【小説】the second dinosaur from the last.
昔から、何かと一人でやろうとする。
高校二年生、お前が生徒会長になったとき、全校生徒を驚かせるために、文化祭でサプライズをしかけると言い出した。毎日委員会の仕事を終えた後徹夜で計画を練って、授業中ぐうぐういびきをかいていたお前。あまり目立つ生徒ではない俺が、お前のフォローのために教師に嘘を吐くのはなかなかに疲れた。そうして迎えた本番の日。体育館の入場口でばらまかれた金テープに花にお菓子。副会長も書記も知らなかったって、一体、なんのための生徒『会』なんだよ、バカ。
一人