死ぬかも?」と思ったと書いたけれど、なんならその気持ちはまだ今もあって、ハイパーゲーム大会が終わったあと、何を考えてどう生きればいいのかよくわかんなくなっちゃってる。
ただ、だからこそ、ハイゲ振り返り配信もいいし視聴者としてもずっと振り返りたい気持ちもあるのですが、イベントの余韻に浸らせないような日常の配信をしてくれる配信者たちにも感謝しています。今は今週末の初心者オーバーウォッチを楽しみに生きている。
そしてこの吐露を書き終えて、私も一旦日常に戻る努力をしたいと思う。二度と無いと言っていたけれど、なんとなくまたあるような気がしてしまうし、願ってしまう。ハイパーゲーム大会、またあるといいね。そのときのために、元気に生きていきたいね。

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